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飯塚病院 TQM活動報告

飯塚病院 TQM活動報告

第30回(2022年)
第26回(2017年)~
第25回(2016年)
第21回(2012年)~
第20回(2011年)
第16回(2007年)~
第15回(2006年)
第11回(2002年)~
第10回(2001年)
第6回(1997年)~
第5回(1996年)
第1回(1994年)~
第30回(2022年) 第29回(2021年) 第28回(2019年) 第27回(2018年) 第26回(2017年)

第30回(2022.10.15)
No 部署 テーマ 受賞
サークル名 テーマ選定理由
1 13A・北6階 緊急入院時における妊産婦の待ち時間短縮  
コウノドリ
~妊産婦の架け橋~
周産期における緊急入院は、母体・胎児の生命に関わる事態が発生する可能性があり、医療や看護をいち早く提供する必要がある。そのためには病棟や外来での速やかな対応が必要である。しかし現状は、緊急入院時の準備に時間を要しており、妊産婦を待たせている。今回、妊産婦の緊急入院において待ち時間を短縮し医療や看護を早く提供するために活動したい。
2 西2階 16時以降の緊急度の高い指示を減らす  
ここからは時間外労働です
~時間外指示0~
当院では、セル看護提供方式のタイムスケジュールに沿って業務を行っており、16時以降の緊急でない指示は受けないこととなっている。しかし、現状では、翌日の検査や前処置など、日勤のうちに受けておかないと夜勤に支障が出る指示入力も多い。また、当日や翌日朝から内服開始の薬剤や注射の指示入力などもあり、業務に支障を来している。今回、現状を把握し、緊急度の高い指示入力を減らす取り組みをすることで、業務の負担を軽減したい。
3 リハビリテーション部 患者さんの有効なリハビリ介入時間を増やしたい 優秀賞
お客様賞
もっと、も~っと、
リハもっと~♪
リハしてちょう~だい♪
リハビリでは患者一人当たりの介入時間が限られている。実際にリハビリに充てられる時間が短くなることで、リハビリの質が異なる可能性がある。その要因として、検査や処置による呼び出し、運動機器の順番を待つ時間、介入中のルート整理、セラピスト毎での準備に要する時間の差などが考えられる。今回は、これらの要因による「ムダな時間」を明確化し、確実に実行できる対策の立案・実施によりリハビリの質の向上を図りたい。
4 中央3階 整形外科患者の円滑な退院支援を行う  
チーム コツコツ
~退院への架け橋~
当病棟は整形外科が主科であり、術後継続リハビリが必要な場合は転院調整が開始される。 しかし、実際には、入院中に、主治医・患者の退院後の意向を確認できる機会が少なく、リハビリに対する不安から、自宅退院間近に転院を希望することがある。転院調整の開始が遅れることで、入院が長期化し在院日数が長くなる。そこで、患者の意向に沿った最適な療養生活場所に退院できるよう、早期介入し退院支援を開始したいと思いこのテーマにした。
5 栄養部 栄養部働き方改革! ~患者さんと調理スタッフの笑顔のために~ 審査員特別賞
TIME 研究所 給食部門では朝5時から夜20時まで、365日、休まず、3食の食事を提供しており、スタッフは不規則な勤務体制で、かつ限られたマンパワーで業務を行い、どの世代でも働きやすい環境の改善が必要とされています。患者さんの元気のもとは調理スタッフの笑顔で作る料理であり、それを実現するための業務タイムスケジュールの改善に挑戦したいと考えています。
6 中央6階 退院前日の準備にかかる時間を短縮したい  
緩和流 Go To
おうちのSDGs
緩和ケアの患者は退院希望があればすぐに調節を始めるため、退院が数日前に決まることが多い。また、現在退院指導が標準化されておらず看護師によって個人差があることや、面会制限のため家族との関わりがもてず、退院直前に指導となる。加えて、疼痛コントロールで医療用麻薬など薬剤調整をするため、医師への確認や指示受けに時間がかかる。そのため退院前日の準備に時間を要し看護師の心理的負担になっている。
7 ICU 安全具の適正使用を目指す  
守り隊(帯)安全 ~忙しいを言い訳にしません~ ICUでは多数のデバイスが挿入され、鎮静を必要とする患者やせん妄の患者も多数おり、安全管理のためにも安全具の使用頻度が高くなっています。そこで、一年前よりICU独自の身体拘束チェックリストを作成し、日々のカンファレンスで活用するように周知していますが、活用方法にバラツキがあります。また、身体拘束についての学習会を行ったり、安全具解除率の調査を行っていますが、安全具に関して個々の認識に差があるのでアセスメント不足となり、漫然と安全具を使用しているのではないかと考えました。身体拘束チェックリストの認識の統一と項目の再検討を行うことでアセスメントを充足させ適切な安全具の使用に繋がるのではないかと考えました。
8 東8階 夜勤者の出勤時間を定時(18:30)に近づける  
8★Solare(エイトソラーレ) セル看護提供方式の効果で日勤帯での始業前出勤は、ほとんど定時刻での出勤を可能としている。しかし、夜勤始業開始時間においては自部署全体の約73%の者が、夜勤始業開始時間より30分以上前に出勤している。夜勤の始業前業務を改善する事で、夜勤者の始業前出勤時間を定時に近づける事が出来るのではないかと考えた。
9 E4救急・HCU・
H2救急・地域連携センター
救急病棟としてスムーズな入退室を行い業務に要する時間を見直す  
救急病棟24時 患者へのケアなどを充実させるため、入院から退室までのどこに時間を要しているか、業務ごとに時間を測定し見直す必要がある。COVID-19感染の影響で、E4救急の入室後は看護師が家族へのアナムネのため病室を離れることもあり、患者のベッドサイドから離れることになる。退室時も患者必要物品の確認と退室情報の連絡などがあり離席することがある。できる限りベッドサイドケアを充実させるため入退室にかかる看護師の離席を最小限にする必要がある。
