飯塚病院 栄養部

栄養部 > 栄養まめ知識

栄養まめ知識

>> 栄養まめ知識バックナンバーへ

糖質の摂り方、偏っていませんか?

 夏に向けてダイエット!と考える方も多いのではないでしょうか。ダイエットと言えば、気になるのが糖質!?今回は、そんな糖質についてお話します。

糖質ってなに??

糖質 糖質は、体のエネルギー源となる重要なもので、摂りすぎると体重増加や糖尿病のリスクが高くなります。しかし、平成30年の国民健康・栄養調査によると日本人の炭水化物の平均摂取量は年々低下しています。そう考えると、体重増加や糖尿病の原因も糖質だけではなさそうです。また、糖質を控えることばかりに、気を取られてたんぱく質や脂質を取り過ぎると腎臓病や動脈硬化の促進等のリスクが大きくなるため、適量を摂取することが重要です。

糖質の偏りに注意!! 減らし過ぎも取り過ぎもNG!!

 実際に必要な糖質量はどのくらいでしょうか。日本食事摂取基準では、1日に摂取する糖質量(割合)を55~65%としています。成人男性なら最低でも1食当でお茶碗1膳分(150g)は欲しいですね。ご飯の量はおかずの種類にもよりますので、イモ類やかぼちゃも食べる場合は、少なくするなど工夫が必要です。もちろん、食事以外で甘いお菓子やジュースを摂る方、運動不足の方は、そこから変えてみてください。糖質の摂り方に偏りがあるかチェックしてみましょう。
糖質の偏りに注意

糖質の偏りに注意  なにかを極端に控えるような方法は長続きしません。
 無病息災を目標に、まずは、できることからはじめてみませんか。




参考文献:平成30年国民健康・栄養調査、日本人の食事摂取基準2015年版、栄養と料理
文責:村瀬 彩咲美

このページの一番上へ