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日本では、バレンタインデーは女性から男性へ愛の贈り物として、チョコレートを贈る習慣がありますが、現在のバレンタインデーの始まりは、昭和30年代(1950年代)に入ってからのようです。バレンタインデーの贈り物と言えばチョコレート!皆さんもご存じかと思いますが、チョコレートとはカカオ豆からできています。
それでは一体カカオ豆とはどのようなものでしょうか。
カカオ豆とは、カカオの樹の果実の中にある種子のことです。カカオの樹は西アフリカや東南アジアなど高温多湿な地方で栽培される熱帯植物です。
カカオ豆をローストして細かく砕き、外皮を取り除いたものを「カカオニブ」と言います。このカカオニブを擦り混ぜると油分が溶け出て「カカオリカー」という液状になります。このカカオリカーを固めたものが「カカオマス」と言い、砂糖が全く入っていないカカオ100%のチョコレートとなります。これに砂糖やミルクパウダー、レシチン(乳化剤)などを混ぜることで、普段私たちが食べているような甘くておいしいチョコレートができます。
チョコレートは食べ過ぎると太ったり、肌荒れしたりなどマイナスなイメージを持つ方も多いと思いますが、健康的な成分も含まれています。
①血液サラサラ!カカオポリフェノール
チョコレートに含まれているカカオポリフェノールは、血液をサラサラに保つ働きがあり、動脈硬化のリスク低減に効果的と言われています。
②腸内環境を整える食物繊維
チョコレートには不溶性食物繊維が含まれており、腸の働きを活発にして便通をよくし、腸内環境を整える働きがあります。
このように健康にもいいと言われているチョコレートですが、糖質や脂質も多く含まれているため、チョコはちょこっとにして、食べすぎには気を付けましょう!!
参考文献:日本チョコレート・ココア協会 chocolate-cocoa.com
株式会社日京クリエイト nikkyo-create.co.jp
文責:縄田 純子