厚生労働省の病院情報の公表に基づき、全国統一の病院指標データを公開いたしました。
2024年6月1日から2025年5月31日までの退院患者さんのDPCデータより集計しています。
10未満の数値につきましては、-(ハイフン)で表示しています。
2024年度 飯塚病院 病院情報の公表
病院指標
医療の質指標
救急車受入困難症例数
病院指標
-
年齢階級別退院患者数
年齢区分 10代
未満10代 20代 30代 40代 50代 60代 70代 80代 90代
以上患者数 1,039533 338 458 895 1,588 3,161 6,521 4,302 1,110 当院では60歳以上がおよそ7割を占めています。高齢化社会に伴い、今後も高齢層の割合が増加していく傾向にあると思われます。
当院は総合周産期母子医療センターを併設しており、小児医療にも力を注いでいます。 -
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
診断群分類別患者数等は、DPC包括請求のみのデータで集計しております。総合診療科
DPCコード DPC名称患者数 平均在院
日数(自院)平均在院
日数(全国)転院率 平均
年齢110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 133 13.02 13.66 9.77% 71.79 0400802499x0xx 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2 なし 103 11.38 16.40 6.80% 84.41 040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし 90 14.31 20.78 22.22% 77.64 060210xx99000x ヘルニアの記載のない腸閉塞 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 87 10.77 9.08 3.45% 72.86 100393xx99xxxx その他の体液・電解質・酸塩基平衡障害 手術なし 63 10.89 9.83 1.17% 71.37 総合診療科の症例で最も多いのは、急性腎盂腎炎を含む尿路感染症です。他に尿路感染症や腸閉塞などは高齢者に多く、高齢化が進むこの地域では、今後これらの疾患が増加していくものと思われます。
循環器内科
DPCコード DPC名称患者数 平均在院
日数(自院)平均在院
日数(全国)転院率 平均
年齢050070xx03x0xx 頻脈性不整脈 経皮的カテーテル心筋焼灼術 手術・処置等2 なし 302 4.24 4.47 0.33% 70.27 050030xx03000x 急性心筋梗塞(続発性合併症を含む。)、再発性心筋梗塞 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 176 11.40 11.37 1.14% 71.70 050050xx0200xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 175 4.81 4.18 1.14% 72.39 050050xx9910xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等1 1あり 手術・処置等2 なし 128 2.95 3.07 0.00% 71.10 050130xx9910xx 心不全 手術なし 手術・処置等1 1あり 手術・処置等2 なし 94 13.85 14.08 3.19% 71.79 筑豊地域を代表する急性期病院として、質の高い高度医療を提供することが当科の使命と考えています。
重症患者に対して当院で治療を完結出来る体制作りを行っています。重症患者に対する貴重な治療経験を糧に、多岐にわたる循環器疾患を適切に診ることが出来る医師を育てることが目標です。2025年度も患者個々への治療最適化、良質な医療提供を目指していきます。呼吸器内科
DPCコード DPC名称患者数 平均在院
日数(自院)平均在院
日数(全国)転院率 平均
年齢040040xx9910xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 あり 手術・処置等2 なし 255 2.74 3.03 0.39% 72.87 040040xx99040x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし 138 8.98 8.16 0.00% 74.04 0400802499x0xx 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2 なし 117 20.90 16.40 13.68% 81.42 040110xxxx00xx 間質性肺炎 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 107 21.42 18.68 19.63% 75.25 040040xx9900xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 99 14.05 13.41 10.10% 73.32 筑豊地区の超高齢化に伴って、肺炎などの呼吸器感染症と肺癌を主とする悪性腫瘍が増加の一途をたどっており、これらの疾患が入院診療の中心となっています。
当院では、COPD・喘息・間質性肺炎の患者さんを対象とした専門外来を設けております。外 科
DPCコード DPC名称患者数 平均在院
日数(自院)平均在院
日数(全国)転院率 平均
年齢060035xx0100xx 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 114 14.61 14.81 5.26% 71.93 090010xx010xxx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。))等 手術・処置等1 なし 102 9.57 9.77 1.96% 66.29 060330xx02xxxx 胆嚢疾患(胆嚢結石など) 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 85 7.19 5.99 1.18% 63.21 060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 83 5.80 4.54 2.41% 71.16 060335xx0200xx 胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 77 8.18 7.05 3.90% 68.13 当科は「地域がん診療連携拠点病院」として、消化管(食道、胃、腸)、肝胆膵、乳腺等のがん診療の中心的役割を果たしています。各種診療ガイドライン等に沿って、エビデンス(科学的根拠)に基づいた診療を行っています。
現在は、「消化管チーム」、「肝胆膵チーム」、「乳腺チーム」に分かれ、各専門医・指導医を中心に専門性の高い医療を提供しています。
当科は各学会が定めた手術数など一定数以上の患者さんの診療を行い、専門医や指導医が在籍していなければ取得できない施設認定を数多く取得しています。また、飯塚病院は2025年1月にがんゲノム医療連携病院になりました。がんゲノム医療は、次世代シークエンサーによりがんの多数の遺伝子変異を一度に調べ、専門家会議の推奨を経て、再発がんの薬物療法を選択するというアプローチです。連携医療・緩和ケア科
DPCコード DPC名称患者数 平均在院
日数(自院)平均在院
日数(全国)転院率 平均
年齢040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし 86 24.51 20.78 23.26% 83.47 050130xx9900x0 心不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 他の病院・診療所の病棟からの転院以外 58 24.36 17.33 37.93% 87.76 110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 50 24.36 13.66 38.00% 82.08 180010x0xxx2xx 敗血症(1歳以上) 手術・処置等2 2あり 49 41.71 30.90 34.69% 78.06 0400802499x0xx 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2 なし 45 25.04 16.40 35.56% 86.16 当科は、筑豊地域が「病気になっても過ごしたい過ごし方を、過ごしたい場所でできる地域」になるよう、医療を通じて地域づくりに貢献することをミッションに掲げております。
当科におきましては、これらを着実に、そして筑豊地域の高齢化のスピードに負けないスピード感で推進すべく、①若手医師を中心とした、地域緩和ケア人材の育成 ②切れ目のない緩和ケア提供体制構築を目的とした連携機能 ③既成概念に捉われない、地域ニーズに即した医療システムの構築の3つの特徴的な取り組みを行っております。消化器内科
DPCコード DPC名称患者数 平均在院
日数(自院)平均在院
日数(全国)転院率 平均
年齢060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 364 2.47 2.57 0.27% 69.81 060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 196 8.90 8.88 6.12% 76.02 06007xxx97x0xx 膵臓、脾臓の腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等2 なし 66 7.67 11.52 3.03% 71.95 060020xx04xxxx 胃の悪性腫瘍 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 65 8.51 7.45 0.00% 76.05 06007xxx9910xx 膵臓、脾臓の腫瘍 手術なし 手術・処置等1 あり 手術・処置等2 なし 49 2.41 4.08 0.00% 71.37 消化器内科は内視鏡診療を中心とした消化器病の専門内科です。内視鏡検査経験豊富な消化器内視鏡医により、上部消化管内視鏡検査、下部消化管内視鏡検査、小腸内視鏡検査、内視鏡的止血術やERCP、食道胃静脈瘤に対する硬化療法等、各種の専門的な内視鏡処置に対応が可能です。
