飯塚病院 臨床工学部

臨床工学部 > 臨床工学部について > トピックス

トピックス

第21回九州高気圧環境医学会に参加して

 2021年7月3日に大分県中津市で第21回九州高気圧環境医学会が開催されました。
 増本院長をはじめ、臨床工学部から井桁副技師長、他4名が参加し、私は「高気圧酸素治療装置屋外排気配管周辺の酸素濃度分布の測定および安全範囲の検討」という演題を発表しました。
 本学会テーマは「捲土重来」とされ、高気圧酸素治療の重要性やその効果を再確認しながら、いかに有効的な治療を提供できるかなど、内容の濃い討論が行われました。
 一般演題では、高気圧酸素治療の菌増殖阻害効果や損傷部位における創傷治癒の促進、減圧症に対する再圧治療の有効性など様々な演題が発表されました。特に、高気圧酸素治療の菌増殖阻害効果は概論的には理解していたつもりでしたが、実際の細菌コロニー数の比較結果などを拝聴し、細菌に対する高気圧酸素治療の細菌抑制作用や殺菌作用の有効性を改めて理解することができました。
 今回、演題発表の機会をいただき、学会に参加することで貴重な意見や情報を得る事ができました。このことを活かし、当院の高気圧酸素治療室の運営に携わっていきたいと感じました。

文責 高中 七海


このページの一番上へ