臨床心理室のご紹介
臨床心理室のご紹介
人は生きていく上で、さまざまな悩みを抱えます。自分自身について、家族について、学校や職場など人間関係について、身体状態についてなど、心配事や困り事は、人によって様々です。こうした悩みやストレスを抱え、こころが行き詰まってしまうと、自分らしく考え、振る舞うことが難しくなったり、身体の不調が生じ、生活のしづらさにつながってしまう可能性があります。
臨床心理室では、こうした悩みや問題をもつ方に対し、ゆっくりと時間をとってその方のニーズをうかがいながら、こころが少しでも楽になったり、生活しやすくなっていくようなサポートを行っています。
当院には8名の臨床心理士/公認心理師がおり、様々な科の外来や病棟で、乳幼児から高齢者の方々の幅広いご相談に応じています。
臨床心理士/公認心理師とは
臨床心理士/公認心理師とは
臨床心理士
公益財団法人 日本臨床心理士資格認定協会の認定する、“心の専門家”の証となる資格です。
(参考:http://fjcbcp.or.jp)
公認心理師
2017年に新設された、心理職として国内唯一の国家資格です。
(参考:https://www.jacpp.or.jp)
主な業務内容
主な業務内容
心理面接(カウンセリング)
いま困っていることや不安に思っていることなどに対し、ゆっくりとお話をうかがいながら、臨床心理学にもとづく知識や技術、経験から困りごとを解決していくための糸口を探し、日々を過ごしやすくなるように一緒に考えていきます。
また、予期せぬ事故や急な病気においては、大きなストレスがかかり、様々な心理的反応が現れます。そうした際のこころのケアも行っています。
心理検査
心理検査は、見えないこころを“見える化”し、理解していくための手がかりとなるツールの1つです。検査を通じて、その方の特性や現在の心理状態を知ることで、有効な治療、支援につなげていくことを目指します。発達・知能検査、人格検査、認知機能検査など、さまざまな種類の検査があります。
その他の業務
一対一の面接の他、多職種チーム医療の一員として、医師やスタッフから相談を受けたり、カンファレンスへ参加することを通じて、治療のサポートを行っています。リエゾン精神科チーム、緩和ケアチーム、周産期領域、小児科領域などでも、専門性を発揮して活動しています。
*当院の患者さんで、臨床心理室のご利用を希望される方は、まずは主治医にご相談ください。