We Deliver The Best -まごころ医療、まごころサービス それが私達の目標です- 飯塚病院 innovate and evolve 飯塚病院 innovate and evolve

地域医療を支える医療設備

飯塚病院の取り組み

地域医療を支える医療設備

飯塚病院では、365日・24時間体制で地域を守る安心の救急医療、質の高い最新の専門医療、あらゆる病状に対応できる総合診療を地域の皆さまへ提供するために、さまざまな医療設備を導入しています。

image 01
血管造影CT装置(アンギオCT装置)
image 01
心臓カテーテル装置
image 04
256列MDCT(Dual energy搭載)
image 06
3.0テスラMRI診断装置
image 07
PET-CT
image 01
ハイブリッド手術室
image 02
リニアック(放射線治療装置)

アンギオCT(血管造影装置+CT)

image 06

アンギオCT(血管造影装置+CT)とは

血管造影装置は、頭部、胸部、腹部、その他色々な部位の血管を撮影する造影検査や、それを活用した血管内治療を行う装置です。 アンギオCT装置とは、この血管撮影装置にCTを組み合わせることで造影検査や血管内治療中にCT撮影を行うことが出来るシステムとなっています。
血管造影装置を使用した検査や治療はもちろん、CT装置の単独使用も可能で、生検、穿刺部位の確認等にも利用することができます。
また、緊急を要する治療に対応するため、スタッフは24時間待機しています。

患者さんが受けるメリット

  • フラットパネルの導入により以前の機器より透視画質が向上、撮影条件の詳細な設定が出来るようになり、被曝線量も抑えることが可能となりました
  • 16列CTの導入(以前は2列)により、撮影時間の短縮が可能となり、撮影時に息をとめていただく時間が短縮され、患者さんの負担が軽減されます

心臓カテーテル装置

image 06

心臓カテーテル装置とは

心臓疾患の確定診断や重症度診断を行うために、カテーテルを用いて心臓内腔の心圧測定や心拍出量測定、心臓の血管造影を行う装置です。
冠状動脈カテーテル治療(PCI)、上肢動脈や下肢動脈の末梢血管治療(EVT)、頻脈性不整脈を治療するカテーテルアブレーション、ペースメーカー植込み術等が行われており、急性心筋梗塞等、緊急検査・緊急治療も行われるため、スタッフは、24時間待機し検査・治療に対応しています。

2016年6月には、「低被ばく・高画質」をコンセプトとした装置へのリニューアルを実施し、

  • 低残像・低ノイズが実現し、画像がより鮮明に
  • 画質の向上により治療部位のより正確な位置決めが可能に
  • 不要なX線だけを的確に除去することが可能

などのメリットが生まれました。

患者さんが受けるメリット

  • 電源を入れてから2分以内(リニューアル前は5~10分)に検査を開始することができ、緊急患者さんにもすぐに対応することが可能になりました
  • 造影剤の使用量が減少しました

256列MDCT(Dual Energy搭載)

image 06

MDCTとは

CTとは、Computed Tomography(コンピュータ断層撮影)の略で、放射線の一種であるエックス線を利用し、身体の断面像を撮影する検査です。1回転で1枚の断層像が得られますが、近年は、多列検出器型エックス線CT 装置(Multi Detector row Computed Tomography : MDCT)が登場し、1回転で多数枚の画像が得られます。
2018年2月には、福岡県内で3台目、筑豊地区では初となるGE社製最新型256列CT装置「Revolution CT」を導入し、れにより、当院のCT撮影体制は、外来患者専用2台、病棟患者専用1台、救命救急センター1台の計4台体制となり、緊急検査にもスムーズに対応・待ち時間短縮に繋がっています。
また、術前・術後支援の一環として、診療放射線技師がCT撮影全般を担当しており、医師の指示のもと、最小限の被ばく量で、最適な画像を撮影しています。また、CT検査の質と安全を担保する診療放射線技師として認定を受けた「X線CT認定技師」も在籍しています。

Dual Energyとは

管電圧の異なる2種類のX線でCTを撮影する技術のことを言います。
2種類のX線データを用いると、病変の質的診断や、造影剤の使用量を減らすことが可能となります。造影剤の使用には腎機能による制限があり、腎機能が低下した患者さんには適量の造影剤が使用できない場合もあります。しかし、Dual Energy が搭載されたRevolution CTを使用した場合、腎臓に負荷がかからないように造影剤量を減量しても、通常投与した検査と同等な画像が提供できます。

患者さんが受けるメリット

  • 頭部・心臓検査が1回転の撮影で可能になりました
  • 息止め時間が1-5秒と大幅に短縮され、息止めが難しい患者さんでも静止画像が得られる
  • X線被ばくを最大50%の低減が可能になりました
  • dual energy技術では物質解析画像ができるようになり、腎機能が悪い方でも少量の造影剤で撮影が可能になりました

3.0テスラMRI診断装置

image 06

3.0テスラMRI診断装置とは

MRIは、磁気と電磁波、水素原子の共鳴現象を利用して、体の断面を画像化する機器です。磁場をつくる装置の中で体に電磁波を当てると、体内の水素が磁気に反応して信号を発します。その信号を捉えて、コンピュータで解析し画像にします。機器が発する磁界が強いほど、鮮明な画像を得ることができます。

当院では、1.5テスラMRI 2台と、2016年に導入した3.0テスラMRIの3台体制で診療にあたっています。
3.0テスラMRI(Philips社製)の機種は、臨床レベルでの最新かつ最高級装置であり、より高度・高画質のMR画像を迅速に提供できるようになりました。