10 中央検査部 耳鼻科領域の穿刺吸引細胞診における不要な穿刺の削減 最優秀賞
そこまでいってみて
委員会 part2
-耳鼻科穿刺プログラム-
唾液腺腫瘍等に対する穿刺吸引細胞診は、特に良悪性鑑別において有用であり、広く用いられているが、一部では「検体不適正」として判定せざるを得ない症例がある。このような場合、後日再穿刺が必要となることもあり、患者・医療従事者ともに負担が増加する事となる。検体不適となる症例数を減少させることで、術前診断に有用な情報を提供できるとともに、患者・医療従事者双方の負担を軽減することにつながると考える。
11 薬剤部 薬剤ピッキング時における取り間違え防止策の強化 優秀賞
業務の鉄人 調剤室は全ての院内処方が集約される場であり、約1900種類もの薬剤を取り扱っている。これらの薬剤には名称や外観の類似、複数規格の存在のため、調剤時に取り間違えが発生し得る。薬剤の取り間違えは誤投薬リスクが高まるため、医療安全の観点から調剤過誤防止策の強化が非常に重要である。 そこで今回、医療安全対策の推進を図り、患者不利益回避のため、薬剤ピッキング時の取り間違えを未然に防止するテーマを選定した。
12 東5階 環境整備や保清に関する看護ケアの向上 審査員特別賞
私の家族を泊まらせ隊 忙しいを理由に保清・環境整備が後回しになっており、スタッフの意識の低さが大きいと感じた。より良い環境で過ごす・清潔保持は看護の基本であり、患者の隅々に気を配ることで患者の変化にいち早く気づくことにも繋がる。それは看護部理念・目的にある私たちのあるべき姿である。きれいの基準を考え統一することで一貫した保清・環境整備の提供の実施や、病棟の保清・環境整備に関する意識の向上を図りたい。
13 中央5階・南3A病棟・
薬剤部・医療安全推進室
内服のインシデントを減らす  
内服戦隊アンゼンジャー C5Fでは、循環器・心臓血管外科病棟であり利尿剤や抗凝固剤等、日々内服の変更が多い。一方S3Aも3つの内科を抱える病棟で、抗癌剤や血糖降下剤等変更に伴う重複、未実施、過量内服が多い。また、手術や検査時の一時的な内服中止も多い。周手術期における血糖コントロールや心不全管理など他科併診で内服調整を行うこともあり、処方切れの見落としや再開忘れが起こる可能性が高い。重要な薬剤のインシデントを予防することで患者の安全を守り、信頼の損失を防ぐことができると考えこのテーマを選定した。
14 西1階・西3階・看護部長室 西3階病棟看護師の精神看護スキルと自己効力感の向上  
ここから 西3Fは一般病棟で対応困難な不穏のある患者を受け入れており、看護師は身体管理から精神看護まで幅広い知識と技術が求められる。病棟看護師へのヒアリングでは、日々の業務に忙殺され、不穏患者に対する精神看護スキルを高める機会もないまま、自己効力感を低下させている実態が窺えた。TQM活動により、西3F病棟のストレスの実態と強みを評価し、リエゾンチームや西1Fと連携し、精神看護スキルと自己効力感の向上を目指したい。
15 救命救急センター・H2救急 ER大処置ブース待機時間の短縮および大処置ブースの確保 最優秀賞
お客様賞
安心して下さい、
空いてますよ!!
(大処置ブース)
COVID-19流行に伴い、隔離ブース設置され救急診療が行われる大処置ブース数の減少が余儀なくされた。その為、救急搬送患者の受け入れに関しても制限される事が多い。大処置ブースが満床の際は、搬送依頼を断ざる終えない状況や、紹介患者を受け入れ可能な状況となるまで前医で待機させている現状がある。また緊急度の高い患者の外来受診の際や院内急変時は、早期に大処置ブースの確保が必要となる。今回、大処置ブースの滞在時間短縮に努め、重症患者をいつでも受け入れることのできる大処置ブースの確保に取り組みたい。
16 北5階・医療福祉室・
小児科・NICU
医療的ケア児の地域連携推進 ~サポートファイルの有効的な活用~ 審査員特別賞
iCARE(イケア)
(良いケア・医療的ケア児)
医療的ケア児は入退院を頻繁に繰り返す事が多いが、ケアの情報が多く変更点がある。入院の度に新しい情報を聴取することに時間を要すため、入院手続きに時間がかかり、保護者もすぐに帰ることが出来ない現状がある。このため、地域関係機関が共同で作成したサポートファイル(飯塚圏域での公的な情報活用シート)を有効活用することで、入院手続きにかかる時間を短縮し、地域関係機関と円滑な連携に繋げたい。
17 がん集学治療センター 日帰り化学療法の治療オリエンテーションの見直し  
Uber Chemo 当センターでは年間約350件の日帰り化学療法を行っている。日帰り化学療法とは当センターで化学療法を実施し主病棟に戻る治療となる。場合により短時間で治療とオリエンテーションを行う必要があり、現在主に患者にしか指導できないことに看護師は精神的な負担を感じやすい。今回TQM活動を通し、安全に化学療法を提供し患者が安心して治療をうけることができ、看護師の看護ケアの満足度につなげたいと考えテーマを選定した。
18 広報課・改善推進本部 AIH-netマニュアルページの整理整頓  
マニュアル まにあってる? AIH-netはイントラネットを使用した情報共有サイトで、2003年7月に稼働開始後、様々な文書(マニュアル等)の掲載に用いられている。しかし、多くの文書はサーバー内にルールなく保管され、それらを管理する仕組みがなかった。また、検索機能は弱く、見つけづらい事態を招いている。そこで、文書の管理と検索機能向上のため、2018年に文書管理・検索システムを導入したが、登録は十分に行えていない。以上より、AIH-netの整理整頓を進め、必要な文書が必要な時に最新の状態で見ることが出来る仕組みを構築したい。
