セル看護推進研究会

セル看護推進研究会

第3回セル看護推進研究会を終えて

セル看護推進研究会 会長 須藤 久美子

 2021年9月18日に第3回セル看護推進研究会を開催しました。414名の方々にご参加いただき盛会裏に終えることができました。これも参加していただいた方々や裏方でお世話してくださった方々のおかげとこころから感謝しています。

当初はハイブリット開催の予定で進めていましたが、福岡県にCOVID-19の緊急事態宣言が発出され急遽リモート開催となりました。

セッション1では「セル看護提供方式®導入までの経緯」として、トヨタ記念病院・医誠会病院・熊本地域医療センターの皆さまにご発表していただきました。どの病院の方々も真摯に取り組んでおられ、成果と課題が明快になっていました。現在導入中や導入を検討されている病院の方々にとっては、大いに参考になったのではと推察しました。実際に「勇気とやる気をもらった。」との声を多く聞くことができました。

セッション2では「セル看護提供方式®はCOVID-19 の感染対策に効果を発揮する」として、常盤台病院・谷田病院・田川新生病院・飯塚病院の方々にご発表をいただきました。実は、私もこの病院の方々から気づかされた内容でした『セル看護で業務効率を上げることが感染対策にも有効である』という事だと認識しました。
セル看護提供方式®には、まだまだ隠れた「力」が存在しているとあらためて私自身が気づかされた次第でした。ただ、セッション1・2を通して、皆さまからの多くの質問に応えられなかったことを心苦しく思っています。

この研究会を通してセル看護導入病院が増えていくことをうれしく思っています。コロナ前には飯塚病院にたくさんの見学者が来られていましたが、今回発表された病院への見学も理にかなっていると思いました。特に、急性期以外の病院の方々のご発表は、大いに参考になる事例だと思いました。

また、導入病院が増えることで「なんちゃってセル看護」が増殖しないように、セル看護提供方式®の必須要件をホームページに掲載しました。どうぞ、参考にしてください。

医療を取り巻く環境が大きく変わろうとしている今こそ、ダーウィンが進化論で示しているように「この世に生き残る生物は最も強いものではなく、最も知性の高いものでもなく、最も変化に対応できるものである」そうであれば、変化を乗り越えるために変革にチャレンジしていただくことを切に願っています。研究会として支援できれば幸いに存じます。次年度もさらにパワーアップしたセル看護推進研究会で皆様方と再びお目にかかることを祈念しています。ありがとうございました。

セル看護推進研究会へのお問い合わせ
E-mail:aihkango@aih-net.com