診断対象

脳梗塞や脳出血、動脈瘤、脳腫瘍、頭部外傷などの頭部疾患、そして頭部以外の全身の臓器の腫瘍や結石のほか、脊髄や関節、ヘルニアなどの疾患の診断が可能です。
また、胆管や膵管などの管、心臓や血管を画像化して診断することもできます。さらに、靭帯損傷、肉離れ、骨軟部腫瘍、変性脱髄疾患などの診断にも有用です。

患者さんへのメリット

  • 撮影画像の精度向上により、診断の質が向上しました
  • 息止めが難しい患者さんにも高精度な呼吸同期が実現されました
  • より広い内径で、さまざまな体型の患者さんに対して圧迫感のない検査が可能になりました
  • 新しい内装空間で、ヘッドフォンから流れるBGMを聞きながらの検査が可能になりました

PET-CT

image 07

PET-CTとは

PET-CTは、がんの検査や診断に用いられる医療機器です(PET=Positron Emission Tomographyの略で、「陽電子放射断層撮影」という意味)。 従来のCTやMRIなどの形態を探る検査とは異なり、細胞の活動状態を画像で判断する検査で、検査薬(FDG:ブドウ糖に放射線を出す成分を組み込んだもの)を人体に投与します。
ブドウ糖は全身の細胞内に取り込まれるため、がんの広がりや転移の発見が期待でき、またPETとCTの融合により高い精度の診断が可能となります。全身の検査を行い、原発巣や転移、予想外の部位での発見も期待できます。
飯塚病院では、2013年より筑豊地域で唯一導入しており、各診療科での診療に使用しているほか、がんの早期発見のために検診にも使用しています。

PET検診の有用性

  • 一連の検査で全身をチェック

    薬剤は血流により全身に行きわたり、PET装置が全身を検査しますので、一度の検査で全身のがん検索ができます。

  • 苦痛が少なく、2時間程度で検査が終了

    薬剤を注射して、約1時間の安静後に、約20分間検査ベッドに横になって全身検査を行います。検査の精度を上げるため、PET専門医の指示の下2時間後に10分程度の検査を追加する場合もあります。投与から約2時間PET施設内に待機いただければ検査は終了します。

  • がんの早期診断、転移または再発の診断に有用

    がん原発巣の検出以外に、進行例では転移巣、治療後では再発診断にも有用。

関連情報

当院 予防医学センターでは、「がんPET検診」を実施しています。専門のスタッフによる安全で迅速な検査と精度の高い診断を行い、筑豊地域のがんの早期発見と治療へ貢献していきます。

ハイブリッド手術室

image 01

ハイブリッド手術室とは

手術台と心・脳血管X線撮影装置を組み合わせた治療室のことで、手術室と同等の空気清浄度の環境下で、カテーテルによる血管内治療が可能です。
この組み合わせにより最新の医療技術への対応が可能となりました。すなわち外科的に最小限の切開を加えた後、そこから低侵襲治療を代表するカテーテル治療(内科的治療)を行うことが可能となります。

当院では、2018年9月に筑豊地域で唯一となるハイブリッド手術室の稼働、TAVI治療の施行を開始し、心臓血管外科、循環器内科、麻酔科、診療放射線技師、臨床検査技師、臨床工学技士、理学療法士、看護師などからなるハートチームでの十分な検討の上、治療決定・施行します。

治療対象

  • 胸部大動脈瘤や腹部大動脈瘤に対するステントグラフト治療
  • 閉塞性動脈硬化証に対するバイパスとバルーン拡張の同時施行
  • 大動脈弁狭窄症に対する経カテーテル的大動脈弁置換術
  • 全身麻酔下における脳血管コイル塞栓術

患者さんが受けるメリット

  • 手術時間の短縮、出血量の減少など体の負担が少なくなりました
  • 入院期間が短縮されます

リニアック(放射線治療装置)

image 02

リニアック(放射線治療装置)とは

リニアックとは、がんのかたまりとその周囲のがん細胞を死滅させるため、体外から皮膚を通して放射線を照射する外部放射線治療を行う装置で、がんの治療に必要な高エネルギーのX線や電子線を発生させます。
当院では、2017年6月にエレクタ社最上位機種「Versa HD」を九州で初めて導入しました。また、「放射線治療専門放射線技師」「放射線治療品質管理士」の認定資格を有するスタッフが在籍し、効果的で安全かつ効率的な放射線治療の実施を可能にしています。

治療対象

乳がん、肺がん、前立腺がん、食道がん、肝がん、膵臓がん、頭頸部がん、直腸がん
悪性リンパ腫、転移性腫瘍(脳・骨等)、婦人科腫瘍(子宮がん等)、その他悪性腫瘍等

患者さんが受けるメリット

  • X-ray Volume Imaging 装置(XVI)、高精度マルチリーフ(Agility)、Flattening Filter Free(FFF)等の機能を有しており、より効果的で安全かつ効率的な放射線治療の施行が可能になりました
  • 強度変調放射線治療(IMRT):専用のコンピュータを用いて照射野の形状を変化させたビームを複数用いて、腫瘍の形に適した放射線治療を行う新しい照射方法が可能になりました
  • 回転型強度変調放射線治療(VMAT):IMRTのひとつであり、病変部に高い線量を集中させ、周囲の正常組織への影響を少なくするための高度な放射線治療技術が可能になりました

飯塚病院の取り組み