飯塚病院 産婦人科

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飯塚病院

当科の特徴

当科について

当科の特徴

 産婦人科は、妊娠分娩を対象とする周産期領域、婦人科腫瘍(良性、悪性)を対象とする婦人科腫瘍領域、不妊症や内分泌異常を対象とする不妊内分泌領域の3つの領域に分かれていて、常勤スタッフ8名で、一般外来、分娩及び手術を中心に、救急外来、ハイリスク母体搬送、緊急手術に24時間体制で対応しています。病床数 60床、年間分娩数 約630例、年間手術症例 約720例と、県内の大学病院に匹敵する症例数を誇り、日本産科婦人科学会専門医制度卒後研修指導施設、福岡県総合周産期母子医療センターに指定され、筑豊地域の基幹病院としての役割を担っています。

 周産期領域においては、2013年12月に福岡県総合周産期母子医療センターに指定され、ハイリスク妊娠の管理、胎児異常の診断、流早産治療などに積極的に取り組み、専門外来としてのハイリスク妊婦超音波外来にて、先天異常スクリーニングや胎児評価、循環動態の評価を行っています。また、帝王切開時や異常分娩時には新生児専門医の立ち会いのもと新生児管理を行っています。福岡県で初めてのALSO(産科救急シミュレーションプログラム)の開催や周産期専門医制度基幹施設の認定と福岡県の周産期医療をリードしていく立場となりましたので、今後も断らない母体搬送の強化や筑豊地域外へのアピールを継続していきます。

 婦人科腫瘍領域では、子宮筋腫や卵巣嚢腫などの良性腫瘍に対しては腹腔鏡下手術や子宮鏡下手術等の低侵襲性手術を積極的に取り入れています。また、子宮頚癌、子宮体癌、卵巣癌などの悪性腫瘍に対しては手術療法、抗癌化学療法、放射線療法などを組み合わせた集学的治療を行い良好な治療成績が得られ、また患者さんのQOLの改善にも十分に取り組んでいます。また、2014年4月に腹腔鏡下子宮体癌手術が保険適応となり、5月に内視鏡技術認定医の赴任による鏡視下手術数が増加し、日本産婦人科内視鏡学会認定研修施設として登録されました。今後も内視鏡トレーニングの充実と内視鏡術者の育成プログラムの作成を行っていきます。

 不妊内分泌領域では、不妊症一般検査や腹腔鏡検査のもとに午後の専門外来にて不妊治療を行い、子宮内膜症や習慣流産の治療にも取り組んでいます。

専門医・指導医在籍状況

指導医数 日本婦人科腫瘍学会婦人科腫瘍専門医 2名
日本婦人科腫瘍学会婦人科腫瘍指導医 2名
日本がん治療認定医機構暫定教育医 1名
日本がん治療認定医機構がん治療認定医 2名
日本内視鏡外科学会技術認定医 1名
日本産科婦人科内視鏡学会技術認定医 1名
日本女性ヘルスケア暫定指導医 1名
日本周産期・新生児医学会 周産期(母体・胎児)指導医 1名
日本周産期・新生児医学会 周産期(母体・胎児)専門医 2名
日本超音波医学会指導医 1名
日本超音波医学会専門医 1名

当科の歴史

  • 1918年(大正 7年)8月 診療開始
    内科、外科、産婦人科、耳鼻咽喉科、眼科の5診療科で従業員とその家族のみを対象とした「麻生炭鉱病院」として開院
    飯塚病院開院以来産婦人科は診療科として稼働している
  • 1999年(平成11年)8月 NICU開設
  • 2000年(平成12年)8月 福岡県地域周産期母子医療センターに指定
  • 2013年(平成25年)12月 福岡県総合周産期母子医療センターに指定

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