19 人工透析室・臨床工学部・
リハビリテーション部
透析中の運動療法再開と実施患者数拡大に向けた業務改善  
透析リベンジャーズ卍 透析中にエルゴメーターを使用し運動療法を行っていたが、covid19感染拡大防止のため中止となった。患者から運動する機会がなくなったとの声があり、再開を検討していたが、エルゴメーター準備の手間がかかることや、運動中の患者観察の強化などスタッフの業務負担も大きい。また実施患者が固定化され、新たに運動療法患者を導入できていないなど問題点があった。運動療法はQOL維持のために必要であると考え、より効率の良い方法を検討後再開し、実施患者数を拡大したい。
20 臨床心理室 外来心理面接における日程調整の効率化を図る  
kunou・整う
~たかが予約と言う勿れ~
外来の心理面接は、予約制で固定の臨床心理士・時間・場所を確保することで、患者は面接の中で安心して話すことができ、効果的な面接を提供できる。予約の日程調整には、患者、主治医、担当心理士、面接室の空きを確認して決める必要がある。しかし、全ての条件がそろう日程調整のプロセスが複雑で、見つけるのが困難になっている。そこで、TQMを通して日程調整の効率化を図り、より質の高い心理支援の提供を目指す。
第29回(2021.10.16)
No 部署 テーマ 受賞
サークル名 テーマ選定理由
1 医事課 肝臓内科外来レセプト作業の残業時間の削減 優秀賞
残業はいかんぞう!~目指せ Smart Work~ 肝臓内科外来のレセプト請求作業は医事課スタッフ7名で行っているが、日常業務が外来会計入力担当や会計窓口担当であり業務時間内にレセプト請求作業が進められず、毎月当たり前のように残業となっている。更に日常業務において部署異動や担当業務の変更に伴い、レセプトメンバーの変更が多く常に指導をしながらレセプト請求作業を行っている。しかし、日常業務時間内の請求作業方法を見直し、マニュアルの改訂を行うことにより時間内にレセプト請求作業が進み、残業時間の短縮に繋がるのではないかと考えた。
2 12A・南3A・看護部長室 内分泌・糖尿病内科外来の通院患者における看護外来での支援の拡大  
DM Revolution-糖尿病看護に革命を起こそう!- 内分泌・糖尿病内科外来では、患者中心の看護の向上などを目的として糖尿病看護外来を開設した。看護独自の機能として定着し本年で12年目を迎える。糖尿病看護のスペシャリストなどが携わるが、患者に関する評価が十分になされていない現状より、看護外来での支援を必要とする患者に関われていないことが示唆された。そこで、内分泌・糖尿病内科外来の通院患者の実態を明らかにすることで看護外来での支援の拡大につなげていきたい。
3 人事課・改善推進本部 飯塚病院職員の人事課への不要な来訪回数を減らす  
smartJ(スマート ジェイ) 申請書類の受け取りのみでの来訪や提出書類の不備で複数回人事課に来訪される方がいる。そのような不要な人事課への来訪を減らし、職員の手間を省きたい。
4 中央4階 患者状態に合わせたADL拡大へのケアの向上  
あづさの笑顔にきゅんです コメディカルとの情報共有ツールとして、ADL表を活用している。しかし、記載がされていない・更新されていない事から患者のADLがわからず、リハビリで歩行している患者に対してポータブルトイレを使用したりと、患者状態に応じた介入ができていないことがある。今回ADL表の記載率・更新率の向上とともに患者状態を可視化し、情報共有とチームでの介入を行うことで、早期退院を含めた退院支援に繋がると考えた。
5 北7階 クリニカルパス使用患者の記載漏れの改善から得られる看護ケアの向上  
もれない安心 N-Seven 北7階病棟は、外科系女性病棟であり、多くの患者にクリニカルパスを活用している。クリニカルパスへの記載の漏れは、患者の処置や検査等に支障をきたす恐れがある。記載定期点検時に結果に対する再発防止策を立案・実施しているが、記載漏れの撲滅に至ってないのが現状である。記載漏れについての要因を探り、対策へと繋げることで記録漏れによって生じる確認作業やカンファレンスを削減し、患者対応時間の増加に繋げていきたい。
6 11B・企画管理課 受付業務を改善し看護の充実を図る 審査員特別賞
Uber Nurse 受付業務が複雑で、クラーク業務・看護師業務が混在している。受付に看護師を配置しているにも関わらず、患者への看護介入が十分出来ていないため業務を明確化しムリ、ムダを省く事で患者に寄り添う外来看護を行いたいと思った為。
7 医事課・病棟クラーク 限度額認定証にかかる対応の効率化 優秀賞
Team COLLab☆ 入退院窓口にて、退院時に限度額認定証の手続きが間に合っていない場合はもとより、退院後限度額認定証を提出された場合においても会計のやり直し作業を行っているため、対応に時間を要している。また、限度額認定証の手続き以外にも、入退院窓口と病棟のやり取りにも時間を要しており、結果として入退院窓口に来られる患者さんに長い待ち時間が発生している。今回、TQM活動においてその要因を突き止め、改善を行うことで対応時間の短縮に努め、患者さんの待ち時間短縮にもつなげたい。
8 リハビリテーション部 リハビリテーション代行業務の適正化~安定したリハビリテーションの提供~  
まごころ Reha 入院患者にリハビリテーション(以下、リハ)を提供するまでには多くのプロセスがあり、そのためリハ実施の程度にバラツキが生じている。当院は365日リハを行っている関係上、リハ担当者が休み等で不在の場合、他の担当者に委託しなければならず、リハの実施に影響を与えている。今回、リハを提供するまでのプロセスに着目し、このバラツキの原因を突き止め、改善を行うことで適正なリハ実施にしたいと考え、このテーマとした。
9 南1A 食事に関する業務の見直し  
