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研修の感想

 研修を修了した医師および医学生の感想を掲載しています。限られた期間ではありますが、研修を受けられた方々は多くのことを学んでいらっしゃいます。皆さまに、少しでも、当科での研修の様子をイメージしていただければ幸いです。随時更新しますので、どうぞご覧ください。


2017年

学生 熊本大学既卒 Mさん 2017年7月

 今日午前中は外来を見学させて頂きました。症状と診察のみで処方してゆく速さを見て、技術の高さを感じ、東洋医学の凄さを少し拝見させていただきました。西洋医学とは異なる過程で物事を見てゆく手法がとても新鮮に感じられ、午後からの回診、カンファでも様々な症例を見させていただき、興味深かったです。今日は1日ありがとうございました。

学生 大分大学医学部6年生 Yさん 2017年6月

 2週間、短い間でしたがありがとうございました。学生が自分一人ということで非常に肩身の狭い実習になるのかと思っておりましたが、先生方やスタッフの方々のおかげで自分なりに良い実習をする事ができました。今では非常に名残惜しく思っております。さて、漢方に関してですが、自分は非常に漢方に対して懐疑的でした。漢方は経験則に重きがあり、数として表されないことが多く感覚的である、という理由から、西洋医学を学んできた私としては漢方をそういうふうに見ておりました。しかし、実際に田原先生の外来や、先生方のレクチャーにおいて、西洋の医学では治療できない疾患を完治させていらっしゃることを多く見て、将来は今より更に多くの患者さんのため、漢方を適切な形で多くの医師が使えるようになれたら良いことだと今では思います。2週間で自分の漢方への知識はそんなに多くはないと思いますが、ここで実習させて頂いた分、自分が実臨床に臨む際には多くの漢方の選択肢を常に持っておきたいと思っております。改めて2週間ありがとうございました。

学生 大分大学医学部6年生 Sさん 2017年6月

 2週間大変お世話になりました。大学で学べない内容の実習で、もののみかた、考え方など、とても斬新・新鮮で驚きの連続でした。レクチャーや実習を通じ、漢方の考え方に触れることで、自分の中に新しい武器を手に入れたような気がします。あ、いや、2週間で手に入れただなんておこがましくて言えないです。恐縮です。将来治療に行き詰まった時、この2週間の経験をフル動員して対応していきたいと思います。AIの発展にも負けられません。田原先生、皆様、お忙しい中実習を受け入れて下さりありがとうございました。今後ともよろしくお願い致します。

学生 大分大学医学部6年生 Sさん 2017年6月

 2週間大変お世話になりました。実習のはじめから少しずつレベルアップできるようにレクチャーがあり、毎日少しずつ少しずつ、分かることが増えていきました。私が精神科志望ということに合わせて、その時に役立つ内容や考え方を特に多めに教えて頂けたようで、大変ありがたかったです。薬剤師としても以前から疑問に思っている漢方の服薬方法や、作用などを、これ以上気軽に詳しい先生方に直接お聞きできることはないと思い、細々と色々質問させて頂きました。医師になる前にも薬剤師の仕事にすぐに生かしていきたいと思っております。どの先生方もご多忙そうですが、是非お身体にはお気をつけ下さい。田原先生をはじめ、先生方、柳原先生、外来スタッフの皆様、どうもありがとうござました。

学生 大分大学医学部6年生 Sさん 2017年6月

 2週間という短い期間でしたが、想像以上に密度の濃い時間を過ごすことができました。今まで机上の勉強がほとんどだった東洋医学・漢方だったのですが、今回外来で脈診・腹診・舌診を学ぶ事ができましたし、電気温鍼や鍼灸手技も見学することができました。何より漢方を服用している患者さんが実際に飲んでみて「とてもよく効いた」「体がポカポカした」とおっしゃっているのを聞いて、漢方(生薬それぞれ)の効能を生の声で聞けたことがとても貴重な体験となりました。実習以外でも、田原先生をはじめとした諸先生方と漢方に関してや、治療した患者さんについてお話しすることができたことも学生の特権だったなと思います。今後いずれの診療科に行くとしても漢方は役に立つと確信していますので、また医師になった後、先生方にご助言いただけたら幸いです。2週間ありがとうございました。

学生 岡山大学卒 Yさん 2017年6月 

 1日のみの実習でしたが、公私に渡り色々と密度の濃い話を聞き、勉強になりました。今回は漢方の初歩の初歩にしか触れることが出来ませんでしたが、是非また勉強に来させていただきたく思いました。病院見学か、初期研修か、その後、ご縁がございましたらよろしくお願い申し上げます。

