2018年8月3日、4日に開催された「第50回日本医学教育学会大会」に参加し、ポスター発表を行いました。2日間におよび、講演など77個のセッションが6つの会場で同時に進行し、ポスター発表も34個のセッションが5箇所で実施されました。
本大会のテーマは「知と癒しの匠を創造する」とされ、社会の変化や医学の進歩を見据えた将来の医学教育を考えるセッションなど多くの企画が行われ、1,300名を越える方が参加されました。
ポスター発表(シミュレーション教育)の中で「シミュレーションセンターにおける臨床工学技士の携わり方とセンターのあり方」を発表しました。シミュレーションセンターの展望として「各専門性を活かすためにも多職種の人を巻込める環境が必要で、その環境構築のために常在する人材はシミュレーションスペシャリスト(教育方法を検討し提案できる)が望まれる」といった内容について聴講者から共感を得られました。
その他の演題では、医学教育で導入した教育手法や結果に対する考察、今後の課題などが発表・議論されました。様々な施設の議論を聴講する中で、教育手法・評価基準の導入判断の難しさを改めて感じました。しかし、ラーニングセンターに常在するスタッフとして、臨床工学技士の視点も活かしながらも教育方法を検討し提案できるようにならなければならないと強く感じました。
文責 小松 真也