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当院の薬剤部では、薬剤師としての「学び」をサポートできるような教育体制や、ライフステージの変化に応じた働き方を可能とする環境を整備しています。
教育体制
新人薬剤師ができるだけ早期に専門職としての責務を全うできるように、薬剤部内で教育委員を選任し新人教育にも力を入れています。先輩薬剤師とのグループミーティングや勉強会を開催し、薬剤師としての「学び」をサポートできる教育体制を整えています。
1. 新人教育
当院は、365日・24時間稼動の病院ですので、まずは少人数での日当直業務ができるよう、調剤室での業務内容や院内システムを把握することを目標に教育体制を整えています。
また、採用薬剤についての知識を身につけられるように定期的に勉強会も実施しています。(年間スケジュールは図参照)
- 新人研修
- 看護師や他のコメディカルスタッフなど、他職種の新人社員と合同で1週間ほど院内システムや接遇などについて研修を受けます。他職種の同期ができるので好評です。
- 調剤室配属
- まずは、外来・入院・漢方調剤室、注射交付室に約1週間交代でローテーションしながら、各業務を習得していきます。
- グループミーティング
- 相談役の4年目薬剤師とグループミーティングを月1回行います。業務中に聞けなかった疑問点など、相談できる場をつくっています。
- 内規勉強会
- 一通り各部署を回った後で、細かな当院の調剤ルール(内規)について勉強会を開きます。
- 新人勉強会
- 調剤室業務に慣れた頃に、各薬剤についての知識を深めるため、分野ごとに週1回勉強会を行います。
- 新人用DIクイズ
- 患者さんからの問い合わせ事例や、関連薬剤の特徴などについて、DI室からメールで週1回問題を配信しますので、期限内に調べて回答を返信してもらいます。期限後にDI室担当が回答例や大事なポイントなどを返します。
- その他
- 業務把握の進捗状況を確認しながら、日当直や抗がん剤調製などの業務への参加を検討していきます。
2. 薬剤部内全体の勉強会・教育など
- 月曜勉強会
- 毎週月曜日の薬剤部定例会議終了後に、必要に応じて新採用薬剤のメーカーヒアリング、2年目以上の薬剤師による処方検討会を実施しています。
処方検討会は、2年目以上の薬剤師全員の年間スケジュールを組み、業務中に経験した症例や特殊な処方について、1人10~15分程度のスライドにまとめ、発表するようにしています。
- 2年目以上勉強会
- 2年目以上の薬剤師を対象に、専門分野の薬剤に関する集中講義を年間15回程度行っています。栄養(輸液)・緩和ケア・糖尿病・抗菌薬・抗がん剤など主に各分野の専門認定資格を取得した薬剤師が講師となって実施しています。
- DIクイズ/問合せ事例紹介
- DI室から月に2回程度、『日経DIクイズ(日経BP社発行)』を参考に、日常業務に役立てられるように採用医薬品に関連して、クイズ形式で作成し、回答例や関連薬剤のポイントなどを薬剤部内にメールで配信しています。また、DI室が、主に院内スタッフから受けた問合せ、その時の対応などを、薬剤部内で共有する目的で、問合せ事例としてメール配信もしています。
学術活動
当院の薬剤部では、学会発表や論文・著書などの学術活動の機会を通して、薬剤師としてのみなさんの自己研鑽をサポートしています。
認定取得薬剤師紹介
当院の薬剤部には、学会やその他の機関・機構から認定された専門性の高い専門・認定薬剤師が多数在籍しています。
薬剤師としての専門性を磨く機会も多く、サポート体制も整備されています。
労働環境
就職後、将来的には結婚・出産・育児と大きく生活環境が変わることも予想されますが、当院では産前・産後休業や育児休業制度が整備され、ライフステージの変化を通じて長く働ける環境が整っています。薬剤部でも現在、薬剤師1名、テクニカルアシスタント1名が育児休業中です。