また、当院は日本消化器内視鏡学会認定指導施設に指定され、当科の内視鏡診療の質(正確な診断、治療、最新鋭の診断装置や洗浄装置等を装備)が学会から高く評価されております。さらに、日本消化器病学会の専門医・指導医も複数名在籍しており、最近増加傾向にある潰瘍性大腸炎やクローン病といった炎症性腸疾患や膵臓癌を含めた胆膵疾患の診療も数多く行なっています。小児科
DPCコード DPC名称患者数 平均在院
日数(自院)平均在院
日数(全国)転院率 平均
年齢0400801199x0xx 肺炎等(1歳以上15歳未満) 手術なし 手術・処置等2 なし 126 5.72 5.61 0.79% 6.79 040090xxxxxxxx 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) 110 5.53 6.22 1.82% 1.26 150040xxxxx0xx 熱性けいれん 手術・処置等2 なし 60 4.10 3.51 0.00% 2.00 100393xx99xxxx その他の体液・電解質・酸塩基平衡障害 手術なし 57 4.77 9.83 0.00% 6.82 060380xxxxx0xx ウイルス性腸炎 手術・処置等2 なし 56 4.55 5.55 0.00% 5.63 当科は、小児科専門医プログラム認定施設です。
福岡県総合周産期母子医療センターの新生児部門を有しており、ハイリスク分娩からの出生児の診療をしています。福岡県筑豊地域の中核病院小児科(地域小児科センター)として、地域小児総合医療(4部門3事業)の更なる充実を目指します。福岡県の委託としての3つの拠点事業(小児等在宅医療連携拠点、児童虐待防止拠点、予防接種拠点)のリーダーと目標(ビジョン&ストラテジー)をお示しします。腎臓内科
DPCコード DPC名称患者数 平均在院
日数(自院)平均在院
日数(全国)転院率 平均
年齢110280xx03x0xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 内シャント血栓除去術等 手術・処置等2 なし 473 2.12 3.82 3.17% 74.00 110280xx9900xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 59 13.14 11.35 18.64% 73.24 110280xx02x00x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 動脈形成術、吻合術 その他の動脈等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 44 13.64 7.38 2.27% 71.84 110280xx9902xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 2あり 31 4.97 7.83 0.00% 73.13 110280xx02x1xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 動脈形成術、吻合術 その他の動脈等 手術・処置等2 1あり 24 42.54 33.81 20.83% 70.50 筑豊地域の高度急性期および救急医療を担う腎臓内科として、急性腎障害、慢性腎臓病、そして末期腎不全に対する医療のすべてを包括的に提供しています。
慢性腎臓病に対しては、腎炎から糖尿病、高血圧など、さまざまな原因による慢性腎臓病の診断を行い、腎臓専門医、看護師、栄養士、臨床工学技士などによるチーム医療により、それぞれの疾患に対して適切な医療を提供しています。整形外科
DPCコード DPC名称患者数 平均在院
日数(自院)平均在院
日数(全国)転院率 平均
年齢160800xx02xxxx 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 196 25.53 25.29 85.71% 80.96 07040xxx01xxxx 股関節骨頭壊死、股関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 173 20.04 18.76 7.51% 69.03 070230xx01xxxx 膝関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 100 21.39 21.38 22.00% 74.52 160760xx01xxxx 前腕の骨折 骨折観血的手術 前腕、下腿、手舟状骨等 38 7.53 5.95 10.53% 67.45 160780xx97xx0x 手関節周辺の骨折・脱臼 手術あり 定義副傷病 なし 26 10.92 3.94 3.85% 34.15 当科は筑豊地域の基幹病院として日夜診療にあたっており、救急外傷や変性疾患にも対処しています。
変性疾患では特に股関節・膝関節に対する手術を積極的に行っており、人工関節置換術、関節温存術、鏡視下手術などを行っています。人工関節手術においては、設置精度を向上させ、手術成績の向上に努めています。また、従来から行ってきた膝関節の関節温存術に加え、股関節領域でも関節温存術を積極的に行っております。眼 科
DPCコード DPC名称患者数 平均在院
日数(自院)平均在院
日数(全国)転院率 平均
年齢020110xx97xxx1 白内障、水晶体の疾患 手術あり 両眼 152 3.86 4.29 1.32% 76.01 020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患 手術あり 片眼 101 2.19 2.49 0.00% 75.48 020220xx97xxx0 緑内障 その他の手術あり 片眼 93 4.48 4.52 0.00% 76.96 020160xx97xxx0 網膜剥離 手術あり 片眼 66 6.92 7.53 1.52% 66.32 020220xx01xxx0 緑内障 緑内障手術 濾過手術 片眼 40 9.35 8.69 0.00% 74.18 硝子体手術や緑内障手術、網膜剥離手術など重症例の手術を行っています。眼瞼疾患、結膜疾患、白内障はご希望にあわせて日帰り手術、入院手術の両方を行っており、自由診療ですが、多焦点眼内レンズを用いた白内障手術も行っています。
また、手術以外に視神経炎やぶどう膜炎などの疾患に対しても、全身検査を含め総合的な治療を行っています。
今後も多様化する患者さんのニーズに対応しながら、筑豊地区の基幹病院として、より一層、地域医療に貢献していけるよう努めます。産婦人科
DPCコード DPC名称患者数 平均在院
日数(自院)平均在院
日数(全国)転院率 平均
年齢12002xxx02xxxx 子宮頸・体部の悪性腫瘍 子宮頸部(腟部)切除術等 66 3.02 2.92 0.00% 42.73 120070xx02xxxx 卵巣の良性腫瘍 卵巣部分切除術(腟式を含む。) 腹腔鏡によるもの等 62 6.16 5.97 0.00% 46.08 120060xx02xxxx 子宮の良性腫瘍 腹腔鏡下腟式子宮全摘術等 56 5.55 5.88 0.00% 47.05 120010xx99x30x 卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 3あり 定義副傷病 なし 55 4.35 4.12 0.00% 66.98 12002xxx01x0xx 子宮頸・体部の悪性腫瘍 子宮悪性腫瘍手術等 手術・処置等2 なし 48 9.44 9.84 2.08% 59.83 産婦人科は、妊娠分娩を対象とする周産期領域、婦人科腫瘍(良性、悪性)を対象とする婦人科腫瘍領域、不妊症や内分泌異常を対象とする不妊内分泌領域の3つの領域に分かれています。
周産期領域においては、福岡県総合周産期母子医療センターに指定されており、ハイリスク分娩に数多く対応しています。泌尿器科
DPCコード DPC名称患者数 平均在院
日数(自院)平均在院
日数(全国)転院率 平均
年齢110080xx991xxx 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 あり 151 2.66 2.45 0.66% 73.91 110070xx03x0xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等2 なし 100 7.50 6.81 1.00% 77.66 11012xxx02xx0x 上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術 定義副傷病 なし 59 6.07 5.16 3.39% 65.97 11001xxx01x0xx 腎腫瘍 腎(尿管)悪性腫瘍手術等 手術・処置等2 なし 36 11.22 10.12 0.00% 70.86 110080xx01xxxx 前立腺の悪性腫瘍 前立腺悪性腫瘍手術等 32 11.47 11.11 0.00% 71.94 PSA高値(前立腺癌疑い)症例に対する精査としてMRI検査を行い、病巣の有無を確認後に経直腸的前立腺針生検または経会陰式前立腺針生検(MRI画像融合生検:フュージョンバイオプシー)を施行し診断精度を高めています。
また前立腺癌診断確定後、根治治療が可能な方には、手術(ロボット支援腹腔鏡下前立腺全摘除術)または放射線治療(通常分割照射または定位照射:サイバーナイフ)の治療選択肢を提案しています。
腎細胞癌に対するロボット支援腎部分切除術や腎盂・尿管癌、副腎腫瘍に対する腹腔鏡手術など低侵襲治療を心がけています。肝臓内科
DPCコード DPC名称患者数 平均在院
日数(自院)平均在院
日数(全国)転院率 平均