GO TO EAT~よく食べて人生100年時代~ 南1A病棟は摂食、嚥下障害を有する患者が入院している。病棟スタッフの業務は食事介助や口腔ケアに留まっており、嚥下機能の維持、向上へのケアまで関与ができていない。関与ができていない問題に対して要因を突き止め解決することで、病棟スタッフが嚥下機能の維持、向上のケアに関与できるようになり、より多くの患者が少しでも長い間、患者自身の口から食事摂取が行える病棟にしていきたい。
10 南2A 行動制限記録用紙未記入の減少、カンファレンスの充実における転倒監視装置の装着時間、除去の見直し  
必要ないセンサーはせんさー! 入院時転倒リスクや、認知症のある患者に離床センサーを使用している。患者の転倒を防ぐ為に離床センサーは必要である。当院ではセル看護であり、患者のでそばで業務を行っているが、離床センサーをOFF出来ていない事がある。今回、離床センサー使用時のデータを調査し、患者の安全性を確保した上で、日勤帯の使用時間を減らしたい。また、ナースコール回数の減少や転倒件数の減少に繋げ、安全な療養環境を整えたいと考えた。
11 中央検査部 中央検査部12Cにおける、エコー検査待ち時間の短縮 最優秀賞
GO TO エコー 12C、密です 12Cでの検査待ち時間の主に飛び入り検査で発生している。飛び入り検査には緊急検査も含まれているが、多くは事前予約ができなかった患者である。飛び入り検査待ち時間は1~3時間発生しており、待ち時間に対するクレームがしばしば発生している。また、クレーム対処、検査優先度の確認やその連絡等で業務の中断が起こっている。
12 東4階 タイムスケジュール遵守を目的とした業務改善 審査員特別賞
4u パス入院などで業務効率化を行っているがタイムスケジュールに乱れが生じている。具体的には、16時以降に指示を受けることで、計画された日勤業務が終了せず、次の勤務者へ業務が移行している。16時までに必要な指示を受け業務を終えることで、日勤終業前に患者安全と環境整備の時間確保が出来ると考え、課題とした。
13 医療福祉室・地域包括ケア推進本部・情報システム室 退院前カンファレンスの準備から実施までの調整にかかる負担削減 最優秀賞
まごころLABO 当院では在宅医療への円滑な移行を目的に、入院患者・家族と院内外の退院支援関係者が一同に集い退院前カンファレンスを実施している。実施に至るまでには外部の医療・介護関係者との電話連絡やFAXでの情報共有を繰り返し、多くの手間が生じていた。さらに、コロナの影響により面会が出来ず手間は増加している。このため、コロナに影響されない退院前カンファレンス実施を目指し準備から実施にかかる調整の負担削減を図る。
14 NICU・GCU 退院支援の流れを見える化し、退院支援の内容や介入時期を看護師、家族とともにわかりやすくする  
Nっこぐらし NICU・GCUでは、長期にわたり家族分離となるため、面会時間の中で退院までに育児手技の習得や退院後の生活環境調整など多くのことを調整する必要がある。しかし、限られた入院期間で十分な育児手技の習得を含めた退院調整が行えていないことがある。今回、TQM活動において、NICU・GCUに入院となったベビーの母親の退院支援に関する業務の実態を調査し、改善活動を行うことでベビーと家族に適した退院支援を目指したい。
15 北8階 時間通り業務終了を目指すための業務改善  
新世紀エヌハチリヲン 病棟版 Aih/まごころを 君に 北8階病棟は、内科系総合差額の個室病棟である。検査・治療・処置・終末期(家族ケア含む)など多種多様な看護スキルを求められ、先取りの看護を実践するためにセル看護提供方式のタイムスケジュールに沿った業務を実践している。しかし、現状は、個室であるため一人一人に関わる時間が長く、タイムスケジュール通りに行動できず、時間外となることがある。時間外業務が続くことで看護師のモチベーション低下の要因につながり、この現状を打破するため業務改善を行うこととした。
第28回(2019.10.19)
No 部署 テーマ 受賞
サークル名 テーマ選定理由
1 中央3階 スタッフのMDRPU (医療関連機器圧迫創傷)予防に対する意識・知識を高め
MDRPUの発生件数の減少を目指す
 
肌セレブ 中央3階病棟では医療上必要な弾性ストッキング、シーネ、牽引などを使用している患者が多くMDRPU発生リスクが高い。MDRPU予防に対する意識・知識がスタッフにより異なり正しい予防方法、観察も不十分となっていることが考えられる。MDRPU予防に関する意識・知識の向上を目指し、MDRPU発生件数の減少につなげる。
2 臨床工学部 中央手術室における年間定期点検計画に基づいた医療機器定期点検の実施 審査員特別賞
サークル K Thanks 手術室には多数の医療機器があり、臨床工学技士がそれらの保守管理を行なっている。しかし、様々な要因によって計画通りに定期点検を実施することに難渋している。手術室医療機器の定期点検計画及び点検内容、対象機器の見直し等を行い、手術室医療機器の点検を計画通りに実施できるようにすることが必要であると考えたため。
3 H2救急・E4救急
11B・病床管理
患者さんにとって苦痛と感じる待ち時間を減らす お客様賞
スムージー2
えりこと愉快な仲間たち
患者さんが外来から救急病床へスムーズに入院できることで適切な治療を早期に開始できるようにしたい。
4 西2階 せん妄アセスメントの標準化  
クミちゃんに叱られる 西2階病棟は、救急病床からの退室患者や高齢者、認知症患者が多く環境の変化によりせん妄を発症しやすい。ルート抜去や転倒リスクがあるため常時付き添いが必要であり、夜勤の限られた人数では、他業務に支障をきたし他患者に対応できない現状がある。スタッフがせん妄患者の対応やアセスメントに悩んでいるため、知識と対応方法を深めるために今回仕組みを作ることとした。
5 がん集学
治療センター
アレルギー出現時における初期対応開始までの時間短縮 最優秀賞
あんしんだねー!
