臨床高気圧酸素治療装置操作技師とは、特殊な環境下で安全に高気圧酸素治療を行うために必要な専門的知識を身につけた者を日本臨床高気圧酸素・潜水医学会が認定したものです。医療機関の常勤者で、2年以上の臨床経験を有する臨床工学技士または看護師であって、業務として高圧酸素治療に従事している者、あるいは高気圧酸素治療の臨床経験を有する者、または従事していないが3年以上の臨床経験を有する者を対象としています。
2020年1月26日に第13回臨床高気圧酸素治療装置操作技師認定講習会が行われ、飯塚病院から6名が受講し全員が合格しました。
講習会では、高気圧環境の物理・生理学、高気圧酸素治療の安全管理、適応疾患や診療報酬などについて講義が行われ、講習受講者には認定試験資格が付与されます。
2年前の診療報酬改訂を境に高気圧治療件数は年々増加傾向にあり、2019年度は約2000件となっています。
これからも私たちはPatient Firstを念頭におき、安全には一層の注意を払い、質の高い医療を提供していきたいと思います。
文責 福嶋 崇徳