専門看護師
慢性疾患看護専門看護師

内科系病棟勤務
岡 佳子
ナースをめざしたきっかけ
今でもナースに憧れるようになった時のことを鮮明に覚えているのですが・・
4歳の頃、ケガをして病院に行ったことがきっかけで、幼いながらも「私も人の役に立ちたい」と看護師に憧れるようになりました。それは、その夢を実現する日まで決して変わることはありませんでした。
専門看護師を取得した理由
多くの慢性疾患を抱えた患者さんの療養を続ける苦悩に向き合ったこと、入退院を繰り返す患者さんを前に無力感を抱く看護師(わたしも含めた)の姿に患者さんやご家族、医師や看護師の懸け橋になりたいと慢性疾患看護専門看護師を志すようになりました。
飯塚病院を選んだ理由
筑豊地域の基幹病院としての使命を担う当院において、多くの慢性疾患を抱える患者さんが入院や通院されておられる現状、専門看護師として実践するためには看護部長の理解がとても重要な一方、専門看護師が少数であることよりその理解がなかなか得られにくい現状のなか、須藤看護部長の専門看護師に寄せてくださる期待や「慢性看護を向上させたい」との熱い思いに触れたことがきっかけで専門看護師の道を開きたいと当院への就職を決意しました。
精神看護専門看護師

看護部長室(精神科外来)勤務
堤 一樹
精神看護専門看護師とは
精神看護の分野で精神疾患患者に対して、また一般病院でも心のケアを行う、リエゾン精神看護の領域があります。リエゾンとは「つなぐ、連携する」という意味のフランス語で、身体疾患をもつ患者さんが抱える精神的な問題や課題に看護を提供していきます。当院は救急・急性期病院でもあり、突然の入院などでは患者さんの抱える精神的、心理的負担などは大きいものです。精神看護の技術を活かし、負担を軽減するための看護を提供していきます。
資格取得を目指したきっかけ
患者さんへよりよい看護を提供したいと考え、一度精神科認定看護師の資格取得を行ないました。その中で精神看護専門看護師の方々の講義を聴く機会が沢山あり、知識の深さや考え方などで憧れを抱きました。また、精神科病院だけでなく、当院のような病院でも沢山の精神的な問題を抱える患者さんがいることを知り、その方達のために精神と身体を「つなぐ」看護師になれたらと考えたのがきっかけになります。
飯塚病院で行なっていきたいこと
患者さんの抱える精神的、心理的な負担に対して支援が出来ることが重要だと考えています。それにより患者さんをホリスティック(全人的)にケア出来ると思います。このホリスティックにケアをするということを常に考えながら、心の問題を抱える患者さんの看護を行っていこうと考えています。一方で筑豊地域は高齢化が進んでいる地域でもあり、認知症・せん妄患者さんも多く、それらの患者さんの対応が出来るというのも当院の課題の一つだと考えます。患者さんが身体的・精神的に安心してケアを受けられるよう、支援をしていきたいと考えています。
急性・重症患者看護専門看護師

中央第5病棟勤務
藤村 賢宏
急性・重症患者看護専門看護師とは
緊急度や重症度の高い患者に対して集中的な看護を提供し、患者本人とその家族の支援、医療スタッフ間の調整などを行い、最善の医療が提供されるよう支援するという役割が求められています。当院は急性期病院であり、緊急入院された患者さんが少しでも安心して入院生活が過ごせるように支援を行います。
資格取得を目指したきっかけ
急な病気やケガなどで緊急処置・入院を余儀なくされる患者さんとそのご家族に対して適切な看護を提供するために、まずは自分自身がしっかりとした知識や技術を身につける必要があると考えました。さらに、より良い看護を提供するためには、教育や人材育成が重要であると考え専門看護師を目指し、2019年に急性・重症患者看護専門看護師として日本看護協会から認定を受けました。
飯塚病院で行なっていきたいこと
私は、出身が筑豊であり、筑豊地区の急性期医療に貢献したいという思いから飯塚病院での勤務を決意しました。今後は、急性・重症患者看護専門看護師として、組織を横断的に活動し、他の医療スタッフと協働し、医療チームで患者さんの速やかな全身状態の安定化や、QOL(クオリティ・オブ・ライフ)の尊重に根ざしたケアが提供できるように努めます。また、患者さんが1日でも早く自宅へ戻り、社会復帰できるように支援していくと共に、患者さんとそれを支えるご家族に対して真摯に向き合っていけるように日々研鑽していこうと思います。