2025年10月26日(日)に山形大学飯田キャンパスにて開催された第29回山形県臨床工学会に参加しました。学会のテーマは「担う~タスクシフトで切り拓く未来~」で、2021年の関連法令改正により拡大した臨床工学技士の業務に関連する発表が多く行われていました。地方会でありながら、セミナーには米国コロラド大学より、現地で心臓カテーテル専門技師として活躍する日本人臨床工学技士の方を招聘されており、日米での専門職の役割や業務範囲の違いなどについて主に心カテ業務を中心に講演されました。また、ご自身の経験から、特に若い方へのメッセージとして、さまざまなことに興味を持ち、積極的に挑戦していくことの大切さなどについてもお話しされていました。
今回、私も大会記念講演として講演をする機会をいただき、「タスクシフトと臨床工学技士の可能性」のタイトルで、飯塚病院臨床工学部でのタスクシフトの事例や教育体制、また医工連携を含めたさまざまな分野での活躍の可能性等についてお話しをさせていただきました。聴講いただいた方には、臨床工学部の教育体制と力量評価システムに特にご興味を持っていただいたようで、それらに関連するご意見やご質問を多くいただきました。
文責:H・I
