こんなときには漢方
過敏性腸症候群に四逆散
過敏性腸症候群への対処
- 桂枝加芍薬湯
- 過敏性腸症候群の第一選択薬。比較的体力が低下している人で、腹痛、腹部膨満感、排便異常がある場合に用いる。腹直筋の緊張を認めることが多い。便秘が著明な時は、桂枝加芍薬大黄湯を使用する。
- 香蘇散
- 比較的体力が低下した人で、不安、不眠、抑うつ気分などの精神症状を伴い、左上腹部膨満感を呈するやや便秘型の過敏性腸症候群に用いる。
- 半夏瀉心湯
- 体力中等度の人で、心理的背景があり、お腹がゴロゴロ鳴ったり、下痢したりする過敏性腸症候群に用いる。心窩部を押さえると抵抗と圧痛を認めることが多い。