2019年11月に第17回第1種滅菌技師認定試験および認定実技講習会が行われ、
第1種滅菌技師(Certified Sterilization Specialist:CSS)の資格を取得することができました。
滅菌技師とは、一般社団法人日本医療機器学会が、医療施設における滅菌配給に関わる
業務等の専門的な知識や技術を有する人材を認定する資格です。そのなかでもCSSの資格は滅菌に関するバリデーションが実行可能な知識と能力が要求され、
日本国内で約400名(2020年現在)が保有されています。1次試験では、中央材料室の業務に関する全般的な知識が選択問題と記述問題の形式で問われました。1次試験合格後に開催される認定実技講習会では、座学での講義と滅菌装置や洗浄装置の実機に触れさまざまな検証を行う研修があり、最終日に理解度を確認するレポート作成、質疑応答と大変有意義な内容でした。
昨今の世界的な感染症の流行を背景に、滅菌・消毒が注目されているのを肌で感じることができ、今回新しく習得した知識や技術を日頃の業務にフィードバックすることで医療の質の向上に努めていきたいと思います。
文責 平塚 幸大