2025年2月8日(土)~9日(日)、佐賀県鳥栖市の協同組合鳥栖商工センターにて、「臨床工学技士の業務範囲追加に伴う厚生労働大臣指定による研修」が開催されました。
当日は雪の影響で開始時間が少し遅れましたが、それでも国家資格に関わる重要な研修であったため、遅刻した方々は受講資格を失う場面も見受けられました。このような状況を目の当たりにし、研修の重要性を改めて実感しながら、研修がスタートしました。
研修では、他施設のMEの方とペアを組み、様々な分野の実技研修を行いました。特に、透析業務に従事しているため、「動脈表在化の穿刺・抜針」の研修は、早速臨床現場で活用できる技術として、仕事へのやり甲斐を一層感じることができました。また、普段あまり携わることのないオペ室やカテ室の基礎知識や新たな技術も習得でき、他部門への関心や意欲が一層高まりました。
今回の実技研修を通じて得た技術に加え、既に医師のタスクシフトの一環として取り組んでいるエコー走査技術も活用し、技術の幅を広げていきたいと考えています。今後も自身の技術向上とMEの役割の確立に貢献できるようさらに努力していこうと思います。
※「臨床工学技士の業務範囲追加に伴う厚生労働大臣指定による研修」とは医師の働き方改革の推進に係わる議論を踏まえ、法律改定により臨床工学技士の新たな業務範囲として追加された項目を指します。
文責 Y・S