女性に多いがん

大腸がん

がんを部位別に見た場合、女性の死亡数が最も多く、乳がんについで2番目に女性がかかりやすいがんです。初期症状はほとんどなく、進行するにつれて、便に血液が混ざったり便秘や下痢、便が細くなる、などの症状が見られます。便潜血検査を行うことで、早期発見が期待できます。

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乳がん

女性がかかる最も多いがんで、患者数、死亡者数ともに年々増加しています。発症年齢が若いがんとされていて、最近では女性の10~12人に1人は乳がんになると言われています。ただし、乳がんは早期に発見できれば高い確率で完治できます。定期的な検診受診や、日ごろの自己触診が大切です。

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卵巣がん

卵巣にできるがんで、一般的に40~50代の女性に最も多いがんです。初期症状はほとんどなく、下腹部にしこりを感じるなどの異変に気付いた時には、かなり進行していることも。早期発見が難しく、進行すると完治が難しい病気です。

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子宮頸がん

子宮の入り口にできるがんで、最近では20~40代の若い女性に増加しています。初期症状がほとんどないがんのひとつですが、子宮頸がん検診を受けることで、『がんになる前に予防可能な数少ないがん』です。早期発見・早期治療ができれば、治療後の妊娠も望めます。

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女性特有の病気

冷え性

単に体温が低いのではなく、『他の人が寒いと感じない温度でも、身体が冷えてつらいと感じる』症状です。冷え性による血行の悪化で、むくみや頭痛、肩こりを招き、疲れやすくなり風邪を引きやすくなることがあります。また、何らかの病気があって、その症状として冷えが現れている可能性もあります。お悩みの方はあまり我慢し過ぎず、かかりつけ医へご相談ください。

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月経痛(生理痛)

子宮筋腫や子宮内膜症など、特定の原因がなくても月経痛で悩む女性は多くいます。月経痛の緩和には、身体を冷やさないようにするなど日常生活での心がけも大切です。そのうえで、市販薬を服用しても、ひどい吐き気やめまいなど全身に月経痛の症状が出て、日常生活に支障が出る場合は、我慢をせず、一度産婦人科を受診してみましょう。

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膀胱炎

膀胱炎は身体の構造上、男性より女性に多く、なかでも10~30代の女性に多いです。主な原因は膀胱内の細菌感染とそれによる炎症で、排尿時の痛みや残尿感、頻尿などの症状が現れます。 症状が出た場合、抗生物質を3日~1週間ほど飲むことで改善されます。症状を繰り返すと慢性化して、治りにくくなることがあります。あまり我慢せず、早めに受診しましょう。

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卵巣良性腫瘍

実は卵巣は腫瘍のできやすい臓器ですが、そのうち約8割近くは良性とされています。良性か悪性かの判断には超音波検査やCT、MR検査などを行います。たとえ良性でも腫瘍が大きくなったり、ねじれたりすると、腹部に圧迫感や痛みを感じます。その場合は手術による治療が必要です。

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