年齢060050xx03xxxx 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。) 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等) 選択的動脈化学塞栓術 61 10.51 10.22 1.64% 74.13 060050xx97x0xx 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。) その他の手術あり 手術・処置等2 なし 54 8.81 11.14 3.70% 75.74 060050xx99000x 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 43 10.02 8.13 6.98% 76.74 060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 32 10.19 8.88 0.00% 77.19 060050xx9902xx 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 2あり 27 10.96 14.83 0.00% 78.15 診療対象の中心は、肝癌と肝炎-肝硬変です。
肝癌治療においては、経皮的ラジオ波焼灼療法(腫瘍を電極針で穿刺-焼灼する根治的治療)は、確実な治療のため、全例をCT撮影できる治療室で施行していることが特徴です。
また、手術やラジオ波焼灼術などの根治的治療が難しい進行肝癌に対しては、他科との連携を図りながら、化学療法、放射線治療、血管造影、リザーバー動注療法など、患者さんの病状および背景を考慮した最適の方法で実施しており、肝癌に対する一通りの標準的治療は飯塚病院で行うことが可能です。脳神経内科
DPCコード DPC名称患者数 平均在院
日数(自院)平均在院
日数(全国)転院率 平均
年齢010060xx99x20x 脳梗塞 手術なし 手術・処置等2 2あり 定義副傷病 なし 187 21.70 16.94 58.29% 78.72 010060xx99x40x 脳梗塞 手術なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし 122 18.07 16.89 40.16% 75.02 010230xx99x00x てんかん 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 38 9.05 6.89 7.89% 63.03 010060xx99x21x 脳梗塞 手術なし 手術・処置等2 2あり 定義副傷病 あり 17 33.88 30.25 88.24% 86.29 010061xxxxx0xx 一過性脳虚血発作 手術・処置等2 なし 17 8.82 6.31 0.00% 78.94 当科の入院患者の8割以上が急患入院であり、神経救急の診療が主体です。特に脳卒中の急性期治療に力を入れています。
脳卒中のうち脳出血とクモ膜下出血は脳神経外科が担当し、脳神経内科が脳梗塞を担当します。病歴、診察所見、画像検査などにより正確な病型診断を行ったうえで適切な治療法を選択しています。
また、各種神経難病の診療にも取り組み、福岡県重症神経難病ネットワークの筑豊地区の基幹病院にもなっています。血液内科
DPCコード DPC名称患者数 平均在院
日数(自院)平均在院
日数(全国)転院率 平均
年齢130030xx99x5xx 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等2 5あり 68 19.90 19.30 1.47% 71.74 130030xx99xBxx 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等2 Bあり 42 17.57 12.23 2.38% 73.50 130040xx99x5xx 多発性骨髄腫、免疫系悪性新生物 手術なし 手術・処置等2 5あり 30 22.70 14.69 0.00% 71.80 130030xx99x0xx 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等2 なし 23 11.22 8.86 4.35% 70.22 130030xx97x50x 非ホジキンリンパ腫 手術あり 手術・処置等2 5あり 定義副傷病 なし 21 23.48 27.53 0.00% 63.19 日本血液学会認定研修施設であり、筑豊地域で唯一の血液疾患専門内科です。
血液内科の対象疾患は血液疾患全般ですが、特に白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫などの造血器悪性腫瘍の治療に力を入れています。
当院には7床からなる無菌病棟があり、急性白血病や骨髄異形成症候群などへの強力化学療法、さらに悪性リンパ腫・多発性骨髄腫に対する自己末梢血幹細胞移植の安全な施行に威力を発揮しています。同種造血幹細胞移植が必要と判断された患者さんは、速やかに九州大学病院など対応可能施設に紹介しています。また悪性リンパ腫や多発性骨髄腫の化学療法は、最初の1~2コースを入院で行い安全を確認した後、外来化学療法室にて通院治療を継続します。脳神経外科
DPCコード DPC名称患者数 平均在院
日数(自院)平均在院
日数(全国)転院率 平均
年齢160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 97 13.71 9.83 23.71% 76.02 010040x099000x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 84 25.68 18.68 72.62% 72.67 160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 51 12.82 7.99 13.73% 60.88 010030xx991xxx 未破裂脳動脈瘤 手術なし 手術・処置等1 あり 27 2.70 2.86 0.00% 68.96 010040x199x0xx 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10以上) 手術なし 手術・処置等2 なし 27 41.52 22.21 66.67% 77.44 脳神経外科は、365日、24時間対応の診療体制をとり救急医療に対応しています。また、院内各科の協力の下、脳神経外科病棟、高度治療室(HCU)・集中治療室で入院対応しており、緊急検査・手術が迅速に行える体制をとっています。
耳鼻咽喉科
DPCコード DPC名称患者数 平均在院
日数(自院)平均在院
日数(全国)転院率 平均
年齢030230xxxxxxxx 扁桃、アデノイドの慢性疾患 95 8.23 7.35 0.00% 18.51 030350xxxxxxxx 慢性副鼻腔炎 45 6.11 5.84 0.00% 50.60 030240xx99xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 手術なし 43 6.02 5.63 0.00% 36.70 030428xxxxx1xx 突発性難聴 手術・処置等2 あり 33 10.91 9.42 0.00% 62.67 130030xx97x00x 非ホジキンリンパ腫 手術あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 17 7.12 7.82 0.00% 66.65 当科は、外来通院では治らない耳・鼻・咽喉頭の病気や頸の腫瘍に対して手術や入院加療を行っています。
筑豊地域の中核病院として手術や緊急入院の充実を目指し、地域医療機関との連携を大切にしながら、皆様のニーズに応えられるような医療の提供を目指して参ります。心臓血管外科
DPCコード DPC名称患者数 平均在院
日数(自院)平均在院
日数(全国)転院率 平均
年齢050180xx02xxxx 静脈・リンパ管疾患 下肢静脈瘤手術等 78 2.01 2.66 0.00% 68.37 050210xx97000x 徐脈性不整脈 手術あり 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 49 4.43 9.59 0.00% 81.84 050163xx03x1xx 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 ステントグラフト内挿術 手術・処置等2 1あり 48 14.13 14.96 2.08% 75.77 050161xx01x1xx 大動脈解離 大動脈瘤切除術(吻合又は移植を含む。) 上行大動脈及び弓部大動脈の同時手術等 手術・処置等2 1あり 19 30.21 29.35 26.32% 71.21 050080xx0101xx 弁膜症(連合弁膜症を含む。) ロス手術(自己肺動脈弁組織による大動脈基部置換術)等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 1あり 18 30.33 20.84 5.56% 68.56 当科での治療症例は、①弁膜症、虚血性心臓病を中心とした心臓外科領域、②胸部大動脈瘤、腹部大動脈瘤、急性大動脈解離を中心とした大血管領域、③四肢末梢の閉塞性動脈硬化症、動脈瘤、静脈瘤といった末梢血管外科、④さらにペースメーカ、植え込み型除細動器植え込み、心房細動に対するメイズ手術といった不整脈外科まで心臓血管外科全般にわたっています。
また、治療方法に関しては、ハイリスク症例の増加に対応すべく極力低侵襲化に心がけており、大動脈瘤のステント治療、小切開心臓手術(MICS)に加えカテーテル大動脈弁治療(TAVI)も導入しております 。呼吸器外科
DPCコード DPC名称患者数 平均在院
日数(自院)平均在院
日数(全国)転院率 平均
