中央検査部 > ご利用の皆様へ > 脳波・神経の検査
脳波検査は脳の機能(働き)を調べる検査で、頭皮上に多数の電極(19個)を装着して記録します。この電極は脳細胞の小さな電気信号を取り出し、脳波計で波として記録するためのもので、そこから電気刺激をするものではありません、記録された波の形や大きさ、出現パターンなどで脳の活動異常を見つけることができます。
神経の検査は末梢神経の伝わり方を調べる検査(神経伝導検査)、聴覚、視覚、体性感覚などの感覚器を刺激して大脳の反応を調べる検査(感覚誘発電位検査)などがあります。手足がしびれる、力が入りにくい、耳が聞こえにくい、目が見えにくいなどの症状がある場合にこれらの検査を用いてその原因や障害部位を調べます。
いずれも約60分の検査時間を要します。
脳波検査も神経の検査も検査時間が長い検査となっています。そのため、検査前にはトイレを済ませておいてください。脳波検査や誘発電位検査の場合はまばたきや頭を動かしたり、身体に力をいれないで安静にしてください。検査を受ける患者さんが乳幼児の場合は、寝ていただいてからの検査となります。そのため、医師の指示により弱い眠剤(睡眠薬)を飲んでいただくことがあります。