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部長 白土 基明
TEL 0948-22-3800(内線:5216)

診療科の特徴

 飯塚病院血液内科は、日本血液学会認定研修施設であり、筑豊地域で唯一の血液疾患専門内科です。対象疾患は血液疾患全般ですが、特に白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫などの造血器悪性腫瘍の治療に力を入れています。
 当科の特色としては人口約42万人の診療圏を有し、幅広く偏りの少ない疾患分布と患者層を有すること、検査部門が整っているため迅速かつ必要十分な検査が随時可能なこと、救命救急センターを有する総合病院内にあるため、病状の変化が著しい血液疾患の外来治療に適した診療体制を有することがあげられます。

主な治療内容について

 ハイケア棟3階には7床からなる無菌病棟があり、急性白血病や骨髄異形成症候群などへの強力化学療法、さらに悪性リンパ腫・多発性骨髄腫に対する自己末梢血幹細胞移植の安全な施行に威力を発揮しています。同種造血幹細胞移植が必要と判断された患者さんは、速やかに九州大学病院など対応可能施設に紹介しています。また悪性リンパ腫や多発性骨髄腫の化学療法は、最初の1~2コースを入院で行い安全を確認した後、外来化学療法室にて通院治療を継続します。
 近年、再発難治の悪性リンパ腫と多発性骨髄腫に対して、新規免疫療法となる二重特異性抗体薬が登場してきています。高い有効性が示されている一方で、サイトカイン放出症候群などこれまでの抗がん剤にない副作用も認めるため、看護スタッフやICU担当医など多職種の連携が必要となります。当院においても他部署との連携を構築し、これらの治療を安全に行えるように配慮しています。さらに、他院との臨床経験の共有・最新情報の収集を行い、患者さんへのより良い治療へと繋げて参ります。

血液内科News&Topics

 2024年度も当科プログラム所属専攻医を含めて7名の体制を維持しています。初期研修医や内科専攻医のローテーションも増加しており、血液内科診療の理解を深め興味を持ってもらうために、さらに教育に力を入れて、抄読会やカンファレンスを通じて最新の知識を共有するとともに、学会発表や論文執筆の指導も行っています。

診療実績

外来担当医師