年齢040040xx02x0xx 肺の悪性腫瘍 肺悪性腫瘍手術 肺葉切除又は1肺葉を超えるもの等 手術・処置等2 なし 185 10.21 9.82 1.62% 72.32 040200xx01x00x 気胸 肺切除術等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 23 10.17 9.59 4.35% 40.13 040040xx01xx0x 肺の悪性腫瘍 肺悪性腫瘍手術 隣接臓器合併切除を伴う肺切除等 定義副傷病 なし 12 12.00 16.12 0.00% 69.00 040010xx01x0xx 縦隔悪性腫瘍、縦隔・胸膜の悪性腫瘍 縦隔悪性腫瘍手術等 手術・処置等2 なし 10 11.30 8.41 0.00% 72.80 040020xx97xxxx 縦隔の良性腫瘍 手術あり - - 7.70 - - 肺がん、転移性肺腫瘍、縦隔腫瘍、胸膜中皮腫などの腫瘍性疾患、膿胸、肺化膿症、肺結核などの炎症性疾患、自然気胸、胸部外傷、重症筋無力症など多岐にわたる呼吸器疾患に対して手術を中心とした治療を行っています。
最も多い手術は、肺がん手術で九州でも有数の治療実績があります。内分泌・糖尿病内科
DPCコード DPC名称患者数 平均在院
日数(自院)平均在院
日数(全国)転院率 平均
年齢10007xxxxxx1xx 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 手術・処置等2 1あり 122 14.98 13.77 6.56% 65.84 100220xx99x0xx 原発性副甲状腺機能亢進症、副甲状腺腫瘍 手術なし 手術・処置等2 なし 25 4.76 6.43 0.00% 66.92 10007xxxxxx0xx 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 手術・処置等2 なし 16 8.94 10.46 0.00% 59.69 100040xxxxx10x 糖尿病性ケトアシドーシス、非ケトン昏睡 手術・処置等2 あり 定義副傷病 なし 14 12.21 18.63 0.00% 51.71 100180xx99000x 副腎皮質機能亢進症、非機能性副腎皮質腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 14 6.00 5.35 0.00% 60.71 当科の主な入院治療は糖尿病です。4日間のクリニカルパスによる糖尿病教育入院システムにより、標準化された医療が提供できるようにしています。
三大合併症に関しては、眼科や腎臓内科との強力な連携により、糖尿病性動脈硬化症を基盤とした脳血管障害や冠動脈疾患に対しては、脳神経内科、脳神経外科、循環器内科、心臓血管外科との強力な連携により、予防~介入~急性期治療~再発予防に努めています。形成外科
DPCコード DPC名称患者数 平均在院
日数(自院)平均在院
日数(全国)転院率 平均
年齢020230xx97x0xx 眼瞼下垂 手術あり 手術・処置等2 なし 36 2.06 2.74 0.00% 74.17 160200xx020xxx 顔面損傷(口腔、咽頭損傷を含む。) 眼窩骨折観血的手術(眼窩ブローアウト骨折手術を含む。)等 手術・処置等1 なし 13 4.69 5.98 0.00% 44.54 070010xx970xxx 骨軟部の良性腫瘍(脊椎脊髄を除く。) 手術あり 手術・処置等1 なし 11 3.27 4.65 0.00% 32.45 080007xx010xxx 皮膚の良性新生物 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)等 手術・処置等1 なし 10 4.40 3.77 0.00% 43.40 180060xx97xxxx その他の新生物 手術あり - - 5.63 - - 形成外科は特定の臓器を持たない外科です。形成外科単独で行う手術もたくさんありますが、総合病院における形成外科として、他科と連携しチーム医療を行うことでより良い医療を提供することができると考えています。
皮膚科
DPCコード DPC名称患者数 平均在院
日数(自院)平均在院
日数(全国)転院率 平均
年齢080006xx01x0xx 皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外) 皮膚悪性腫瘍切除術等 手術・処置等2 なし 37 6.51 6.92 0.00% 80.30 080007xx010xxx 皮膚の良性新生物 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)等 手術・処置等1 なし 27 3.56 3.77 0.00% 56.22 100100xx99x0xx 糖尿病足病変 手術なし 手術・処置等2 なし 12 42.00 21.46 8.33% 73.00 070010xx970xxx 骨軟部の良性腫瘍(脊椎脊髄を除く。) 手術あり 手術・処置等1 なし - - 4.65 - - 080010xxxx0xxx 膿皮症 手術・処置等1 なし - - 12.98 - - 形成外科による腫瘍切除後の再建や、集中治療部や総合診療科による熱傷・壊死性筋膜炎などの全身管理など関連科のサポートも充実しており、さらに診療の幅が広がっております。
膠原病・リウマチ内科
DPCコード DPC名称患者数 平均在院
日数(自院)平均在院
日数(全国)転院率 平均
年齢070560xxxxx00x 重篤な臓器病変を伴う全身性自己免疫疾患 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 59 15.98 14.93 3.39% 64.34 040110xxxx00xx 間質性肺炎 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 11 10.36 18.68 0.00% 60.91 070560xxxxx90x 重篤な臓器病変を伴う全身性自己免疫疾患 手術・処置等2 9あり 定義副傷病 なし - - 22.02 - - 070470xx99x0xx 関節リウマチ 手術なし 手術・処置等2 なし - - 15.00 - - 0400802299x000 肺炎等(市中肺炎かつ15歳以上65歳未満) 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし A-DROP スコア0 - - 8.13 - - 膠原病の中で、圧倒的に患者数が多いのが、関節リウマチです。飯塚市を中心とした医療圏内には、約3,000人の患者数が見込まれており、毎年70~100人程度の新規患者さんの発生が推測されます。
リウマチ患者さんの予後は関節破壊をいかに防ぐかにかかっており、関節破壊が発症早期から急速に進むことを踏まえ、可能な限り早期に専門的治療を開始することが重要です。小児外科
DPCコード DPC名称患者数 平均在院
日数(自院)平均在院
日数(全国)転院率 平均
年齢060160x101xxxx 鼠径ヘルニア(15歳未満) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 23 3.09 2.73 0.00% 3.17 060150xx03xxxx 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 10 5.00 5.32 0.00% 11.50 060170xx02xx0x 閉塞、壊疽のない腹腔のヘルニア ヘルニア手術 腹壁瘢痕ヘルニア等 定義副傷病 なし - - 6.85 - - 140590xx97xxxx 停留精巣 手術あり - - 2.96 - - 140580xx03xxxx 先天性下部尿路疾患 尿膜管摘出術等 - - 6.12 - - 小児全般の外科疾患に対して小児に特化したきめ細かい診療を行っています。
神経芽腫、ウィルムス腫瘍(腎芽腫)、肝芽腫などの集学的治療が必要な小児悪性固形腫瘍は、九州地域の小児悪性腫瘍センターである九州大学病院と連携を図り、最新の治療をスムーズかつ迅速に受けていただけるような体制を整えています。漢方診療科
DPCコード DPC名称患者数 平均在院
日数(自院)平均在院
日数(全国)転院率 平均
年齢050200xxxxxxxx 循環器疾患(その他) 18 14.89 7.71 0.00% 13.56 010310xx99x00x 脳の障害(その他) 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし - - 8.54 - - 071030xx99xxxx その他の筋骨格系・結合組織の疾患 手術なし - - 10.52 - - 010160xx99x00x パーキンソン病 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし - - 17.95 - - 0400802499x0xx 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2 なし - - 16.40 - - 当科の主な入院治療は循環器疾患(起立性調節障害)です。症状にあわせた漢方薬の調整を行っています。
-
初発の5大癌のUICC病期分類別ならびに再発患者数
初発 再発 病期分類
基準※版数 StageⅠ StageⅡ Stage Ⅲ Stage Ⅳ 不明 胃癌 10035 30 89 17 25 1 7 大腸癌 8383 100 64 30 64 1 7 乳癌 5957 14 12 - 146 1 7 肺癌 18958 172 388 16 133 1 7 肝癌 2447 54 28 - 168 1 7 ※ 1:UICC TNM分類、2:癌取扱い規約
UICC(国際対がん連合)が定めた腫瘍の病期分類です。
T(原発腫瘍の拡がり)、N(所属リンパ節転移の有無と拡がり)、M(遠隔転移の有無)を評価し、それを指標に癌の進行度と拡がりの程度を表すことができます。当院は地域がん診療連携拠点病院であり、患者さん個々に合わせて集学的治療を行うとともに、リハビリ・栄養管理・口腔ケアメンタルケアなど多面的なケアにチーム医療で取り組んでいます。 -
成人市中肺炎の重症度別患者数等
患者数 平均在院日数 平均年齢 軽症 318.16 56.26 中等症 20214.46 72.55 重症 10920.46 79.86 超重症 8818.36 81.57 不明 -- - ※入院契機と最も医療資源を投入した傷病名がJ13~J18$に限る
