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心不全ケア科について

取り組み

 心不全ケア科は、循環器内科の中でも慢性心不全の管理を主に行う診療科です。
 心不全パンデミックが叫ばれる中、再入院予防への取り組みを行うとともに、名前のとおり患者さんを「治療」という観点とは別に「ケア」を行うことを目的としています。

 当院循環器内科では、九州トップクラスの年間400例を超える心臓カテーテル治療や120例を超える不整脈へのカテーテル焼灼術等、さらに外来心臓リハビリテーションや睡眠時無呼吸外来も併設し、充実した治療を行なっています。しかし、超高齢化社会に伴い心不全患者の数も年齢もともに上昇し、入退院を繰り返す症例が増加していることが大きな問題となっています。

 また、心不全治療を阻む要因として、心疾患重症化以外に社会的要因(高齢、認知症、老老介護など)への対応が迫られています。さらに、年齢や心情的に積極的治療を希望されない患者さんも多く、患者さん一人ひとりの人生に対する価値観をしっかり考慮する必要もあります。このように、心不全といっても多様なバックグラウンドを持ち、治療中心の医療だけでは限界があります。そこで当院では、心不全を包括的に考えるために心不全ケア科を設立しております。

 具体的には、入院患者さんへの疾患理解のために毎週院内で心臓病教室(医師、管理栄養士、薬剤師、リハビリテーション科、各項目40分程度)を行っています。また外来患者さんも対象とした外来心臓病教室は、毎週火曜日に各項目を一つ行い、1ヶ月間で全ての項目が履修できる内容になっています。心臓リハビリも、院内のみならず退院後の外来でも継続できるように、外来通院中の患者さんにも積極的に参加いただいています。

 また、心不全終末期の緩和医療導入も計画から実行に移りつつあります。当院の緩和ケア科と合同で運営しており、心不全緩和ケアカンファレンスなどを通じて患者さんによりやさしい医療を目指します。

 これらの活動を、看護師、管理栄養士、薬剤師、リハビリテーション科、ソーシャルワーカー等多職種による心不全チームで行い、さまざまな視点から患者さんの治療、苦痛緩和を出来るよう活動しています。

専門医師

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