飯塚病院 外科

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部長ご挨拶

外科 統括部長 山下洋市

外科 統括部長 山下洋市

 昨今の医療は高度に細分化されており、我々外科も消化管・内視鏡外科、肝胆膵外科、乳腺外科に分かれて専門性を生かして診療しています。その一方で、がんや腹部救急疾患など、臓器横断的な診断・治療が必要となる患者さんも増加しており、そのような場合は「外科」として力を合わせています。

 外科は年間1000例を越える手術を行っている筑豊地区の外科の要です。栄えある飯塚病院外科の歴史と伝統を継承し、血管合併切除・再建などの拡大手術から腹腔鏡やロボット手術などの低侵襲手術も取り入れ、安全・確実な手術を提供したいと思います。

 私は主に肝胆膵外科手術を生業にして参りました。これまでに数多くの腹腔鏡手術を含めて肝切除1200例、膵切除300例を経験しております。常に良い結果が得られるとは限りませんが、他院で手術不能と診断された患者さんに拡大手術を行い、長期生存している方もいらっしゃいます。「全ては患者さんのために」頑張っておりますので、気軽にご相談頂ければと思います。

外科 統括部長
山下洋市

消化管・内視鏡外科 部長 古賀 聡

消化管・内視鏡外科 部長 古賀 聡

 当科は外科メンバーのなかで活動しております。消化管外科および内視鏡外科とくに消化管疾患を対象とし、一般外科の分野も行っております。

 消化管外科としては、食道がん、胃がん、大腸がんの手術、抗癌剤治療、放射線治療、緩和治療、集学的治療を行い、もちろん手術においては内視鏡手術を積極的に取り入れています。また、内視鏡外科としては、消化管がんの内視鏡手術を中心に一般外科(鼡径ヘルニア、急性虫垂炎、腸閉塞、胃・十二指腸穿孔、大腸穿孔ほか)での内視鏡手術に対しても可能性を追求しながら取り組んでおります。従来の外科で行っている集学的治療を元に、内視鏡手術の良い面を最大限に活用した時代に合った合理的な手術を行なって参ります。種々のガイドラインに沿って、個々に応じた治療を提供できるよう頑張ります。みなさまのお役に立つことができれば光栄です。

消化管・内視鏡外科 部長
古賀 聡

乳腺外科 部長 岡本正博

乳腺外科 部長 岡本正博

 乳腺外科は外科のメンバーとして、乳腺疾患の診療を行っています。その中心は乳癌診療であり、診断から手術療法、薬物療法まで一貫して行っています。薬物療法の多様化、AYA世代における妊孕性などの問題、遺伝性乳癌診療、乳房再建など、乳癌診療も複雑になり、専門性が必要になってきています。

 乳癌の病気としての特徴は、女性にとって頻度が高いこと、自分で見える部分の病気であること、年齢の幅が広く、ライフスタイルもさまざまであること、治療期間が長いことなどがあります。診療を行っていて、考え方や大切に思うことは、ひとそれぞれであることを実感させられます。

 飯塚病院には、地域の基幹病院として、乳癌診療をサポートしてもらえる充実した設備や診療科があり、頼りになる人たちがいます。この環境を最大限に活用して、科学的に適切な治療をベースに、対話によってその人の考え方をできるだけ尊重した方針を探り、安全に治療を提供することを目指しています。

乳腺外科 部長
岡本正博


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