市中肺炎とは、普段の社会生活を送っている中で罹患した肺炎です。この指標では、細菌による市中肺炎を集計しており、ウイルスによる肺炎や食べ物の誤嚥による誤嚥性肺炎、気管支炎などは集計対象外となっています。
重症度は、市中肺炎ガイドラインによる重症度分類システム(A-DROPシステム)により分類しています。年齢(Age)、脱水(Dehydration)、呼吸(Respiration)、意識(Orientation)、血圧(Pressure)の5つを点数化して病気の重症度を評価します。 -
脳梗塞の患者数等
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率 3日以内 43323.99 78.52 50.43% その他 3320.82 74.73 4.08% ※「3日以内」「その他」の両方または片方が10件未満で、「3日以内」と「その他」を合計して10件以上になる場合、分けずに合計した数値を記載
脳梗塞は脳を栄養とする血管の閉塞などにより、脳血流が不足し、壊死またはそれに近い状態になることで、閉塞部位により様々な症状を呈します。経過の中で側副行路が成長するケースは脳梗塞に至らない場合もあります。
「脳梗塞」と診断された患者さんの9割が発症3日以内でした。ほとんどの患者さんは発症当日に救急搬送、または来院されます。脳梗塞の急性期治療を終了した患者さんのうち、5割程度は提携医療機関などに転院し、リハビリテーションや長期療養に専念していただいています。 -
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
上位5位までの患者数が全て10件未満の場合は、その診療科の掲載は不要となっております。外科
Kコード 名称患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 175 1.82 5.55 4.00% 66.18 K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 128 4.30 10.73 6.25% 72.70 K4763 乳腺悪性腫瘍手術 乳房切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) 81 1.00 7.36 0.00% 67.04 K4762 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) 47 1.28 2.74 2.13% 62.74 K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 44 1.14 3.41 2.27% 70.11 現在は、「消化管チーム」、「肝胆膵チーム」、「乳腺チーム」に分かれ、各専門医・指導医を中心に専門性の高い医療を提供しています。
消化管疾患すべてに、いわゆる“体に優しい[低侵襲](体への負担が少ない)”とされる腹腔鏡下手術を積極的に導入し、当科でも、比較的早期の胃がん・大腸がんに対し、質の高い腹腔鏡下手術を導入し10年以上の実績があります。
肝胆膵がんにおいては、当科は日本肝胆膵外科学会高度技能専門医修練施設Aであり、高難度の手術を数多く行っています。
乳がん診療においては、「日本乳癌学会乳腺専門医」が当科には在籍しています。消化器内科
Kコード 名称患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2センチメートル未満) 等 329 0.45 1.15 0.30% 70.25 K688 内視鏡的胆道ステント留置術 181 0.97 9.85 5.52% 75.07 K654 内視鏡的消化管止血術 85 2.14 15.04 24.71% 75.34 K6872 内視鏡的乳頭切開術(胆道砕石術を伴うもの) 等 75 1.56 5.72 4.00% 79.13 K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 早期悪性腫瘍胃粘膜下層剥離術 等 62 0.84 6.69 0.00% 76.37 消化器内科で最も多い手術は内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術で、大腸(結腸)にできたポリープ(良性腫瘍)を細いワイヤーをかけてきりとる治療です。
内視鏡的胆道ステント留置術は胆管や膵臓にできた癌により胆管が狭窄や閉塞した場合に、ステントというチューブを入れて広げる治療です。
消化器内科では最先端の内視鏡機器を用い診療実績の如く高度な内視鏡診断、治療に力を入れています。循環器内科
Kコード 名称患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 K5951 経皮的カテーテル心筋焼灼術 心房中隔穿刺又は心外膜アプローチを伴うもの 等 281 1.43 2.73 1.07% 70.60 K5493 経皮的冠動脈ステント留置術 その他のもの 等 146 3.80 4.03 3.42% 72.29 K5491 経皮的冠動脈ステント留置術 急性心筋梗塞に対するもの 等 111 0.03 14.32 3.60% 70.46 K5972 ペースメーカー移植術 経静脈電極の場合 等 82 4.68 9.12 6.10% 80.66 K5492 経皮的冠動脈ステント留置術 不安定狭心症に対するもの 等 63 0.21 10.56 0.00% 72.76 高度石灰化や慢性閉塞病変、多枝疾患など難治性病変に対する冠動脈形成術、重症下肢虚血患者に対する末梢血管形成術など技術的に高度な血管インターベンションを高い成功率で施行しています。
心房細動、その他全ての頻脈性不整脈のカテーテルアブレーションの件数が増加し、心不全診療の幅が拡がっています。
また、徐脈性不整脈に対する永久ペースメーカー植え込み(PM)、致死性不整脈に対する植え込み型除細動器(ICD)、心不全に対する両心室再同期療法なども心臓血管外科との協力により安全に施行しています。整形外科
Kコード 名称患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 K0821 人工関節置換術 肩、股、膝 307 1.62 18.37 16.61% 71.20 K0461 骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿 162 1.44 21.54 77.78% 78.96 K0462 骨折観血的手術 前腕、下腿、手舟状骨 91 3.23 13.33 25.27% 61.14 K0811 人工骨頭挿入術 肩、股 等 55 8.13 23.62 92.73% 80.00 K0483 骨内異物(挿入物を含む。)除去術 前腕、下腿 等 44 0.89 3.14 0.00% 52.14 2024年度1363件の手術が行われ、その内332件が急患手術でした。
高齢者の大腿骨近位部骨折に対しては早期手術に努めており、骨接合に関しては0.63日で手術を行っています。これは全国的にもトップレベルです。早期手術を行うことで、合併症を少なくし早期に術後リハビリテーションを行う事が可能となります。
変性疾患では特に股関節・膝関節に対する手術を積極的に行っており、人工関節置換術、関節温存術、鏡視下手術などを行っています。眼科
Kコード 名称患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 K2821ロ 水晶体再建術 眼内レンズを挿入する場合 その他のもの 257 0.37 1.96 1.17% 75.37 K2801 硝子体茎顕微鏡下離断術 網膜付着組織を含むもの 等 157 1.14 5.33 1.91% 64.53 K2682イ 緑内障手術 流出路再建術 眼内法 等 77 1.06 2.69 0.00% 75.74 K2683 緑内障手術 濾過手術 43 1.00 7.56 0.00% 74.23 K2802 硝子体茎顕微鏡下離断術 その他のもの 等 42 0.45 4.93 0.00% 70.50 眼科では、硝子体手術や緑内障手術、網膜剥離手術など重症例の手術を主に行っています。
結膜疾患、白内障はご希望にあわせて日帰り手術、入院手術の両方を行っています。緑内障に対しては視力・眼圧・視野検査などを行い、点眼による眼圧下降を行いますが、点眼でのコントロールができない場合は手術治療を行うことができます。腎臓内科
Kコード 名称患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 K616-41 経皮的シャント拡張術・血栓除去術 初回 等 337 0.80 1.28 3.26% 73.50 K616-42 経皮的シャント拡張術・血栓除去術 1の実施後3月以内に実施する場合 等 138 0.04 1.12 1.45% 75.03 K6121イ 末梢動静脈瘻造設術 内シャント造設術 単純なもの 等 65 9.69 14.69 10.77%
70.26 K6147 血管移植術、バイパス移植術 その他の動脈 等 11 7.00 14.55 9.09% 71.18 K635-3 連続携行式腹膜灌流用カテーテル腹腔内留置術 10 9.30 11.60 0.00% 64.70 腎臓内科では、慢性腎不全患者さんへの血液透析導入に際してのシャント作成術を行っています。作成されたシャントの狭窄や閉塞に対して経皮的血管拡張やステント留置が必要になることがあります。
2023年~2024年のPTA(シャント拡張術)件数は過去最高数となっており、筑豊地域からのシャントトラブルのご紹介が増加していることが要因の一つと考えております。
今後も近隣施設との連携をより一層深める診療を進める方針です。産婦人科
