臨床工学部 > 院内の方へ > 各部門での業務内容 > MEセンター
MEセンターは当院の医療機器管理の拠点であり、臨床工学部の拠点でもあります。南2A病棟横に位置し、「受付、返却点検室」「貸出室」「メンテナンス室」の3つのゾーンに分かれています。
現在、事務職1名を含む9名のスタッフで主に担当しています。
国内でもいち早く汎用医療機器の中央貸出を開始し、機器の安全確保と効率運用に貢献しています。
貸出機器の中央管理、医療機器のトラブル対応、修理、医療機器台帳管理・履歴管理、医療機器の安全研修に関する業務、医療機器の安全情報に関する業務、人工呼吸器ラウンド、現場機器更新に関するサポート、試用に関するサポート、廃棄、売却に関するサポート等。
当センターの特徴として医療機器を安全に使用して頂くことはもちろんのこと、保守コスト削減・機器のダウンタイム短縮を目指し、院内修理率90%以上を目標としています。
MEセンターでは、医療機器管理業務の他に特殊治療機器の操作補助を始め人工呼吸器の導入、設定の調整、また生命維持管理装置使用患者院内院外搬送等にも立ち会っています。他の部門には、総合周産期母子医療センター・高気圧酸素治療室・救急部門にも臨床工学技士を派遣し、臨床技術提供を行っています。
当センターでは1990年の開設当初より、国内でもいち早く汎用医療機器の中央管理貸出を開始しました。貸出システムを含め、病院が所持する医療機器の台帳管理、保守履歴の管理を一元的に行うにはPCを使った管理システムが必須となり、当初はデータベースソフトを使った自作に始まり、現在は日本光電社製の医療機器管理ステムを導入しています。
医療管理システムの導入により点検修理記録の電子化(ペーパーレス)、中央管理貸出のバーコード化による貸出返却作業の短縮、また改正医療法に加えられた、「医療機器の保守点検に関する計画の策定及び保守点検の実施」などの法的要求事項にも対応が可能となりました。