2025年6月5日、宮城県にあるフクダ電子ファインテック仙台株式会社の工場を見学させていただきました。
工場では、アブレーション治療に用いる電極カテーテルや心電図検査用電極などが製造されており、その多くが1mm単位の精密な作業で、ほぼ手作業により行われていることに驚きました。 製品の品質と安定した生産数を確保するため、各工程は秒単位で管理されており、非常に高い水準の管理体制を見学することができました。
また、2011年3月11日に発生した東日本大震災により、工場は津波の被害を受け、一時は製造が不可能な状況に陥ったものの、そこから1年で製造・供給を再開できるまでに復興された過程や、地域への貢献についてのお話を伺い、大変感銘を受けました。
今回の見学を通して、私自身も臨床工学技士として、医療の質と安全性の向上にこれまで以上に努めていきたいと強く感じました。
文責:T・A