Kコード 名称患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 K877-2 腹腔鏡下腟式子宮全摘術 等 71 1.00 4.14 0.00% 47.24 K8882 子宮附属器腫瘍摘出術(両側) 腹腔鏡によるもの 等 65 1.05 3.97 0.00% 45.60 K867 子宮頸部(腟部)切除術 54 1.00 1.02 0.00% 45.04 K877 子宮全摘術 29 1.21 7.00 0.00% 54.34 K879 子宮悪性腫瘍手術 24 1.17 9.38 4.17% 66.42 婦人科領域において筑豊医療圏唯一の高次機能施設である当院は、ハイリスク母体搬送受入れ、緊急手術に24時間体制で対応しています。
また、婦人科腫瘍領域では、子宮筋腫や良性卵巣嚢腫などの良性腫瘍には子宮鏡や腹腔鏡を用いた低侵襲手術を積極的に取り入れ、子宮頚癌、子宮体癌、卵巣癌などの悪性腫瘍に対しては手術療法、抗癌化学療法、放射線療法などを組み合わせた集学的治療を行い良好な治療成績が得られています。心臓血管外科
Kコード 名称患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 K617-4 下肢静脈瘤血管内焼灼術 76 0.01 1.00 0.00% 68.88 K5612ロ ステントグラフト内挿術 1以外の場合 腹部大動脈 40 3.08 10.73 2.50% 77.85 K5612イ ステントグラフト内挿術 1以外の場合 胸部大動脈 等 29 7.10 19.59 13.79% 73.62 K597-2 ペースメーカー交換術 28 1.25 1.54 0.00% 86.39 K5522 冠動脈、大動脈バイパス移植術 2吻合以上のもの 27 12.11 22.81 7.41% 69.22 当科手術症例の高齢化、ハイリスク化は特に大血管症例において顕著に進行しています。これに対し、既存の手技改良に加え、低侵襲である大動脈ステント治療法を導入し、著しい肺機能、心機能低下症例などでも手術適応が拡大しています。
僧帽弁閉鎖不全症での形成率向上、低侵襲化を達成すべく小切開心臓手術(MICS)の導入、カテーテル大動脈弁手術(TAVI)の導入(2019年3月開始)など術式の改良に努めています。泌尿器科
Kコード 名称患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 電解質溶液利用のもの 等 99 1.30
5.66 2.02% 78.07 K7811 経尿道的尿路結石除去術 レーザーによるもの 60 1.45 3.57 3.33% 66.18 K843-4 腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術(内視鏡手術用支援機器を用いるもの) 32 1.00 9.47 0.00% 71.94 K773-2 腹腔鏡下腎(尿管)悪性腫瘍手術 26 1.96 8.65 0.00% 72.04 K007-2 経皮的放射線治療用金属マーカー留置術 19 0.11 1.11 0.00% 74.26 前立腺癌と腫瘍径の小さな腎細胞癌患者にたいしては原則ロボット支援手術を行っています。また尿路結石と前立腺肥大症に対してはレーザーを用いた手術で治療効率と安全性を両立しています。
肝臓内科
Kコード 名称患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 K688 内視鏡的胆道ステント留置術 62 1.94 12.61 0.00% 76.87 K6152 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(選択的動脈化学塞栓術)等 61 1.33 8.18 1.64% 74.13 K635 胸水・腹水濾過濃縮再静注法 33 0.30 1.91 3.03% 63.91 K007-2 経皮的放射線治療用金属マーカー留置術 29 0.66 1.17 0.00% 76.31 K533-2 内視鏡的食道・胃静脈瘤結紮術 19 1.84 11.58 0.00% 64.63 肝癌治療に対しては特に力を入れており、当科最大の特徴として、肝細胞癌に対する内科的根治術であるラジオ波焼灼術および選択的動脈化学塞栓術を、CT装置を備えた血管造影室で施行しています。
また、放射線治療科の協力の下、2022年6月より当院でも放射線治療装置のひとつであるサイバーナイフが稼動し、従来の放射線治療よりも高精度で癌への高線量の照射が可能となり、高齢や基礎疾患のため、手術やラジオ波焼灼術が受けられない患者さんでも、肝癌に対して根治をめざした放射線治療が可能となりました。呼吸器外科
Kコード 名称患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 K514-23 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術 肺葉切除又は1肺葉を超えるもの 等 75 2.25 7.20 0.00% 71.84 K514-21 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術 部分切除 等 68 1.85 6.79 2.94% 72.00 K514-22 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術 区域切除 等 37 1.32 7.38 0.00% 74.11 K5131 胸腔鏡下肺切除術 肺嚢胞手術(楔状部分切除によるもの) 32 5.94 6.91 9.38% 48.47 K496-2 胸腔鏡下醸膿胸膜又は胸膜胼胝切除術 14 6.43 27.43 28.57% 63.29 2024年は368例の手術を行っており、九州でも有数の手術数を維持しています。手術のアプローチ方法には内視鏡手術(ロボット支援手術・胸腔鏡手術)、および開胸手術がありますが、約9割程度の患者さんに内視鏡手術を行っています。従来の胸腔鏡手術に加え、低侵襲手術(体に負担の少ない内視鏡手術)の選択肢が増えました。
最も多い手術は肺がん手術(年間179例)で、早期肺がんに対しては根治的縮小手術(区域切除や部分切除)、また進行肺がんに対しては拡大手術と術前治療をエビデンス(科学的根拠)に基づき実践しています。耳鼻咽喉科
Kコード 名称患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 K3772 口蓋扁桃手術 摘出 93 1.06 6.40 0.00% 19.71 K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術Ⅲ型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) 25 1.24 4.64 0.00% 51.40 K347 鼻中隔矯正術 15 1.00 4.20 0.00% 41.27 K6261 リンパ節摘出術 長径3センチメートル未満 14 1.00 4.36 0.00% 65.14 K340-6 内視鏡下鼻・副鼻腔手術Ⅳ型(汎副鼻腔手術) 等 14 1.50 4.14 0.00% 53.86 主な手術内容は、扁桃肥大や扁桃炎に対する口蓋扁桃摘出術、慢性副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎に対する内視鏡下鼻内鼻副鼻腔手術、慢性中耳炎や真珠腫性中耳炎に対する鼓室形成術、声帯ポリープや喉頭腫瘍に対する喉頭微細手術、甲状腺腫瘍や唾液腺腫瘍に対する手術、咽・喉頭腫瘍に対する鏡視下手術、そのほか頭頸部癌に対する手術などです。
今後も、筑豊地域の中核病院として手術や緊急入院の充実を目指し、地域医療機関との連携を大切にしながら、皆様のニーズに応えられるような医療の提供を目指して参ります。脳神経外科
Kコード 名称患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 88 0.36 13.49 29.55% 78.63 K1781 脳血管内手術 1箇所 21 1.67 31.81 33.33% 68.90 K1643 頭蓋内血腫除去術(開頭して行うもの) 脳内のもの 20 1.35 55.85 100.00% 63.30 K1742 水頭症手術 シャント手術 16 6.81 40.94 43.75% 73.13 K1692 頭蓋内腫瘍摘出術 その他のもの 等 11 4.82 32.09 27.27% 66.45 年間手術総数は、359件で、過去5年間で最多となりました。現在、脳神経外科の手術には頭を開ける手術(開頭術)と頭を開けない手術(血管内手術)の2つがあり、動脈瘤の性状などによって使い分けています。最も多い手術は、慢性硬膜下血腫に対する手術です。
水頭症には、従来から行われていたシャント埋め込み術の他、体内に異物を埋め込まない神経内視鏡を用いた低侵襲の治療をさらに推進していきます。形成外科
Kコード 名称患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 K2191 眼瞼下垂症手術 眼瞼挙筋前転法 等 25 0.04 1.00 0.00% 71.96 K0051 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部) 長径2センチメートル未満 等 12 0.67 0.92 0.00% 30.42 K227 眼窩骨折観血的手術(眼窩ブローアウト骨折手術を含む。) 12 1.50 2.08 0.00% 44.00 K2193 眼瞼下垂症手術 その他のもの 11 0.00 1.09 0.00% 79.18 K0052 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部) 長径2センチメートル以上4センチメートル未満 等 - - - - - 形成外科では顔面骨骨折などの外傷や皮膚腫瘍、難治性潰瘍などを主体に診察を行なっており、きず・きずあとの治療を担う診療科としての活動を促進しております。
また、眼瞼下垂症の患者さんなどの日帰り手術や、糖尿病足病変を始めとして、重症下肢虚血に対しては、総合診療科、血管外科や循環器内科、内分泌・糖尿病内科、腎臓内科、リハビリテーション科と連携した診療を行い、頭頚部腫瘍では、耳鼻咽喉科と連携した頭頚部再建手術などのチーム医療を積極的に行っております。皮膚科
