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部長 大﨑敏弘
TEL 0948-22-3800(内線:5324)

診療科の特徴

診療概要

飯塚病院呼吸器外科は呼吸器外科専門医合同委員会の基幹施設です。大﨑敏弘、宗 知子、安田 学に呼吸器腫瘍外科の小舘満太郎を加えた呼吸器外科専門医4名、および専門医を目指している小林健一、福市有希子の計6名で、肺がん、転移性肺腫瘍、縦隔腫瘍、胸膜中皮腫などの腫瘍性疾患、膿胸、肺化膿症、肺結核などの炎症性疾患、自然気胸、胸部外傷、また重症筋無力症や手掌多汗症など多岐にわたる呼吸器疾患に対して手術を中心とした治療を行っています。

診療実績

2016年の呼吸器外科の入院数は439例で、手術301例、手術以外138例でした。手術数は年々増加しています(図1)。2015年からは肺がん術後の補助化学療法及び胸部外傷、2016年からは術後再発肺がんに対する薬物療法も当科で行っています。

手術実績

2017年の呼吸器外科手術301例の内訳は、肺がん159例、自然気胸32例、転移性肺腫瘍27例、縦隔腫瘍19例、膿胸15例、等です(表1)。うち胸腔鏡手術は236例(78%)に行っています。

肺がん
【手術成績】がん手術数も年々増加(図1)しています。2017年の肺がん手術数は159例で、胸腔鏡手術が137例(86%)でした。2017年の肺がん手術症例の平均年齢は72歳(中央値)、75歳以上の高齢者が61例(40%)であり高齢者の割合が年々増加しています。術後の在院日数は9日(中央値)、1ヶ月以上の入院を要したのは1例(0.7%、術後34日めに退院)のみでした。手術死亡、在院死亡は認めませんでした。5年生存率(図2)は手術全体で71%、病期1A期(大きさ3cm以下でリンパ節転移がない肺がん)で82%、病期3A期(縦隔リンパ節に転移がある肺がんなど)で41%です。【手術適応と術式】肺がん診療ガイドラインに準じ、基本的には病期1A期から3A期までの患者さんに手術を行います。手術のアプローチ方法には完全胸腔鏡手術、胸腔鏡補助下手術、および標準開胸手術がありますが、個々の患者さんの状態(がんの進行度と全身状態)を慎重に検討して選択します。8割以上が胸腔鏡手術でそのほとんどが完全胸腔鏡下に行っています。早期肺がんには根治的縮小手術(区域切除や部分切除)、また進行肺がんには拡大手術と術前化学放射線療法をエビデンスに基づき積極的に行っています。
気胸
安静や胸腔ドレナージで改善しない気胸は手術が必要です。また再発した気胸や初めての気胸でも程度が重症な場合は手術をお勧めしています。胸腔鏡手術のよい適応(2017年は32例中31例が胸腔鏡手術)です。手術後は通常2~3日で退院になります。
転移性肺腫瘍、縦隔腫瘍
転移性肺腫瘍は原発巣がコントロールされているなどのいくつかの条件を満たせば肺転移巣の切除で良好な予後が得られます。他にも縦隔腫瘍(胸腺腫など)を含め、その多くを胸腔鏡手術で行います。

呼吸器外科News&Topics

  • 2017年の呼吸器外科の手術数は301例、うち肺がん手術数は159例でともに過去最高でした。
  • 積極的に低侵襲手術(完全胸腔鏡手術)を行っています。2017年は全手術の78%、肺がん手術の86%が胸腔鏡手術でした。
  • 早期肺がんには根治的縮小手術(区域切除や部分切除)、また進行肺がんには拡大手術と術前化学放射線療法をエビデンスに基づき積極的に行っています。
  • 2018年度からハイブリッド手術室の稼働を予定しており、すりガラス陰影などの小型肺腫瘤に対する安全かつ確実な手術が可能になります。
  • 呼吸器病センターとして、呼吸器腫瘍外科、呼吸器内科、呼吸器腫瘍内科との連携を密にしながら呼吸器疾患の集学的治療を行っています。

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外来担当スケジュール

呼吸器外科

医師名
大﨑 敏弘
○/●
○/●
安田 学
○/●
岩田 輝男
○/●
西澤 夏將
○/●

※ご紹介は【呼吸器病センター】【呼吸器内科】【呼吸器外科】のいずれでも結構です。

2017年 診療実績

表1 2017年の呼吸器外科手術の内訳

表1 2017年の呼吸器外科手術の内訳

図1 呼吸器外科全手術数と肺がん手術数

図1 呼吸器外科全手術数と肺がん手術数

図2 肺がん手術の生存率(2007年~2016年,n=1,054)

全体の術後生存曲線
図2 肺がん手術の生存率(2007年~2016年,n=1,054)

病期別5年生存率

表2 病期別5年生存率