医師 山梨県立中央病院 総合診療科 A先生 2017年6月 

 本日は見学を受け入れてくださりありがとうございました。外来見学、レクチャー、生薬の試飲など、驚きもありましたがとても勉強になりました。
 当院総合診療科の外来でも、西洋薬では改善しないさまざまな訴えをもつ患者さんが多数おられます。そのような方々に適切な漢方薬を処方できることが、今後の診療の幅を更に広げることにつながると感じました。
 是非3ヶ月の研究を貴科にて行わせていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

学生 大分大学医学部6年生 Hさん 2017年5月

 2週間長かったような短かったような、とにかく濃い時間を過ごさせて頂きました。
 多種多様なめぐり合わせの中で、それぞれの先生方が漢方医に可能性を見出し、漢方薬治療を極め深めているこの科を見学できて良かったです。実習中は、全国各地から飯塚病院の漢方診療を見学に、たくさんの先生方が来られておりました。その先生方も自分の診療科の限界を感じておられ、それらを克服する方法として漢方医学に可能性を感じたというお話を聞きました。自分もこれからその限界や壁はいつか感じるはずですし、行き詰まれば漢方医学にすがってみるという選択肢を学生の間から持てたことは自分の大きなadvantageになると思います。
 田原先生の「そこに患者は1人だし、それを治すのに西も東も関係ない。」という言葉は端的で、自分の世界・価値観を広げる金言となりました。漢方医学の知識もたくさん授けて頂きましたが、正直使いこなせている実感はありません。話についていくことで必死でしたが、自分で漢方薬を使う時には、この飯塚病院での実習ファイルを引っ張りだしてにらめっこしながら使います。それでも足りなければ、また是非この門をたたかせて下さい。
 2週間漢方診療に加え、先生方からたくさんの訓戒を賜り、自分の世界の小ささを認識し、大きな価値観の変化がありました。どの診療科の実習よりも自分にとって有意義なものとなりました。何一つ恩返し出来ませんでしたが、東西両刀の良い医師になることで少しずつ返していきたいと思っております。先生方をはじめ、看護師さん、アイン薬局の薬剤師さん、クラークさんにも感謝致しております。

学生 大分大学医学部6年生 Nさん 2017年5月 

 2週間大変お世話になりました。あっという間でした。まだまだ勉強し足りないと感じていますが、今はとりあえず国試に向けて西洋医学に戻ります。この2週間ですっかり忘れてしまったので、思い出さないといけませんね・・・。
 この実習では最初の頃、午後疲れてくると先生方の会話が外国語のように頭に入ってこなくて、「大変なところに来てしまった・・・」と思ったりもしましたが、だんだん慣れてきました。慣れた頃に終わってしまうので悲しいですね。
 お忙しい中レクチャーをしてくださり、レクチャー以外の時も優しくご指導してくださったり、サポートしてくださったりとみなさん親切で、本当に楽しい2週間でした。次は自分で臨床をしながら実践的に勉強したいと思っています。
 今後もよろしくお願いいたします。2週間ありがとうございました。

医師 2016年9月 U先生 飯塚病院 歯科口腔外科 研修医

 9月5日(月)から約1ヶ月間、お世話になりました。
漢方診療科で研修させていただき、歯科医師の立場から見て毎日が新鮮で、田原先生の診療に陪席させていただくことが楽しかったです。
薬局での丸薬作りや、薬剤部での煎じ実習など、普段歯科医療を行う立場では決して経験できないことも体験でき良い勉強をさせていただくことができました。
 口腔内QOLを考えることはもちろん、全身状態についても配慮できる歯科医師になることが目標です。
 漢方の考え方は、病気そのものだけでなく、全身状態を軸に考えていくという点で深く感銘を受けました、漢方の治療こそ「人を診る」治療ではないでしょうか。
 歯科は医科に比べ、できることは限られているかもしれませんが、漢方とのつながり、そして漢方診療科の先生方とのつながりを今後も切ることなく関わらせていただけたらと思います。1ヶ月間、ありがとうございました。今後ともよろしくお願い致します。

医師 2016年9月 A先生 北里大学東洋医学総合研究所

 短い期間でしたが、4日間本当に色々とありがとうございました。
 こちらに来る前から盛りだくさんの予定表で、医局の先生達にもうらやましがられ、楽しみにしていました。どれも想像以上の内容で、1日があっという間に過ぎました。
 北里は研究要素が強い雰囲気の病院で、入院患者さんもいないため、入院施設があり、臨床にも強い飯塚病院はとても新鮮でした。入院患者さんがいると大変ですが、やはり漢方治療で毎日の変化を実際にみられることは、非常に勉強になり大きいなと思いました。また、和漢食は北里ではやっていないため、とても興味深かったです。
 北里に帰ってから報告する内容が多すぎて大変です。
 また学会などでお会いできる日を楽しみにしています。本当にありがとうございました。