Kコード 名称患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 K0072 皮膚悪性腫瘍切除術 単純切除 等 38 0.63 4.76 0.00% 79.95 K0051 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部) 長径2センチメートル未満 等 11 0.64 1.55 0.00% 36.09 K0062 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外) 長径3センチメートル以上6センチメートル未満 10 0.80 1.50 0.00% 56.00 K0063 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外) 長径6センチメートル以上12センチメートル未満 - - - - - K0052 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部) 長径2センチメートル以上4センチメートル未満 - - - - - 皮膚科で最も多い手術は、皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除)です。
手術は再建のスペシャリストである形成外科をはじめ他科との連携にて行なっています。小児外科
Kコード 名称患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 24 1.00 1.08 0.00% 3.13 K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの 10 0.80 3.20 0.00% 11.50 K6333 ヘルニア手術 臍ヘルニア - - - - - K836 停留精巣固定術 - - - - - K718-22 腹腔鏡下虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴うもの - - - - - 手術は年間100件ほど行っており、小児外科で最も多い症例は、鼠径ヘルニアです。近年一般的となった腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(LPEC法)を標準術式として、痛みが少なく、傷が残りにくい方法で行っています。
小児急性虫垂炎に対する腹腔鏡下虫垂切除術においても、先の人生が長い子どもたちの整容性を考慮して臍創部のみアプローチ(単孔式)で行っています。また、術後在院日数をできるだけ短くするため、小児に特化したきめ細やかな全身管理を行っています。脳神経内科
Kコード 名称患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 K178-4 経皮的脳血栓回収術 33 0.79 26.36 66.67% 82.27 K664 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術を含む。) 等 - - - - - K2761 網膜光凝固術(通常のもの)(一連につき) - - - - - K654 内視鏡的消化管止血術 - - - - - K7212 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm以上) - - - - - 脳神経外科と共同で、カテーテルを用い直接血管内の血栓を回収する超急性期血栓回収療法を行っています。
発症後6時間以内の患者さんが対象で、全ての患者さんが適応というわけではありませんが、今後脳梗塞に対する画期的治療法であることは疑いがありません。小児科
Kコード 名称患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 K300 鼓膜切開術 10 1.30 4.20 0.00% 1.00 K7151 腸重積症整復術 非観血的なもの 等 - - - - - K496-2 胸腔鏡下醸膿胸膜又は胸膜胼胝切除術 - - - - - K653-3 内視鏡的食道及び胃内異物摘出術 - - - - - K6871 内視鏡的乳頭切開術(乳頭括約筋切開のみのもの) - - - - - 小児科では、鼓膜切開術や腸重積症整復術(非観血的なもの)などを行っています。
-
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率 130100 播種性血管内凝固症候群 同一 -- 異なる -- 180010 敗血症 同一 1810.91% 異なる 1060.53% 180035 その他の真菌感染症 同一 -- 異なる -- 180040 手術・処置等の合併症 同一 760.38% 異なる 190.10% 感染症および合併症の発生率を示したものです。当院では、細菌感染が重症化した敗血症の緊急入院件数が多くなっています。「手術・処置等の合併症」の多い症例としましては、透析患者さんに発生するシャント閉塞の治療となっています。
医療の質指標
-
リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率
肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが「中」以上の手術を施行した退院患者数(分母) 分母のうち、肺血栓塞栓症の予防対策が実施された患者数(分子) リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率 2,0171,90294.30%腹部・骨盤・下肢の手術では、手術後、静脈内に血栓を作りやすい状態となります(リスクレベル中以上)。静脈内の血栓が肺に詰まる病気を肺塞栓症と言います。当院では数多くの手術を行っていますが、予防策を適切に行っております。
液培養2セット実施率
血液培養オーダー日数(分母) 血液培養オーダーが1日に2件以上ある日数(分子) 血液培養2セット実施率 8,1467,27789.33%多くの重症感染症の患者さんを診療していますが、細菌が血液内に入ると敗血症という致死的な状態へ陥る危険性があります。血液培養はその判定と原因菌検索に欠かせない検査ですが、検出率を高めるために2回行うことを推奨されています。
広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率
広域スペクトルの抗菌薬が処方された退院患者数(分母) 分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日までの間に細菌培養同定検査が実施された患者数
(分子)広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率 1,2521,20596.25%広域スペクトル抗菌薬は多くの菌種に効きますが、長期間や過剰に使用すると、薬剤耐性菌の発生リスクが高まります。細菌培養によって病原菌が特定されれば、狭域スペクトルの抗菌薬に切り替えることができ、耐性菌の発生を防ぐことができます。
転倒・転落発生率
退院患者の在院日数の総和もしくは入院患者延べ数(分母) 退院患者に発生した転倒・転落件数(分子) 転倒・転落発生率 256,4495750.22%患者さんの高齢化に伴い転倒リスクは高まっています。当院では入院時および経過中に適時アセスメントを行い、必要に応じて対策を実施しており、転倒発生率は比較的低いレベルを維持しています。
転倒転落によるインシデント影響度分類レベル3b以上の発生率
退院患者の在院日数の総和もしくは入院患者延べ数(分母) 退院患者に発生したインシデント影響度分類レベル3b以上の転倒・転落の発生件数
(分子)転倒転落によるインシデント影響度分類レベル3b以上の発生率 256,449100.00%転倒された患者さんの中で骨折や頭蓋内血腫など処置を要する外傷となることが希に発生します。
手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率
全身麻酔手術で、 予防的抗菌薬投与が実施された手術件数(分母) 分母のうち、手術開始前 1時間以内に予防的抗菌薬が投与開始された手術件数(分子) 手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率 3,5153,41897.24%手術中の感染を防ぐため、手術開始前1時間以内に抗菌薬を投与しています。これにより手術開始時に薬の効果が最大となり、感染リスクを大幅に低減します。
d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡発生率
退院患者の在院日数の総和もしくは 除外条件に該当する患者を除いた入院患者延べ数(分母) 褥瘡(d2(真皮までの損傷)以上 の褥瘡)の発生患者数
(分子)d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡発生率 250,2891860.07%当院では入院中にできる床ずれ(褥瘡)を防ぐため、定期的に体の状態を確認し、必要に応じて体位変換やケアを行っており、その結果、褥瘡発生は少なく抑えられています。
65歳以上の患者の入院早期の栄養アセスメント実施割合
65歳以上の退院患者数(分母) 分母のうち、入院後48時間以内に 栄養アセスメントが実施された患者数(分子) 65歳以上の患者の入院早期の栄養アセスメント実施割合 13,40513,405100.00%入院時より栄養状態を評価し、必要に応じて食事内容やサポートを調整することで、適切な栄養管理で病状の回復を支えています。
身体的拘束の実施率
退院患者の在院日数の総和(分母) 分母のうち、身体的拘束日数の総和 (分子) 身体的拘束の実施率 256,44915,0935.89%当院では入院中に患者さんの安全を守るため、やむを得ず身体拘束を行う場合があります。その場合も「切迫性・非代替性・一時性」の3原則を遵守し、できる限り最小限となるよう努めています。
更新履歴
2025/09/30 | 指標 『年齢階級別退院患者数』を掲載 |
---|---|
2025/09/30 | 指標 『診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)』を掲載 |
