- 2020.05.26
- 目次
-
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、在宅勤務や学校の休校、外出自粛が求められ、これまでの生活が一変し、夫婦やお子さんと一緒に過ごす時間が増えたご家庭が多かったのではないでしょうか。現在、緊急事態宣言も解除される方向になってきていますが、これまで当たり前だったそれぞれの生活スタイルに急な変化を求められ、さまざまなストレスを感じた方が多いと思います。
その中でも、夫婦関係のストレスが増え、今までよりもケンカが増えたといった話題も聞かれるようにもなってきています。元々、家事はシェアするのが当たり前という夫婦はそれでOKですが、急に在宅時間が増えて、家事のシェアについてどうしたらいいか分からないといった方も多いのではないでしょうか。
そして、例えば、「家にいるのに全然家事をしてくれない!」「子どもの相手をしてくれない!」など、不満を感じてしまうことが多くなり、夫婦ケンカに発展してしまうということもあったのではないかと思います。
そこで、今回はできるだけお互いの不満を少なくするためにも、自分の気持ちの伝え方について紹介してみたいと思います。
自分の今の状況を伝えてみる
こちらが言わないでも自分の負担や忙しさに気づいてほしいけど、意外と相手はそこまで大変なこととは感じていないことってありますよね。そこで、まずは自分がどういう状況なのか伝えて、相手にも自分の大変さを分かってもらうことが大切になってきます。
その時のポイントとしては、具体的に伝えるということです。例えば、「子どもの勉強をみてあげないといけないけど、家事がたまってて。だから、子どもの勉強をみてもらいたいな」といったように、自分が置かれている状況を具体的に伝えることで、相手にもイメージできるようにしてみましょう。
「わたし」メッセージで伝えてみる
自分の状況を相手に伝えた後は、今の気持ちを伝えてみることが大切です。ただし、ここでのポイントは、「わたし」を主語にして気持ちを伝えるということです。私たちはよく「(あなたは)なぜ手伝ってくれないの!」と、「あなた」を主語にして伝えることが多いと思います。そのように伝えてしまうと、相手を責めた印象を与えてしまい、結局、相手も反論してしまって・・・という経験はないでしょうか。
「(わたしは)今、余裕がなくってきついかも」と、「わたし」を主語にして伝えてみると、相手を責めるような印象が少ないので、あなたの気持ちがまっすぐに伝わることにつながるかもしれません!
相手にしてほしいことを具体的に伝えてみる
自分の気持ちを相手に伝えた後に、どのようにしてほしいか具体的に相手に伝えてみることが大切です。その時のポイントは、「お皿の片付けをして!」といったように一方的に伝えるのではなく、「お皿の片づけをしてもらえないかな?」といった感じで、提案するように伝えてみるということです。そして、相手がしてくれるかどうかを待って、あなたの思いをしっかりと分かってもらえるようにしていくことが大切になってきます。
このように伝え方を少し変えてみることで、家族に自分の今の気持ちを伝えやすくなります。普段の生活の中で取り入れてみて、新しい夫婦関係を作っていきましょう。