2017年12月7日~9日に京都府で開催された第30回日本内視鏡外科学会総会に参加し、演題発表を行いました。この学会総会は内視鏡手術に携わる全ての診療科を対象としており、演題総数はおよそ3,000で国内最大規模の学会です。
今回の学会では、内視鏡外科手術の今後の発展・展開などを主題とされており、外科系手術がどのように発展していくのか学び、機器展示ブースではその最新の機器に触れ、五感で感じることができました。特に興味深かったのは、4Kや3Dといった、“クロモノ”として扱われていた民生機分野が、医療業界の主役になりつつあることです。実際に様々な先生方の演題を4K・3D映像で見せていただきましたが、学会場の大スクリーンに映しても、微細な血管や組織の境目等をはっきりと捉えることができ、映像が患者様の治療に貢献していることを実感しました。
また今回より医工連携ブースやトレーニングラボブースなども大々的に展開され、イノベーション推進本部やラーニングセンターの活動など、当院の取組が先進的であることを改めて認識しました。
こうした動きにも、手術室で業務している臨床工学技士として敏感に察知していき、患者様にとってより良い医療を提供できるよう努めます。
文責 岩佐 浩平