そだねー♡
抗がん剤のアレルギーは重症化すれば命に関わり、さらに今後の治療に大きく関わるためどれだけ早く初期対応ができるかが重要である。現在は発見者が緊急コールで知らせる事でスタッフが集まる仕組みになっているがどこで緊急コールが鳴っているかわかりにくい等の問題点がある。治療の安全性をさらに高め、患者が安心して抗がん剤治療に臨む事ができる仕組みづくりをしたいと考えこのテーマを選定した。
6 内視鏡センター
・臨床工学部
患者入れ替え時間の短縮 優秀賞
キューピー時短クッキング 普段より14Bスタッフ間で内視鏡検査における患者待ち時間が多い印象があった。Drからも予約時間に内視鏡を開始したいとの意見があった。患者入れ替え時間を短縮することは、待ち時間の短縮にもなり予約時間に沿った内視鏡検査に繋がると考えた。業務の無駄の削減や効率化を図ることで、スタッフの負担軽減にもなる為このテーマに決定した。
7 北8階 チームで支える転倒予防  
HAPPY LIFE North8 北8階病棟では終末期の患者が多く、意思の尊重に努めケアを行っている。最期は好きなことをさせてあげたいとの希望から転倒につながる事例も多く、また全個室のため目が届きにくく限界を感じることもある。今回、セル看護方式を強化し、患者の安心と安全な環境構築のためチーム連携につなげて転倒を減少させる活動を行っていく。
8 中央手術室・資材課 中央手術室における、業在物品の見直しを行うことで業在物品に関わる業務の効率化を図る  
ほぼ男はつらいよ
~手術室業在編~
手術室内には数多くの業在物品が存在し、手術室内各所に配置されている。現状として①物品ごとに使用後の処理方法が異なる②必要な物品がどこに配置されているか不明確③定数管理のための明確な管理方法が決められておらず使用したいときに在庫の補充が間に合わないことがある④不同在庫が存在する、などが日々の業務より問題として浮き彫りになっている。
9 北6階 『すこやか外来』における業務標準化によるムダの削減  
M A M
(ママと赤ちゃん守り隊)
産科では産後の継続看護として「すこやか外来」を行っている。産科外来のスタッフの減少に伴い、2018年12月より産科病棟のスタッフは火曜日~金曜日の午後、病棟業務の傍ら「すこやか外来」を担当している。その中で担当スタッフによって対応方法にばらつきがあることや新生児の健康状態において正常を逸脱した時の対応に苦慮しているという現状がある。今回、業務の標準化に取り組むことで、ムダの削減を図りたい。
10 東4階 認知症ケアの充実~レクリエーションの標準化~  
1 UP 2025年問題を迎えるにあたり、入院を機に認知症の症状が増悪し身体疾患の治療を進めることが困難となってくる。そのため身体疾患に対してのケアと並行して認知症ケアを行うことが求められる。2017年のTQM活動で当病棟における認知症ケアの基盤はできた。そこで今回レクリエーションの標準化を行い、さらに一つ上をゆく認知症ケアにチャレンジする。
11 薬剤部 一包化の返品業務改善 最優秀賞
業務の鉄人 薬剤部では、処方された後に中止・変更になった薬剤等を所定の位置に戻す「返品作業」を行っているが、近年は返品薬が多いことで作業の負担が増加している。そこで今回は返品業務の負担軽減を目指し、このテーマを選択した。
12 西1階 精神科病棟におけるカンファレンスの無駄の削減~精神科看護の充実を目指して~  
愛full 精神科看護は、患者と看護師の良好な関係性や治療的な関与が重要である。西1階病棟は、施錠され自由に出入りの出来ない閉鎖病棟である。私達は、患者に”最適な治療環境を提供できているのか”“もっと患者と関わりたい””患者一人一人の価値を引き出したい”と日々考えていた。そこで、今回無駄な業務を削減することが患者に寄り添える第1歩と考え、大幅に時間を割いていたカンファレンス業務の見直しを図った。
13 医事課 過月レセプトの適正請求を目指す! 優秀賞
探偵!レセプトスクープ 本来、診療報酬のレセプト請求は診療翌月に行うものである。しかし、その中の一部は患者の保険証忘れなどで過月レセプトとして保険証が確認できるまで病院で保留される。医事課ではこの保留期間を少しでも短くできるよう様々な工夫を重ねてきたが、その作業負担が大きくなってきている為改善対象とした。※過月レセプトの適正請求とは保険証確認後、翌月に請求することを指します。
14 中央5階 業務における無駄を省き時間外業務の削減 お客様賞
W Heart
~みんなでみんなでHappy!!~
心臓血管外科・循環器内科では当日カテーテル治療や手術、検査などイベントが多く、また入退院・転棟・退室が多い病棟である。病棟の現状は日々の業務の遂行に精一杯で患者のベッドサイドケアが不足している。そこで、業務内容の見直しを行うことで患者のベッドサイドケアの充実や時間外の削減に繋げて患者にとっても看護師にとってもHappyでWin-Winな環境を作りたいと考えたから。
15 小児センター・
漢方診療科・
眼科・耳鼻咽喉科
サポートNS育成による働き方改革  
ひょっこりNS 外来看護師には、受診患者の中から看護介入を必要としている患者を見つけ、適切な介入を行う能力が求められる。しかし、スタッフの急な休み、重症度の高い患者の受診、患者急変などが起きた場合は、自部署スタッフのみでは、対応に無理が生じる。そんな時、サポートNSがいれば、看護介入を必要としている患者にタイムリーな介入が出来るのではないかと考え、サポートNS育成に取り組むことにした。
16 11B・12A・12B
14A・南2A・南3B
退院後訪問日程調整のプロセスをスリム化したい  
