気になるしみ・そばかすは食事での紫外線対策も大切です!

イメージ,太陽

  • 2016.04.08
目次

    日焼け止めクリームなどの予防だけで安心していませんか?

     お肌が紫外線を浴びることによって、しみやそばかすはできてしまうもの。「紫外線からお肌を守りたい!」そう思ってサングラスや日傘、日焼け止めクリームで一生懸命紫外線対策したりしますよね。でも、外からガードするだけでは紫外線対策は不十分なんです。大切なのは、しみやそばかすに効果のある栄養を効果的に十分に摂ること。体の中からもお肌のダメージをケアできるようにすることが大切なのです。

    ドクターより

    内側から紫外線対策!効果のある栄養素って何?

     お肌がターンオーバーすることによって新しいお肌に生まれ変わるとき、そこには普段の食事から摂る栄養が大きく影響を及ぼします。では、紫外線対策にもなる栄養素ってどんなものがあるのでしょう。以下に主なものとその効果をご紹介しますね。

    イメージ,果物

    • ビタミンC
      美白には欠かせないビタミン。ビタミンCはメラニンの生成を抑える働きがあります。また、日焼けによる肌の炎症を抑えたり、色素沈着の防止、皮膚のもとになるコラーゲンの生成も助けます。抗酸化作用もあり、老化対策にもバッチリです。
    • ビタミンE
      お肌の老化やシミに働きかける活性酸素を無害化してくれます。また血流を良くする効果でお肌の新陳代謝が活発になり、お肌の状態も良くなります。
    • ビタミンB2
      皮膚の成長に大切な成分で、不足するとお肌のトラブルが起きやすくなります。お肌のトラブルが起きているとメラミンができやすい環境になるので、お肌の安定を保つためには必要です。
    • β-カロテン
      β-カロテンはその一部がビタミンAとなり、他の栄養素の効果を促進します。また、β-カロテンそのものとしては強い抗酸化作用で過剰な活性酸素を無害化し、お肌の老化を防いでくれます。

    紫外線によるしみ・そばかす対策、効果的に摂取できる方法をご紹介!

     ここまでは効果のある栄養素についてお話ししてきましたが、具体的にどんな食材をどのように摂るのが良いのか分からないこともありますよね。次にオススメの食材と食べ方をご紹介します。

    • ビタミンC
      柑橘系フルーツに多く含まれます。ビタミンCは一定量しか体内に貯蓄できないので、習慣的に摂ることが大切です。β-カロテンを含む野菜と一緒にスムージーにして摂取るのもオススメです。ビタミンCの効果が促進されます。
      ビタミンCの多い果物:いちご、オレンジなど 野菜:ブロッコリー、青ピーマン、南瓜など
    • ビタミンE
      アボガドやナッツ類、特にアーモンドやかぼちゃに多く含まれます。ナッツはダイエット中のおやつとしてもオススメの食材です。かぼちゃは煮物にしたり、レンジでチンしてサラダに加えてみるといいですよ。
    • ビタミンB2
      この栄養素が豊富な食材といえば豚肉。ビタミンCを含むピーマンなどと炒めものにして一緒に摂ると効果的です。また、牛乳や納豆にも含まれています。調理せずそのまま食べられますので手軽に取り入れられますよ。
    • β-カロテン
      野菜に多く含まれるβ-カロテン。中でも人参がオススメ。フルーツと一緒にスムージにして摂取するとβ-カロテンがフルーツのビタミン効果をアップさせてくれます。また、油と一緒に調理することで栄養の吸収率が高まります。炒め物に加えてみるといいですね。

     

    【美肌スムージーを作ってみよう!】
    ★いちごスムージー★

    <材料 1人分>

    • いちご(ビタミンC) 大4個
    • バナナ 1/2本
    • アボガド(ビタミンE) 1/4個
    • 牛乳(ビタミンB2) 100ml
    • レモン汁 小さじ1
    • はちみつ 適量

    <作り方>

    1. 必要に応じて適度な大きさにカットした材料をミキサーに入れる
    2. お好みの状態になったら、完成!

     

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    編集者より

    紫外線はついつい浴びないようにすることばかりに意識してしまいがちですが、食べ物で得られる栄養によって体の状態は大きく左右されますよね。しみやそばかすに効果抜群の栄養を摂って、紫外線に負けないお肌を目指しましょう!

    監修: 飯塚病院 栄養部

    飯塚病院 栄養部

    栄養は、すべての疾患を治療するうえで基本的医療の一つです。そのため当院では、各病棟に管理栄養士を配属し、入院患者さんの栄養状態を確認して、患者さんそれぞれに最適な栄養摂取方法や栄養量など提案し、栄養管理を行っています。また、1995年より当院の漢方診療科と連携して、当院オリジナルの『和漢食』を提供しています。和漢食とは、砂糖や酢など、身体を冷やす食品を使用せず、たんぱく質も肉・魚・卵などの動物性食品の代わりに、大豆から摂るお食事です。

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