「簡易懸濁法」とは、錠剤やカプセルを温湯にひたして懸濁させて服用する方法です。懸濁とは水の中にお薬の粒が散らばった状態のことで、体にチューブを入れて栄養を摂っている患者さんや錠剤を飲み込むことが難しい患者さんがお薬を服用する際に行われます。
一般的な簡易懸濁法では約55℃の温湯を使用しますが、当院ではより簡便となるよう、簡易懸濁法を行う薬剤として「水」で懸濁できる薬剤のみを対象としています。
簡易懸濁法には多くのメリットがあります。
経管投与を実施されている患者さんには簡易懸濁法の方法を記載した説明書をお渡しいたしますので、ご不明な点がございましたら薬剤部にお問い合わせください。
上に紹介した以外にも多くのメリットがある「簡易懸濁法」ですが、簡易懸濁法に適さない薬剤もあるため注意が必要です。
など
錠剤を飲み込むことが難しいなどの理由により簡易懸濁法をご希望される患者さんは、必ず薬剤部に簡易懸濁法の適応可否の確認をお願いします。
飯塚病院 薬剤部
電話 0948-22-3800(代表)