2020年2月21日にのがみプレジデントホテルにて『2020人工心肺懇話会 IN CHIKUHOU』が開催されました。プログラムは、テルモ株式会社より「CDI550システム体外循環用血液学的パラメータモニタ」についての情報提供があり、基調講演として飯塚病院臨床工学部の諸正が「TAVIを導入して」というテーマで講演を行いました。そして特別講演では、手稲渓仁会病院臨床工学部部長の千葉二三夫様を招聘し、「これからの体外循環と臨床工学技士の未来像」について講演して頂きました。
手稲渓仁会病院は北海道札幌市手稲区にある病院で、急性期医療・専門医療を提供する地域中核病院として、質の高い急性期総合医療を提供されています。今回、千葉様には手稲渓仁会病院での臨床工学技士の業務内容や人工心肺業務での体外循環法や心筋保護法など興味深いお話をして頂きました。特に手稲渓仁会病院では、手術支援ロボットda Vinciを使用した心臓外科手術を行っており、その際の機器のセッティング方法や配置についてなど講演をしていただきました。また、スタッフの教育方法についてもローテーション制度を採用しており、若手スタッフの教育に力を入れているということで、教育についても様々なアドバイスをいただくことができました。今回の懇話会で得られた知識を今後の業務に活かしていきたいと思います。
文責 諸正知之