センター30周年を迎えて
1988年に、心臓血管外科の開設と共にそれまで行われていた循環器内科診療の充実と合わせて当センターが開設されました。その後、筑豊地域の多くの医療機関に支えられ、2018年で30周年を迎えることができました。開設当時は、循環器内科と心臓血管外科が協力体制を持ち、尚且つセンター化された専門機関は数少なく、開設当時より培ってきた内科・外科の密接な連携が当センターの大きな強みだと言えます。
30周年を迎える本年、その連携を活かして経皮的大動脈弁留置術(TAVI)を導入し、心臓移植医療以外の全ての循環器疾患が当センターで完結出来るような体制を構築します。
また、最先端の治療技術実現に並行して、今後日本国内において極めて重要な課題となっていく心不全治療について、心不全ケア科を開設し、心臓リハビリテーションにおける理学療法士の奮闘と合わせて、病診連携も取り入れつつ、地域一体となった心不全治療の実現にも取り組んでいます。
次の10年、さらに充実した40周年を迎えられるよう、今後も循環器病センター内科外科さらに多職種全スタッフで協力しつつ、日々進歩する循環器領域の治療技術の筑豊での実現のため頑張っていきたいと思います。