飯塚病院 臨床工学部

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トピックス

第23回九州高気圧環境医学会 参加報告

 2023年8月26日(土)に熊本市で第23回九州高気圧環境医学会が開催され、増本院長をはじめ、臨床工学部からも井桁副技師長、他5名が参加しました。

 本学会テーマは「承前啓後」とされ、現地開催ならではの活発な討論が行われました。私は「飯塚病院高気圧酸素治療室における新型コロナウイルス蔓延期で起きた変化と現状」を報告し、参加者からは、特に当院の教育プログラムに対し高い評価をしていただきました。
 一般演題では、高気圧酸素治療(HBOT)を標準プロトコルの一環として早い段階に行うことで患者の回復・入院期間の短縮が望める一方、治療に対する認知度が低いため、臨床工学技士が医師に著効例を紹介し、HBOTを広げる役割を担っているといった発表などがありました。

 業務を行いながら日々感じているHBOTの認知度の低さは他院でも同様であり広報活動の継続や新たな取り組みの検討が必要であると感じました。
 今回、演題発表の機会をいただき、学会に参加することで貴重な意見や情報を得る事ができただけでなく、患者さんの命を預かって治療を行っていることを忘れてはならないと改めて痛感しました。今回学んだことを生かし、当院でも安心してHBOTをより多くの患者さんに利用していただけるよう努めていきたいと思います。

文責 桑田 紗也加

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