月経前症候群(PMS)って?症状や対策を知って乗り越えよう!

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  • 2016.10.21
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    PMSっていつ頃なるもので、何が原因なの?

     PMSは月経前症候群の通称で、生理前に起こる心やからだの変化のことを指します。日本産婦人科学会では「月経前3日から10日の間続く精神的あるいは身体的症状で、月経発来とともに減退ないし消失するもの」と定義されています。PMSは半分以上の女性が経験しているとも言われており、その症状は200種類とも言われています。症状の重さも人それぞれです。
     PMSが起こる原因はまだ不明な部分が多いのが現状です。しかし、女性ホルモンのバランスの変化や、女性ホルモンの働きを受けて脳内のセロトニンという物質が減るということにあるようです。また、生理前は血糖の調整をするインスリンの効果が弱まることも原因の一つと考えられています。

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    多岐にわたるPMS症状。どんなものがあるの?

     PMSの症状は心の症状とからだの症状、大きく2つに分かれます。それぞれ症状は多岐にわたり、出る症状やその時期、症状の重さは個人差が大きいと言われています。多くの女性が経験しているという、主な症状をご紹介します。

    • 心の症状
      イライラする、憂鬱になる、落ち着きがなくなる、怒りっぽくなる、泣きたくなる、など
    • からだの症状
      疲れやすい、だるい、いつも眠い、なかなか眠れない、胸が張ったり痛くなる、下腹部が張る、など

     20代ではからだの症状を感じる人が多く、30代ではからだの症状に加えて心の症状が見られる方も増えてくるようです。出産や子育てなど自分の環境の変化が影響しているとも言われています。

    PMSを軽くしたい!オススメの対処法

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     PMS自体をなくすことは難しいのですが、自分のPMS症状のパターンを知ることであらかじめ対策が取れます。まずは自分でPMSだと思われる症状、症状が出る時期、症状の重さなどを日記につけてみましょう。PMSの症状を軽減させると対処法には次のものがあります。

    • バランスの良い食事をとる
    • アルコールやカフェインを控える
    • 塩分を控える
    • 適度に運動する
    • リラクゼーションなど、気分転換をはかる
    • 禁煙する

     症状が重いときには、病院で薬や漢方薬などを用いて治療を行うこともあります。PMSは自分でもはっきり気づきにくく、周囲にも気づいてもらいにくいもの。体調が悪いときは周りに相談して、からだを休める環境を作るようにしましょう。症状が重いときは産婦人科を受診するといいですね。

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    編集者より
    女性にとって長いお付き合いになるPMS。
    自分にあった対策方法で症状を軽くし、辛い時期を乗り越えていきましょう!

    監修: 飯塚病院 産婦人科

    当科では、妊娠や分娩はもちろん、良性・悪性の婦人科腫瘍、不妊症や内分泌異常を対象とした不妊内分泌領域、すべてに対応しています。また、筑豊地域唯一の総合周産期母子医療センターとして、ハイリスク母体搬送の受入れ、緊急手術や超早産児の診療にも24時間体制で対応しています。年間の分娩数は約600例、手術症例数は約800例と、福岡県内の大学病院に匹敵する症例数を誇っています。

    女性の良性疾患 手術数:九州・沖縄 第10位(249件/年)
    乳がん 手術数:九州・沖縄 第15位(129件/年)
    (手術数でわかる いい病院2017|朝日新聞出版)

     

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