- 2016.04.28
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片頭痛の原因とは?
女性は頭痛持ちが多いと言われています。頭痛の中でも特に片頭痛が多く、30代女性のうち20%にものぼるという調査結果が出ています。女性を悩ます頭痛とその原因をご紹介します。
- 緊張型頭痛
精神的なストレスや同じ姿勢を長く続けていることによって首から頭にかけて血行が悪くなり、筋肉が緊張することで起こる - 片頭痛
何らかの原因で頭の血管が炎症を起こして拡張したり、三叉(さんさ)神経が血管を拡張させる物質を出し、それにより発生した炎症が神経を刺激することによって痛みが起こる - 緊張型頭痛と片頭痛の混合
どちらもともなっているパターン
片頭痛は予防が肝心!予兆を見逃さないのもポイント
片頭痛は起こってしまってからの対策ではなかなか効かないというのが特徴です。そのため、まずは自分の頭痛パターンを知り、予兆を知ること、そして以下のような誘引を避けることがポイントです。
- 規則正しい生活をする。
寝すぎはかえってよくありません。 - 空腹による低血糖も誘引になりますので避けましょう。
- アルコール類、チーズ、チョコレート、柑橘類や高脂肪食をできるだけ避ける。
これらの食品は頭痛発作の誘引となることがあります。 - においや光刺激の強い場所、人混みを避ける。
- 天気の悪い日は無理をしないで予定を調整する。
片頭痛で「鎮痛薬や片頭痛薬」を服用する頻度が多い方は「予防薬」を飲むのが効果的と言われています。「予防薬」には様々な種類がありますので、頭痛外来を標榜をしているクリニックなどを受診して相談するのもいいでしょう。
また、片頭痛にお悩みの女性は、月経前や月経中に症状が出るという方も多いのではないでしょうか。実は、片頭痛は女性ホルモンが深く関与しています。そのため、ホルモンバランスが崩れやすい月経時期(月経開始2日前から月経3日目くらい)に片頭痛の症状が出やすくなります。
片頭痛に限らず不調が出やすい月経前後は、先ほどご紹介したポイントに加え、遅い時間まで残業しないなど「無理をし過ぎない」ことも大切です。
片頭痛が起こってしまったら?
片頭痛は予防できるのが一番です。しかし、そうもいきませんよね。発作が起きてしまった時の対処法は、まずは安静にすることです。横になれないときは座るようにしましょう。できれば光刺激がない方が良いので、部屋を暗くして音も抑え、静かな環境にします。頭を冷やすことで痛みが和らぐ人もいます。一般的な頭痛薬は片頭痛を根本的な部分から治すものではなく、ただ痛みを抑えているのです。片頭痛の頻度が多い方は医療機関で予防薬を処方してもらえますので、片頭痛にお悩みの方は相談してみてください。