ホルモンバランスの乱れって何?知っておきたい体のしくみVol.2

イメージ:カレンダー

  • 2017.09.15
目次

     前回【Vol.1】では、女性ホルモンとバランスの乱れについて紹介しました。今回は、ホルモンバランスが乱れて現れる症状、受診のタイミング、ホルモンバランスを保つために気をつけたいことについてご紹介します。

    ホルモンバランスが乱れるとどうなるの?

     ホルモンバランスが乱れると、体はどのようになってしまうのでしょうか。やはり一番強く影響を受けるのは月経(生理)や妊娠です。基礎体温が正常とは異なる経過をたどり、月経周期の延長や短縮、月経過多や無排卵、強い月経痛などが起こります。これらの症状があると、妊娠しづらい状態になってしまいます。
     このほかには、精神的に不安定になったり、月経前症候群(PMS)が強く出たりすることもあります。

    ドクターより

    病院に行く?行かない?受診のタイミング

     ホルモンバランスが乱れているかもしれないと気づいたとき、すぐ受診した方がいいのか、しばらく様子を見てもいいのか迷うところです。例えば、不規則な生活や過度なダイエットなど、ホルモンバランスが乱れるような原因が分かっているときには、まずその問題から解決しましょう。
     また、月経トラブルが続くときには、ホルモンバランスの乱れだけでなく何かしらの病気があることも。原因が分かれば治療や対策に繋げることができますので、婦人科(産婦人科)を受診して検査を受けてみると良いでしょう。

    ドクターより

    ホルモンバランスを保つために気をつけたいこと

    イメージ:リラックス

     女性ホルモンのバランスを保つために関わっている器官はデリケート。心や体がストレスを受けてしまうと上手く機能しません。
     ホルモンバランスを上手く保つためには、できるだけ規則正しい生活をしましょう。冷えも大敵なので、からだを冷やさないこともポイント。ストレスのない生活を送るのはなかなか難しいので、自分なりのリラックス法を見つけて実践したり、好きなことに没頭するのも良い対策方法です。

    (飯塚病院 産婦人科 監修)

    カテゴリー
    女性の病気 , ライフスタイル
    タグ
    , ,

    編集者より
    女性ホルモンとはどんなもの?女性ホルモンが乱れるとは?意外と知らない自分のからだ。女性の健康に大きな影響を与える女性ホルモンについて知っておきましょう。

    監修: 飯塚病院 産婦人科

    当科では、妊娠や分娩はもちろん、良性・悪性の婦人科腫瘍、不妊症や内分泌異常を対象とした不妊内分泌領域、すべてに対応しています。また、筑豊地域唯一の総合周産期母子医療センターとして、ハイリスク母体搬送の受入れ、緊急手術や超早産児の診療にも24時間体制で対応しています。年間の分娩数は約600例、手術症例数は約800例と、福岡県内の大学病院に匹敵する症例数を誇っています。

    女性の良性疾患 手術数:九州・沖縄 第10位(249件/年)
    乳がん 手術数:九州・沖縄 第15位(129件/年)
    (手術数でわかる いい病院2017|朝日新聞出版)

     

    飯塚病院産婦人科のHPへ

    レディースドックを受けてみませんか

    子宮頸がんは20~40代の女性に、乳がんは35歳以上の女性に増えているがんです。早期発見につなげるためにも、どちらも2年に一度検診を受けることが、推奨されています。飯塚病院の予防医学センターでは、専門医の読影・診察のもと、乳がん、子宮頸がん、卵巣がんの検診を一度に受けられるメニュー『レディースドック』をご用意しています。

    飯塚病院 予防医学センターのHPへ