- 2016.03.25
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花粉症ってどうしてなるの?
一旦かかってしまうと改善するのが難しいといわれる花粉症。症状は多岐にわたり、日常生活に支障をきたすほどです。そんなつらい花粉症ってどうしてなるのでしょう。
まず、花粉が人間の体に入ると体はそれを異物かどうか判断します。異物(抗原)として判断された場合、体に抗体が作られます。一旦抗体が作られてしまうと、抗原抗体反応といって、体を守る免疫のシステムが出来上がります。花粉症の人はこの反応が過剰に起こり、花粉が体に入るたびに花粉の抗原をキャッチし、排除するための物質が放出されます。この物質がアレルギーの症状を引き起こしているのです。
花粉症対策には免疫力を上げることから
花粉症は花粉が飛ぶ時期になるたびに症状が出てしまうため、できることならかかりたくないですよね。実は、体の「免疫力」を上げることで花粉症にかかりにくい体質を作ることができるって知っていましたか?また、すでに花粉症にかかっている場合でも症状を抑えることが期待できるのです。この「免疫力」を上げる秘訣。それは、生活のリズムを整えることはもちろんですが、やはり体の基盤を作る「食事」。花粉症対策にはこれも重要なのです。
免疫力アップにはこんな食材がオススメ
では、免疫力を上げる食材にはどのようなものがあるのでしょう。体に必要な栄養素と、それらが摂取できる食材をご紹介しますね。
- ビタミンB6:
粘膜の状態を健康的に保つ役割を果たします。腸内細菌によってつくられるビタミンでもあります。まぐろやレバーに多く含まれていて、まぐろはお刺身で、レバーは甘辛く煮付けたり、炒め物がオススメです。 - ビタミンC:
体に抗原が入ってきた時に対抗する抗体の反応を抑える物質を作るのに関係しています。柑橘系やベリー系のフルーツに多く含まれています。そのまま食べるのがいいですね。 - EPAやDHA:
アレルギーを起こす物質を刺激する酵素の働きを抑えます。まぐろやサバなど青魚に多く含まれているので、お刺身や煮付けで摂取しましょう。 - 乳酸菌:
免疫力を高めるには、腸の活性化が非常に重要であることが認識されています。腸内環境を良い状態に保つことが重要です。腸内環境を改善するためには、乳酸菌を含む食材を積極的に摂取しましょう。そうすることで、ビタミン B6も安定して作られます。乳酸菌は、ヨーグルト、納豆や漬物などの醗酵食品などに多く含まれています。ヨーグルトを食べる際は、乳酸菌の働きを助けるオリゴ糖を砂糖の代わりとして使ってみてください。
【お手軽デザート】
★レアチーズ風ヨーグルト★
<材料 4人分>
プレーンヨーグルト 450g
ポッカレモン 大さじ3
はちみつ 大さじ4
<作り方>
- 全ての材料を入れ、よくかき混ぜる
- ボウルにセットしたざるにペーパタオルを敷き、[1]をのせ、冷蔵庫で一晩寝かす
- ヨーグルトをペーパタオルから取り出し、盛り付ける