漢方の基礎知識
陰証・陽証(いんしょう・ようしょう)…身体のバランス
陰陽という言葉は、私たちの日常生活のあらゆるところで使われています。例えば「陽気な性格」とか「陰気な場所」など言いますよね。活動的で熱性・積極性のものを「陽」、非活動的で寒性・消極性のものを「陰」として捉えています。漢方において、身体が健康な状態にあるということは、身体の内部で陰陽のバランスがうまく保たれ、自然の変化に伴って、そのバランスが最適の状態に調節されていることです。漢方治療は、そのバランスの崩れを把握し、回復させることが基本です。
- 陰証を示唆する症候
- 寒がりで厚着を好む
- 電気毛布など温熱刺激を好む
- 口渇はないが温かい湯茶を好む
- 顔面が蒼白
- 低体温(36.2℃以下)傾向
- 温めると症状が軽減する
- 陽証を示唆する症候
- 熱がりで薄着を好む
- クーラーなど寒冷刺激を好む
- 口渇があり冷水を好んで多飲
- 顔面が紅潮、眼球の充血
- 高体温(36.7℃以上)傾向
- 冷やすと症状が軽減する