ホッと もっと!! 2018年度、外来部門が退院後訪問指導に積極的に参入できるよういくつかの取り組みを行ってきた。しかし、訪問日の決定にあたり、病棟と外来との部門間での日程調整に時間を要し、関係者の業務も複数回中断され、様々な支障が出ていると感じることがあった。そのため、日程調整のプロセスに潜むムダを削減し、簡素化を図ることで、業務中断などの支障を無くしたいと考えた。
17 東7階・東8階・13B 外来と病棟間の情報共有に要する時間と業務の短縮 審査員
特別賞
ダ・ヴィンチ Ⅹ 外科手術施行し退院後、初めて外来受診する患者情報について、外来は患者情報収集に時間を要している。病棟では、外来が何を知りたいか知らない状況で看護サマリーや退院時の記録を行っている。よって患者の情報共有において外来と病棟の連携がうまくいっていないのではないか?外来と病棟間の連携プロセスの確立を目指し、このテーマを選定した。
18 医事課(病棟クラーク) 退院会計時における患者情報確認業務の削減~ジャストインタイム~  
今松再生工場 「退院する時は、早く帰りたい。」「入院したら早くお部屋へ案内してもらいたい。」という患者さんの希望に添えるように、退院会計を正確かつ迅速に行い、退院された病床に、当日新たな入院患者さんを速やかにお迎えすることが理想である。退院会計は異動票に基づいて入力を行うが異動票の項目に未確認内容が残っていると確認の為に時間を取られ、退院会計に要する時間を延ばしてしまう。
第27回(2018.10.06)
No 部署 テーマ 受賞
サークル名 テーマ選定理由
1 救急フィールド(ER・ICU・
H2救急・E4救急)・
改善推進本部
ERから救急病棟へのスムーズな入院の流れを確立する お客様賞
スムージー
~えりこと愉快な
    仲間たち~
救急の場面で患者の安全を第一とし質の高い医療を提供するには、早期介入・早期治療が求められる。そのためには常に救急搬送に対応できる状況が必要である。しかし、入院の流れがスムーズでないため救急搬送に対応できない現状がある。その要因は様々であるが、救急フィールドが連携し入院の流れをスムーズにすることで、患者に適切な時に適切な場所で適切なケアを提供することができると考えた。
2 NICU ベビーと家族が安心して退院できる支援の充実 ~スタッフの統一した育児支援を目指して~  
BOSS BABY NICU入院児は児童虐待のハイリスクである(被虐待児は正常児の約4-6倍)。明らかなハイリスク妊婦以外は、スタッフの主観により支援の必要性を判断しており、系統的なスクリーニングや個別支援が実施されていない。そこで、私達は目の前にあるNICU入院児を虐待から守るために、退院後を見据えたフォローアップと育児支援が必要だと考えた。
3 南3A 退院支援計画書の適正化 ~みんな元いた場所に帰ろう~  
南でもないや 院内では入院時に退院支援計画書を作成することがルーティーンになっているが、当病棟では計画書作成後のカンファレンスが形式的なもので終わっていることが多く上手く活用出来ていない現状。退院支援計画書の活用方法について見直し周知徹底を行うことで円滑な退院支援が出来るのではないかと考えた。
4 E5HCU E5HCUに入室する患者の必要物品の簡素化  
いいね!が欲しい 手術後HCUへ入室される患者は、手術前にHCUで使用する日常生活用品を準備し、手術当日に担当病棟のスタッフ、またはエイドにより荷物をHCUへ持参している現状がある。術前の準備する荷物をなくす事で、担当スタッフが時間的余裕を持てるようになる事、患者も新しく物品を購入するなどのムダな出費を抑える事ができればと考えた。
5 北5階 医療評価入院における遊びの提供拡大 最優秀賞
Master.Children 現在、医療評価入院の患者はベッドで臥床したり、病室内のみで過ごす時間が多い。しかし、看護師は成長発達に合わせた関わりを充実させたいという思いが聞かれており、普段の生活に近いケアを導入し医療評価入院をよりよいものにしたいため。
6 北7階 日勤残業時間の削減 ~安全性・まごころ 1UP~  
まごころ1Up! 慢性的な残業が目立ち、スタッフの疲労や緊急業務も目立っており、タイムスケジュール通り業務が行えていない。モチベーション低下も起きており、結果的に患者へまごころが伝わっているか疑問を抱いた。現状からタイムスケジュール通り業務遂行できない原因の抽出と改善、緊急時の補完体制を充実させ業務の効率化を図り、患者へもまごころアップと私生活の充実で笑顔で楽しく働きたい。
7 南1A 認知症患者への最適なケアの提供と、認知症ケア加算の確実な算定 優秀賞
毎日ケア母さん 認知症患者に対する意識や看護ケアが統一されていないため、全てのスタッフが最適なケアを提供しているとは言い難い現状となっている。また認知症ケア加算算定に対する認識も不十分であり、認知症の評価にも差があり、認知症ケア加算の算定が確実に実施されていない。以上の理由により今回のテーマに取り組むこととした。
8 中央6階・医療福祉室 退院調整における他職種との連携のムダの削減 審査員
特別賞
きぼうの窓口 緩和ケア病棟では「その人らしく生きることを支える」を目標にケアを行っている。患者が自宅で過ごすことを希望した時、患者が安心して過ごせる環境を整えるためには多職種での連携が重要である。しかし多職種が個々に動き、情報収集など業務が重複している場合がある。そのムダを削減し円滑な退院調整をすることで、患者の残された大切な時間を過ごしたい場所で過ごせるように支援していきたい。
9 南3B 清拭方法の見直し ~患者の側にいるための仕組み作り~  
