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お酢について

 3月3日のひな祭り、ちらし寿司を食べたという方も多かったのではないでしょうか。
今回は様々な健康効果のある、お酢について紹介していきたいと思います。

お酢って何?

 お酢とは、糖質を含む食材を原料として、それを発酵させた後、酢酸発酵させた液体調味料のことです。お酢の種類は原料別にたくさんあり、穀物酢、米酢、リンゴ酢など様々です。

お酢の健康効果について

①便秘改善
 お酢には胃酸の分泌を促す作用があり、胃や腸を刺激し、蠕動運動を活発にすると言われています。さらに、腸内の善玉菌を増やし、便通の改善効果が期待できます。

②疲労回復
 スポーツの際にレモンのはちみつ酢漬けを食べた方も多いのではないでしょうか。スポーツ後など、体をよく使ったときに疲れたと感じるのは、体内でエネルギー不足になっているからです。お酢と糖分を一緒に摂ることで、より効果的にグリコーゲンを補給でき、疲れを癒やすことができます。

③内臓脂肪、血中脂質を減らす
 お酢の主成分である酢酸には、高めの血中脂質を低下させる働きがあります。毎日お酢を摂取することで、内臓脂肪を減らす働きがあることが分かりました。

④食欲増進作用
 酢のさっぱりとした酸味が味覚や嗅覚を刺激し、唾液や胃酸の分泌を促し、食欲を増進させます。

 お酢には様々な健康効果があることが分かって頂けたと思います。夏に向けて徐々に日差しが暖かくなり、暑さで疲労がたまる方もいるのではないでしょうか。
 そんな時はぜひ、毎日の習慣にリンゴ酢や果実酢を取入れたり、お酢を活用した料理を作ってみてください。夏に向けて、お酢の健康効果を十分に取入れましょう!

参考文献:お酢って何?くらしプラ酢 ミツカン<http://www.mizkan.co.jp>
タマノイ酢株式会社<http://www.tamanoi.co.jP>
文責:ビスタ 仁衣奈

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