飯塚病院 臨床工学部

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トピックス

人工心肺懇話会 IN IIZUKA

 2018年3月23日に飯塚市ののがみプレジデントホテルにて『人工心肺懇話会 IN IIZUKA』が開催されました。
 プログラムは、テルモ株式会社より「遠心ポンプ装置の最新情報」についての情報提供があり、基調講演として飯塚病院臨床工学部の諸正が「当院の体外循環の現状」について講演を行いました。そして最後に鹿児島医療センター副臨床工学技士長の宮之下誠様を招聘し、「鹿児島医療センターにおける体外循環の実情」について 講演頂きました。鹿児島医療センターは鹿児島県で心臓外科の手術が受けられる数少ない施設の一つであり、人工心肺症例数も年間に200例以上実施されている循環器基幹医療病院です。今回、宮之下様には鹿児島医療センターでの体外循環法や心筋保護法、体外循環の際に工夫していることなど50分にわたる興味深いお話を頂きました。特に、鹿児島医療センターでは、直腸温などの深部温のモニタリングに加え、両上肢と両下肢にも温度センサーを装着し、末梢の温度をモニタリングすることによって、循環の指標としているということを知る事ができ、今後の手技の参考とすることができました。
 今回の講演では他の病院の体外循環法について詳しく知る事ができ、貴重な経験となりました。今回の懇話会で得られた知識を今後の業務に活かしていきたいと思います。

 文責 諸正知之


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