2025/09/30 | 指標 『初発の5大癌のUICC病期分類別ならびに再発患者数』を掲載 |
2025/09/30 | 指標 『成人市中肺炎の重症度別患者数等』を掲載 |
2025/09/30 | 指標 『脳梗塞の患者数等』を掲載 |
2024/09/30 | 指標 『診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)』を掲載 |
2025/09/30 | 指標 『その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)』を掲載 |
2025/09/30 | 指標 『リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率』を掲載 |
2025/09/30 | 指標 『血液培養2セット実施率』を掲載 |
2025/09/30 | 指標 『広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率』を掲載 |
2025/09/30 | 指標 『転倒・転落発生率』を掲載 |
2025/09/30 | 指標 『転倒転落によるインシデント影響度分類レベル3b以上の発生率』を掲載 |
2025/09/30 | 指標 『手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率』を掲載 |
2025/09/30 | 指標 『d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡発生率』を掲載 |
2025/09/30 | 指標 『65歳以上の患者の入院早期の栄養アセスメント実施割合』を掲載 |
2025/09/30 | 指標 『身体的拘束の実施率』を掲載 |
2023年 救急車受入困難症例数
消防機関より要請
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
病床なし | 99 | 28 | 9 | 3 | 4 | 11 | 21 | 20 | 0 | 12 | 0 | 4 |
ER満ブース | 43 | 20 | 10 | 8 | 11 | 8 | 7 | 10 | 3 | 9 | 11 | 5 |
軽症(2次へ・かかりつけへ) | 77 | 54 | 44 | 61 | 43 | 37 | 78 | 101 | 53 | 45 | 42 | 44 |
該当科対応困難(手術中・カテ中・透析不可など) | 9 | 8 | 14 | 8 | 7 | 4 | 13 | 5 | 10 | 9 | 3 | 3 |
麻酔科対応困難 | 0 | 3 | 0 | 1 | 1 | 2 | 2 | 0 | 0 | 2 | 0 | 1 |
遠方 | 7 | 4 | 4 | 0 | 1 | 1 | 0 | 1 | 0 | 2 | 0 | 2 |
適応外看取り | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 | 0 |
精神科救急 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
同じ疾患で他院受診暦あり | 1 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 |
重症患者診療中 | 7 | 4 | 1 | 2 | 2 | 2 | 0 | 0 | 1 | 2 | 4 | 1 |
院内クラスター発生中 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
その他 | 26 | 8 | 11 | 9 | 18 | 14 | 2 | 8 | 5 | 4 | 5 | 8 |
合計 | 273 | 130 | 95 | 92 | 88 | 81 | 126 | 147 | 72 | 85 | 67 | 69 |
医療機関より要請
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
病床なし | 20 | 5 | 1 | 0 | 1 | 6 | 3 | 4 | 0 | 0 | 1 | 2 |
ER満ブース | 2 | 3 | 1 | 1 | 2 | 0 | 0 | 2 | 2 | 2 | 2 | 1 |
軽症(2次へ・かかりつけへ) | 9 | 6 | 9 | 8 | 3 | 3 | 10 | 7 | 4 | 3 | 4 | 5 |
該当科対応困難(手術中・カテ中・透析不可など) | 7 | 5 | 7 | 4 | 7 | 2 | 8 | 5 | 7 | 10 | 9 | 7 |
麻酔科対応困難 | 1 | 7 | 2 | 4 | 2 | 2 | 2 | 0 | 2 | 4 | 2 | 3 |
遠方 | 4 | 0 | 1 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
適応外看取り | 0 | 2 | 0 | 2 | 0 | 0 | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 |
精神科救急 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
同じ疾患で他院受診暦あり | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 |
重症患者診療中 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
院内クラスター発生中 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
その他 | 12 | 7 | 11 | 3 | 8 | 8 | 5 | 4 | 2 | 0 | 3 | 2 |
合計 | 57 | 35 | 32 | 24 | 23 | 22 | 30 | 24 | 18 | 19 | 21 | 21 |
2024年 救急車受入困難症例数
消防機関より要請
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
病床なし | 29 | 14 | 1 | 6 | 0 | 1 | 3 | 9 | 0 | 0 | 0 | 6 |
ER満ブース | 8 | 8 | 4 | 0 | 5 | 8 | 5 | 8 | 2 | 1 | 3 | 8 |
軽症(2次へ・かかりつけへ) | 78 | 61 | 51 | 44 | 35 | 31 | 78 | 91 | 44 | 43 | 34 | 72 |
該当科対応困難(手術中・カテ中・透析不可など) | 4 | 5 | 11 | 10 | 4 | 4 | 4 | 2 | 6 | 9 | 10 | 9 |
麻酔科対応困難 | 2 | 2 | 1 | 1 | 1 | 0 | 2 | 1 | 5 | 0 | 0 | 1 |
遠方 | 2 | 1 | 3 | 1 | 2 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 |
適応外看取り | 3 | 0 | 3 | 1 | 1 | 1 | 2 | 2 | 0 | 2 | 0 | 0 |
精神科救急 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 |
同じ疾患で他院受診暦あり | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 | 0 |
重症患者診療中 | 4 | 0 | 4 | 2 | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | 1 | 2 | 2 |
院内クラスター発生中 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
その他 | 8 | 22 | 12 | 9 | 8 | 6 | 10 | 9 | 11 | 13 | 14 | 10 |
合計 | 140 | 114 | 90 | 74 | 58 | 53 | 105 | 123 | 68 | 70 | 66 | 108 |
医療機関より要請
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
病床なし | 15 | 9 | 1 | 1 | 0 | 0 | 4 | 6 | 0 | 0 | 0 | 0 |
ER満ブース | 2 | 0 | 1 | 2 | 1 | 1 | 2 | 2 | 1 | 3 | 4 | 5 |
軽症(2次へ・かかりつけへ) | 11 | 12 | 12 | 5 | 9 | 4 | 11 | 22 | 5 | 2 | 5 | 11 |
該当科対応困難(手術中・カテ中・透析不可など) | 3 | 13 | 4 | 5 | 3 | 3 | 4 | 9 | 6 | 3 | 3 | 8 |
麻酔科対応困難 | 1 | 4 | 2 | 1 | 0 | 3 | 1 | 3 | 2 | 0 | 0 | 3 |
遠方 | 1 | 0 | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 |
適応外看取り | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 |
精神科救急 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 |
同じ疾患で他院受診暦あり | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
重症患者診療中 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 |
院内クラスター発生中 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
その他 | 4 | 12 | 4 | 8 | 7 | 6 | 5 | 14 | 16 | 11 | 8 | 8 |
合計 | 40 | 51 | 26 | 24 | 22 | 19 | 27 | 59 | 31 | 20 | 20 | 36 |