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特任副院長・部長 名取良弘
TEL 0948-29-8037(外来直通)

医師・スタッフ一覧

診療科の特徴

 1982年(昭和57年)飯塚病院に救命救急センターが併設された際、当科が開設され、以後35年間この筑豊地区の脳神経疾患の外科治療を担当してまいりました。
 365日、24時間対応の診療体制をとり救急医療に対応しています。院内各科の協力の下、緊急検査・手術が迅速に行える体制をとっています。
 少ない人数で、上記の24時間体制を敷いているため、外来は毎日でありません。急ぎでない場合には、火・木・金の外来診療日に受診をお願いします。なお、緊急の場合は手術日でも対応するように努めています。

疾患

 意識障害、認知症などの精神症状、発語障害、頭痛、痙攣、視力・視野障害、複視、眼振、顔面痛、顔面神経麻痺、顔面痙攣、難聴、構音障害、一過性或いは持続性の手足のしびれ・麻痺・感覚障害、歩行障害、膀胱直腸障害等の症状がみられた場合は、中枢神経疾患が疑われます。

くも膜下出血
突然生じた頭痛は、くも膜下出血を最も疑う疾患です。いつでも当科にご相談いただければ、早急に対処いたします。
腫瘍
頭蓋底腫瘍〔頭蓋の深部(底部)に存在する病変〕〔特に眼窩内腫瘍は、全国からのご紹介をいただいております。〕に関する治療では、総合病院のメリットを生かして複合科にてのチーム医療を行いますのでご相談ください。
水頭症
従来から行われていたシャント埋め込み術の他、体内に異物を埋め込まない神経内視鏡を用いた低侵襲の治療をさらに推進していきます。

診療内容

 当科は脳神経外科病棟(東6階)、高度治療室(HCU)・集中治療室で入院対応しています。
 限られた病床数のため、当院では急性期治療を担当し、慢性期治療は患者さんの状態に応じて転院・後療法をお願いし、当科は外来で経過観察する診療体制をとっています。御紹介いただいた先生に対して治療経過は退院時に文書でご報告しますが、ご連絡いただければ随時ご報告いたします。土日・祭日を問わず、必要な場合は随時ご連絡ください。

脳神経外科News&Topics

 「クモ膜下出血」といえば、致死的な怖い病気と思われていますよね。原因の多くは、脳動脈瘤の破裂ですが、その場合には、約三分の一が致死的となるのでその認識は間違いではありません。しかし、動脈瘤があれば全て破れるのでしょうか?
 実は、破れる率は皆さんの予想に反して低いのです。2012年日本人のデータが世界的医学雑誌に発表されましたが、年間0.95%の破裂率と報告されました。破れる前の脳動脈瘤がある場合、一日あたりの確率は4万分の1となります。
 したがって、「脳動脈瘤が発見されましたよ。良かったですね。破れる前に直ぐに手術をしましょう」という話は、注意してください。破裂しやすい動脈瘤の大きさ、形状や場所の特徴があります。ぜひ、専門医にご相談ください。

診療実績

外来担当医師