B,B THE STYLE 南3Bは呼吸困難、発熱を来しADLの介助を要する患者が多い。セル看護提供方式を導入しているが、清拭は全スタッフで一斉に開始している。担当患者の清拭に入ることが出来ていなかったり、物品の準備が出来ておらず、作業を中断し時間を要している。業務内容を見直すことで清潔ケアの充実につながると考えこのテーマを選出した。
10 画像診療科・
中央放射線部
CT検査の問診票の不備をなくそう  
X-FILE CT・MR検査において同意書・問診表は必須の書類である。近年の検査件数の大幅な増加に伴い、以前は軽微であった書類の不備もかなりの頻度で散見されるようになってきた。これらの不備は検査の遅延を招き、業務効率を低下させる問題の一つとなっている。同意書・問診表の内容・確認の手順についての標準的な取り決めを定めることにより、問題の解決を図ることを目的としてこのテーマを選定した。
11 透析センター・臨床工学部 当院の維持透析患者全員を対象にフットケアを行う  
フットレスキュー 現在、当院通院中の維持血液透析患者の中で糖尿病を有する患者のみ対象に足の観察を行っている。しかし、腎臓病を有するだけでも、石灰化や動脈硬化のリスクが高く、些細な傷からも下肢切断に至るケースがある。そのため今回維持血液透析患者全員を対象に足の観察を行い、足病変の早期発見、早期介入・治療を行えるように取り組むことにした。
12 西3階 ロング帯の配薬時間を50%削減し、患者対応の時間を増やす 優秀賞
スッキリ セブンルール 西3階病棟はせん妄や認知症、精神疾患を合併し、自己管理が困難で介護度の高い患者が多い。 床頭台がなく、物品の定位置が決まってないため、ケア提供時に必要な物品を探すのに時間を要す。 そこには患者を待たせる時間が発生し、看護師、患者相互のストレスが発生している。 ストレスを解消することで看護師が心に余裕を持って安全なケアを提供したいと考え、配薬時間を削減し、患者さんに寄り添う時間を作りたい。
13 中央4階 患者の栄養管理における共通ツールの作成  
♡HEARTを守り隊♡ 循環器疾患は食事(塩分)制限が必須であることが多い。しかし、在宅では患者自身がコントロール出来ずに再入院を繰り返すことがある。その理由として入院中と退院後の食事内容(塩分摂取量)の差が挙げられる。食事(塩分)制限するだけでなく、患者にも入院中から食事に対して楽しみを持ってもらうため、看護師・医師・栄養士がさらに連携を行えるシステム作りを行うこととなった。
14 西2階・
リハビリテーション部
患者、家族のための退院支援の実現  
SONTAKU
~あなたのまごころ
汲み取ります~
毎週木曜日に医師、看護師、薬剤師、栄養士、SWで他職種カンファレンスを実施している。しかし、カンファレンスに合わせて患者を選定している現状があり、本当に必要な患者さんに最善のタイミングで行われていないのではないかと考えた。患者や家族の希望に沿った退院支援が出来るようそれぞれの職種でやるべきことを明確化し共有できるようにしたい。
15 中央検査部 患者さんの負担軽減や看護師のストレス軽減、迅速で正確な検査結果の提供を目的として適切な検体採取を促す 審査員特別賞
けん坂77 以前より検査業務において、提出検体の容器間違いや採取法間違いが散見される。そのため今回TQMを活用して適切な検体採取につながるような取組みを行い、検体の取り直しを減少させたいと考えた。
16 南2A・臨床工学部 病棟透析室における9時透析開始の確立  
プレミアムトウセキデー 病棟透析室は全ての入院透析患者を受け入れており、重症患者が多く、入れ替わりが早いのが特徴である。一日の流れを振り返ってみると、煩雑で業務がスムーズに進まないところがいくつもあるということを多くのスタッフが感じている。スムーズにいかない部分を今回のTQMで掘り下げていき、透析室で過ごす一日が患者さんにとってもスタッフにとってもプレミアムな一日になるように、この取り組みを選定した。
17 東5階 外科系混合病棟における包交に関わる無駄を省き、患者に寄り添う ~傷を良く見てケア力up!!~ 最優秀賞
お客様賞
ケアリング女子
~患者さんに寄り添いたい
そだねー。~
東5階病棟は外科系混合病棟であり、各科が外来で処置を行うため棟外行動が多い。そのため、Nsがベッドサイドに十分に寄り添えていないと感じている。今回、棟外行動の効率化を図りベッドサイドに寄り添う時間を確保したいと考える。
18 東6階・医療福祉室・
リハビリテーション部
患者・家族が望む“その人らしい生き方”に繋がる退院支援  
All For 犬(ワン)
~みんなはひとつの
 目的のために~
2025年問題に対し、「病院から在宅」にむけて各専門職が連携した退院支援は不可欠である。その中で、当科入院となる脳血管疾患は突然発症が多く、意識障害を伴った患者や家族の疾患受け入れには時間を要す場合が多い。そこで、患者・家族が入院時から退院後の療養生活をイメ-ジできる関わりを行い、今後の生活の希望や意思を尊重した退院支援を多職種連携により目指したいと考える。
第26回(2017.10.07)
No 部署 テーマ 受賞
サークル名 テーマ選定理由
1 総合周産期
母子医療センター・
救命救急センター
分娩時の母体急変に対するチーム力向上への取り組み  
産救たらば止血隊
~たられば言わず
止血しろー。~
出産における母体急変時には多職種の連携が必要であり、チームワークを高めて医療の質と安全性の向上を目指す。そのためにシュミレーションを行いチームワークの向上や対応時間の短縮を測定して改善効果を確認する。
2 中央3 私達が目指す整形外科看護をセル看護提供方式の充実で実現する  
