中央検査部 > ご利用の皆様へ > 微生物検査
感染症の診断と治療に欠くことのできない検査で、感染症を引き起こす原因微生物を特定する検査です。血液、喀痰、尿、便、膿などの検体中に存在する細菌を同定し、どんな薬が効くかを検査します。
顕微鏡などを用いて確認
喀痰のグラム染色像
(肺炎球菌とインフルエンザ桿菌)
分離培養
2日目:細菌同定検査・薬剤感受性検査
3日目:結果報告
保存状態や検体の取り方により、検体の良し悪しが決まります。
喀痰では検査に適した検体か否かを肉眼的に評価して、適さない検体は取り直しをお願いしています。患者さんのご協力が重要となりますので、検査前には外来や病棟で説明を受けていただきます。
良質な痰
質の悪い痰=唾液
血液培養自動分析装置にて血液培養ボトルが陽性転化してから、30分以内にグラム染色結果を主治医(休日は病棟)に報告しています。
感染症ドクター(ICD)、感染管理のナース(ICN)、薬剤師とともに感染制御チームの一員として、感染管理委員会をはじめ、様々な活動に参加しています。検査結果をできるだけ早く正確に報告し、耐性菌などの情報提供に努めています。