【重要】院外処方移行のお知らせ
厚生労働省が進める医薬分業の方針に則り、
当院においても、2026年春より「院内処方」から「院外処方」へ移行します。
これまで院内でお渡ししていたお薬を、これからは院外の保険調剤薬局にてお受け取り頂くこととなります。
院外処方には、以下のようなメリットがあります。
- ご自宅や職場の近くなど、ご都合のよい薬局を選ぶことができます
- ご都合のよい時間にお薬を受け取ることができます
- 複数の医療機関にかかっている場合でも、1つの薬局でお薬を受け取ることで重複や飲み合わせを確認でき、お薬を安全に使用できます
- お薬の飲み方や副作用のご相談、また十分な説明を受けることができます
院外処方への移行に伴い、ご不便をお掛けする場面もあるかと存じますが、何卒ご理解とご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
飯塚病院 院長
院外処方Q&A
- 「医薬分業(院外処方)」にする理由は何ですか?
- 厚生労働省では「医薬分業」を推進しており、院外処方せんの発行はその政策の一環です。
特定の保険薬局(かかりつけ薬局)を持つことにより、複数の病院や医院からの処方薬をかかりつけ薬局の薬剤師が一元管理し、お薬をより正しく安全に使っていただける等のメリットがあります。
- 「院外処方せん」とは何ですか?
- 医療機関の医師が診察の結果、治療に必要な薬の量や使い方を記した処方せんを、病院内の薬局でなく、院外の「保険薬局」へ持って行き、調剤してもらう処方せんのことです。
- 「院外処方せん」を受け取った時の留意点はありますか? (処方せんの有効期限)
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- 院外処方せんを受け取られた時は必ずお名前を確認してください。
- 院外処方せんの有効期限は発効日を含めて 4 日間です。それを過ぎると無効になりますのでご注意ください。
- 有効期限を過ぎると再発行が必要になります。
*4日間(土日、祝日含む)
- 「院外処方せん」を受け取った後、薬はどこで受け取れますか?
- 「保険薬局」「調剤薬局」「処方せん受け付け」などの表示がある薬局にて受け取れます。
- 一部のお薬を除いて、当院が発行する院外処方せんにより、どこの保険薬局でもお薬を受け取ることができます。普段から利用している保険薬局がありましたら、その薬局を利用することをお勧めします。お薬の取扱い可否も含めて、事前に薬局にご相談ください。患者さんのご都合に合う薬局を「かかりつけ薬局」としてご利用頂くことを推奨します。
*院内に、近隣薬局の所在地マップを設置する予定です。
- 「院外処方せん」を紛失した場合は、どうなりますか?
- 「院外処方せん」の再発行が必要です。
再発行料は患者さんの自己負担になりますので、お気をつけください。
- 「かかりつけ薬局」とは何ですか?
- 複数の病院や医院にかかり、それぞれでお薬を処方してもらうと、お薬の重複や飲み合わせに問題が生じることがあります。
調剤してもらう保険薬局を 1 ヶ所にすると、こうした問題を未然に防ぐことができます。患者さんのお薬に関する情報管理と調剤を一元的におこない、お薬についての相談ができる、このような行きつけの保険薬局を「かかりつけ薬局」といいます。
- 自分で薬局に行けない場合はどうしますか?
- 処方せんがあればご本人でなくてもかまいません。
ご家族の方が処方せんをお持ちになっても調剤が受けられます。
- 支払いはどうなりますか
- 病院では診察料、検査料、処方せん料等にかかわる費用をお支払い頂きます。
保険薬局では薬代、調剤料、薬学管理料などにかかわる費用をお支払い頂きます。
お支払いが多少増えることがありますが、お薬に対する十分な説明を受けて安全に使用する、そのための費用とご理解くださいますようお願いいたします。
- 一度、院外処方箋を貰ったら、同じ薬の時は病院に行かなくてもよいですか?
- その都度病院に行って院外処方せんを発行してもらう必要があります。
保険薬局に行くだけではお薬はもらえません。
- 休日や深夜に薬を受けとることができますか?
- 休日や深夜に営業している薬局は非常に限られていますので、保険薬局の営業時間内に受け取りに行かれますようお願いします。
- 自分の病気や服用している薬の情報が漏れることはありませんか?
- 薬局の薬剤師は、患者様から聞いたことを他人に話すことは、法律(刑法第134条)で固く禁じられています。