歯科口腔外科 研修医  初期 

先輩の声

加久 美鈴(2023年 九州大学卒)

加久 美鈴医師
加久 美鈴
(歯科口腔外科 初期研修医)

 飯塚病院歯科口腔外科の魅力は、経験できる手技が多く、医科研修にも参加できることです。特に口腔外科的処置を経験する機会が多く、まずは残根抜歯から水平埋伏智歯抜歯、切開排膿まで指導医の先生にご指導いただきながら数多くの経験をします。他科ローテの期間を除いても約9ヶ月の口腔外科研修があるため、粘膜疾患など慢性疾患の患者さんを継続して診ることができます。また、週に3回全身麻酔下での手術があり、嚢胞・良性腫瘍摘出、腐骨除去など、初期研修医ではなかなか経験できないような症例に対し、指導のもとに手術介助や時には執刀をする機会に恵まれています。他にも入院患者さんのう蝕治療、歯内治療・補綴治療も経験することができます。また、歯科口腔外科は周術期口腔機能管理にも力を入れており、他科の術前や化学療法中の患者さんの口腔管理を行っています。手術内容、内服薬など全身状態を考えながら、治療計画を考えることになるため、必然的に全身管理を学ぶことになります。

 医科研修としては、最初2週間のオリエンテーションで採血、模型にて腰椎穿刺などの練習をしました。大規模災害訓練としてのトリアージ研修など、歯科ではなかなか経験できないことが勉強できました。特に麻酔科研修では、数多くの症例で実際にルート確保や挿管をし、全身麻酔をかけました。他にも形成外科での手術介助や、総合病院では大変珍しい漢方診療科では、四診というユニークな東洋医学的診察を経験しました。

 歯科の初期研修医は1人ですが、医科同期がたくさんおり、医科勉強会への参加や、同期から歯科領域の質問をもらう機会もあり大変勉強になります。プライベートではスポーツをしたり、食事・旅行などに行ったりなど、とても楽しく過ごせました。

 口腔外科・全身管理に興味がある人には、飯塚病院での研修はおすすめです。幅広い分野で学ぶ機会がありますので、ぜひ飯塚病院での初期研修を志望してみませんか?