飯塚病院 臨床工学部

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ラーニングセンター

概要

 飯塚病院では現場で生じた事象の振り返りからの学びを、教育に転換できる場としてラーニングセンターを旧本館1階に設立しました。


「安心・安全の医療を提供する為の訓練は業務である」の考えのもと、多忙な指導者や学習者が隙間時間を使用して学びを深められるよう、いつでも容易に利用できる場となることを目指しています。
訓練者自らの「気づき」は学習する上で非常に重要であるといった考えのもと、ラーニングセンターのマークを決定しました。気づきを促進させるための工夫としてカメラを設置し、振返り時に撮影した映像を客観視できる環境としています。


~ラーニングセンターの主な活用方法~

[1]一連の流れを意識したシナリオトレーニング

初期研修医の先生方を対象に腰椎穿刺などの手技トレーニングシミュレータをシナリオに組み込み、初診からの一連の流れのトレーニングを行っています。また、看護師さんを対象に高性能シミュレータを用いて急変時の対応トレーニング、病棟ベッドを再現して様々なシナリオに沿ったトレーニングも行っています。

(写真:株式会社京都科学ホームページ製品ラインナップ、
レールダルメディカルジャパンホームページ製品ラインナップより転載)

[2]技術向上のための手技トレーニング

スキルスラボの名称で実施していた内容(医師を対象とした手技練習のための内視鏡トレーナー、臨床工学技士を対象とした体外循環シミュレータ)も継続して実施できる環境としています。その他、CV(中心静脈)穿刺や挿管などの手技トレーニングシミュレータも容易に使用できる環境構築を目指しています。

[3]一般市民の方への医療啓発の場

院内企画のイベント時に地域の児童や地域市民の方に医療機器の操作体験の場を提供しています。先日も、キッズツアーとして地元小学生の皆さんに、内視鏡の操作体験を行いました。


今後も様々なトレーニングに対応し、支援を行いながら、「気づき」を導きやすい環境を構築することで、教育者・訓練者の両立場にとって最大限の学びを得られる場となることを目指していきます。

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