コツコツ~つなぎ隊♥~ 私達中央3階整形外科病棟は運動器疾患の患者さんの「早く動けるようになりたい」「早く歩きたい」という想いに寄り添い、そのための援助を看護の目標としている。セル看護提供方式で患者さんと私達をつなぎ看護の目標に近づきいと考えたため。
3 中央手術室・臨床工学部 手術室器械の整理と管理方法の改善 お客様賞
Clean Up with M 手術室サプライに保管している手術器械の使用頻度が可視化されておらず、スタッフの感覚で器械の増加を決定している。また、内視鏡手術移行に伴い新規購入器械も増加していく一方で、既存器械の見直しはされず保管場所が手狭になっている。そこで手術器械の整理を行い、定期的に見直すシステムを構築したい。
4 栄養部・ハイケア3 化学療法中の患者さんの求める食事を知り、病院食を改善し、満足度を上げる 最優秀賞
BISTRO★ケモッP 化学療法中の患者さんで食欲不振がある場合、少しでも食べやすいよう食事の個別対応を行っているが、限られた範囲内の対応のため要望が満たせていない。そのため、十分に食事が食べられていない方や無理して食事を食べている方もいる。そこで今回、患者さんのニーズに合った食事を知り、安心して食べられるメニューを提供したいと思いこのテーマを選定した。
5 医療福祉室 ケアマネジャーとの連携の充実 ~図れぬなら図ってせよう介護連携~ 優秀賞
医療福祉侍 地域のケアマネジャーから、「病院と連携を図りたいのに誰に連絡したら良いかわからない」、「病院から転退院の連絡が何もなかった」、「退院直前に連絡がきて、サービス導入が間に合わなかった」等の声が度々聞かれる。飯塚病院とケアマネジャーで連絡が洩れると、情報不足のまま介護サービスが開始されている。スムーズに在宅生活をスタートするためには、ケアマネジャーとの連携について改善する必要がありTQM活動に取り組むことにした。
6 臨床工学部 遠隔診療で安心とまごころを ~遠隔モニタリングを用いたペースメーカ外来の効率化と質向上~ 審査員
特別賞
SMILE 患者の自宅に専用の送信機を設置する事で、自宅にいながら病院にペースメーカ(以下PM)の情報を送信する事の出来る遠隔モニタリングシステム(以下RMS)。患者には非常に大きなメリットがある。来院せずともPM情報が取得可能なため、ME側もフォローアップ患者数の増加したPM外来において、時間短縮や効率化を期待して導入したが、現在のRMSを用いたPM外来では、想定した時間短縮や効率化が出来ていないため。
7 北8 看護ナビコンテンツを利用した退院支援の充実  
HAPPY∞LIFE 現在状態が安定してから今後の方針などを検討する為、退院支援の開始が遅くなり入院が長期化している現状がある。入院時より退院に向けた介入を開始することで、患者家族の希望に沿った期間・場所に療養の場を移動することができる。また、病院方針のまごごろ医療に沿い、早期から退院に向けて介入することで、患者家族の安心にもつながり、必要な介護保険申請や、物品の準備・指導なども行える。
8 中央5 入院時の持参薬における作業工程のスリム化 ~安心・安全な薬の提供~  
ハートレンジャー♡ 入院患者の入院時の一連に要する時間が長い事に着目し、その中で内服薬の整理に多くの時間を要している。内服薬の整理に時間を要しているにも関わらず、内服薬に関するインシデントが多発しているため、安全な内服管理が出来るよう業務の整理をしていきたいと考えた。
9 ハイケア2救急
・臨床工学部
安眠・安全確保のための夜間のムダなアラームの削減  
騒音バスターズ Part2 内科フローができ、軽症患者の入室が増え、意識清明の患者が増えた。その結果、アラームの音がうるさくて眠れないという意見が多い。夜間に入室も多く、アラームがなってもすぐに対応できないこともあり、どんなアラームが夜間に多いか検証し、モニターの適正使用やアラーム対応方法を検討していく。
10 薬剤部 薬剤部における薬剤管理指導業務時間の適正化 最優秀賞
業務の鉄人 薬剤部では全病棟に薬剤師を配置して薬剤管理指導業務(以下病棟業務)を行っている。各薬剤師は午前・午後に分かれて病棟業務と調剤室等の業務を兼任している。しかし、病棟業務に従事する薬剤師の人数は圧倒的に午後に偏っており、病棟によっては薬剤師がいない時間もあるのが現状だ。そこで病棟業務時間を適正化することを目指し、このテーマを選定した。
11 東4 急性期病棟における認知症ケアの構築 優秀賞
shining stars☆ 高齢化に伴い、認知症を有する患者が増えている。急性期病棟のため処置などに追われ適切な認知症ケアがなされていない現状がある。急性期病棟でできる認知症ケアを構築することで患者の認知機能の維持・向上をめざし、患者・家族が安心して入院生活を送れるようにしたい。
12 東7 ロング帯の残業時間50%削減 審査員
特別賞
まごころseven☆ 患者の傍で看護を行うセル看護提供方式を実践し日勤帯の業務でのナースコール数の減少や残業時間の削減ができた。しかし、17時以降はナースコールが多く、看護師は業務に追われ、業務の優先順位をつけるのもままならない状況にある。17時の日勤時間終了まで出来る限り患者の傍に寄り添い、患者のニーズに応えながらスムーズな勤務交代ができるようにするため。
13 中央検査部 気管支鏡検査室における迅速細胞診導入に向けた業務改善 お客様賞
そこまで行って見て委員会 現状、気管支鏡検査は呼吸器内科医が主に検査に携わり、採取した細胞の良悪性を顕微鏡にて評価している。本来であれば、専門知識を有する臨床検査技師も同席することが望ましいが、業務の負担上実施できていない。臨床検査技師の専門知識を活かし、「採取した細胞の評価精度向上」「免疫染色を含めた組織検査や遺伝子検査などへの適切な検体処理/分別」を目指し、チーム医療へ貢献したい。