飯塚病院 臨床工学部

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トピックス

第28回日本臨床工学会

 2018年5月26日、27日の日程で、第28回日本臨床工学会がパシフィコ横浜(横浜市)にて開催され、臨床工学部からも、小峠、松屋、井桁の3名が参加しました。臨床工学技士を中心とした学会で、約700の演題が登録され、3,000名を越える方が参加されます。今回のテーマは「臨床工学技士とマネジメント」とされ、管理、標準化といった観点でも多くの発表が行われました。
 また、「今後の日本医療の方向性と働き方」のタイトルで、加藤勝信厚生労働大臣に講演をいただくなど、著名な先生方による講演やセミナーも多く企画されていました。市民公開講座では、尾木直樹氏(尾木ママ)による「取り残される日本の教育~AI時代を考える」と題した講演が行われ、一般の方を含め、たくさんの聴講者で賑わっていました。会場近くの商業施設内には、子供向けの体験コーナーも設けられ、呼吸器や人工心肺など、実際の医療機器の操作体験や術衣・白衣での記念撮影などが企画され、こちらも初日だけで600名ほどの参加があったとのことでした。
 飯塚病院からは井桁が、パネルディスカッション「海外マネジメント~海外における人材育成・研修・マネジメント~」において「米国におけるCEの役割」のタイトルで、またパネルディスカッション「臨床工学技士のアイディアで医療を変える!~医工連携推進に向けた体制の構築と活動報告から見える課題~」において「臨床工学技士のインセンティブに関する調査」のタイトルでそれぞれ発表を行い、パネラーとして討論に加わりました。
 飯塚病院では、かなり早い時期から英語教育や海外施設提携をはじめとし、さまざまなグローバルシチズンを目指す活動が推進されています。また、近年注目を集めている医工連携は臨床工学技士が重要な役割を担っていくと期待されている分野ですが、この医工連携の分野でも他に先駆け専門部署を発足させたり、臨床工学技士を積極的に登用したりと先進的な取り組みを行っています。今回、国際関係、医工連携関係で発表を行ったのですが、飯塚病院には恵まれた環境があることを再認識する一方、他からは“さまざまな視点”から大きな注目を集めているということも強く感じました。

文責 井桁 洋貴


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