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部長 深堀 光緒子
TEL 0948-22-3800(代表)

医師・スタッフ一覧

診療科の特徴

 外来診療日は月曜日から金曜日の午前中のみとなります。当科を受診する際には、クリニックや病院からの紹介状が必要になります。手術日は、月・水・金です。基本的には入院での全身麻酔下に手術を行っています。主な手術内容は、扁桃肥大や扁桃炎に対する口蓋扁桃摘出術、慢性副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎に対する内視鏡下鼻内鼻副鼻腔手術、慢性中耳炎や真珠腫性中耳炎に対する鼓室形成術、声帯ポリープや喉頭腫瘍に対する喉頭微細手術、甲状腺腫瘍や唾液腺腫瘍に対する手術、咽・喉頭腫瘍に対する鏡視下手術、そのほか頭頸部癌に対する手術などです。また、扁桃周囲膿瘍、急性喉頭蓋炎、頸部膿瘍、突発性難聴、顔面神経麻痺などの緊急入院にも対応しております。

 当科の特徴は、外来通院では治らない耳・鼻・咽喉頭の病気や頸の腫瘍に対して手術や入院加療を行っていることです。

 今後も、筑豊地域の中核病院として手術や緊急入院の充実を目指し、地域医療機関との連携を大切にしながら、皆様のニーズに応えられるような医療の提供を目指して参りますので、よろしくお願い致します。

耳鼻咽喉科News&Topics

「鼻茸を伴う慢性副鼻腔炎」に対する新たな治療法

 慢性副鼻腔炎は、副鼻腔に炎症をきたす慢性の疾患で、鼻閉や嗅覚障害などが症状として現れ、QOL(Quality of life:生活の質)に大きく影響してきます。一般的な慢性副鼻腔炎は、抗菌薬と内視鏡を用いた手術で多くが改善を見込めますが、最近では手術をしてもすぐに再発する慢性副鼻腔炎が問題となっています。その中でも、好酸球性副鼻腔炎は難治性で、厚生労働省の定める指定難病に含まれます。このような副鼻腔炎は、ステロイドを内服すると軽快する場合が多いですが、副作用の観点からステロイドを長期に服用することは避けた方が良いとされます。
 2020年3月より「鼻茸を伴う慢性副鼻腔炎」に対する新たな治療法として、デュピクセントという新たな治療薬が承認されました。デュピクセントは、鼻茸を伴う慢性副鼻腔炎の成因に深く関わるインターロイキン4(IL-4)、インターロイキン13(IL-13)という物質を阻害する、ヒト型抗ヒトIL-4/13受容体モノクローナル抗体(生物学的製剤)です。鼻や副鼻腔の炎症をおさえることにより、鼻茸を小さくするとともに、鼻づまりや匂いがわからないなどの鼻症状を改善する効果が期待できます。このような症状にお悩みの方は、ぜひ我々耳鼻咽喉科・頭頸部外科医にご相談ください。

診療実績

外来担当医師