あなたも美肌に!冬の乾燥肌は食事でアプローチ

イメージ,卵

  • 2016.01.08
目次

    冬の乾燥はお肌の大敵

     年齢と共に減少する肌の水分量。特に冬場は空気も乾燥しているので、日頃から保湿を意識したスキンケアで乾燥から肌を守りたいですね。ところで、この乾燥に対する肌のケア。外側からのケアだけでなく、内側からもアプローチできるって知っていましたか?日頃の食事に気を付けるだけで、乾燥肌の改善が期待できて美肌も保てるんですよ。

    ドクターより

    乾燥肌改善に!意識して摂りたい栄養素と食材

     乾燥肌の改善には、肌が生まれ変わるターンオーバーの周期を正常に保つことが大切です。肌の組成に必要な「ビタミンC、たんぱく質」をしっかり摂りましょう。そして「β-カロテン」。これは体内でビタミンAに変わり、肌の潤いを保ちます。また、肌の水分の大半をキャッチしているのは、肌の表面の角層にある「細胞間脂質」というところ。「コレステロール」などの脂質が細胞間脂質を構成しています。

     乾燥肌改善に有効な栄養素とそれらを含む食材をいくつかピックアップしてみました。

    • たんぱく質:肌の主成分(肉・魚・卵・大豆・乳製品など)
    • 脂質:細胞間脂質を構成する「コレステロール」や細胞膜を構成するリン脂質の成分である必須脂肪酸(卵、植物油、魚油など)
    • β-カロテン:肌にうるおいを与える(かぼちゃ、小松菜、ほうれん草、春菊、かぶの葉など)
    • ビタミンC:コラーゲンの生成を助ける(いちご、柿、キウイ、ピーマンなど)
    • ビタミンB2、ビタミンB6:新陳代謝を促しはりと弾力を与える(レバー、さんま、さばなど)
    • ビタミンE:血行を改善し肌の潤いを与える(かぼちゃ、アーモンド、サーモンなど)

    日々の食事に取り入れやすい簡単メニューをご紹介

    • かぶの葉と卵のチャーハン(かぶの葉、卵)
      葉物に含まれるβ-カロテンは油との相性がいいので、炒めものや揚げものにするのがおすすめの食べ方。かぶの葉は火を通せばかさが減るので、一人あたり100g程度使っても意外と食べられます。また、卵でたんぱく質とコレステロールがしっかり摂取できます。
    • 春菊と納豆のかき揚げ(春菊、納豆、チーズ)
      こちらも葉物と油を組み合わせたメニュー。納豆とチーズでたんぱく質を補います。
    • さば缶とかぼちゃの煮物(さば缶、かぼちゃ)
      一口大にカットしたかぼちゃとさば缶、だし汁、みりん、醤油を入れ煮るだけの手軽なメニュー。さば缶に味がついていれば、調味料は控えましょう。

    無理のない献立で継続を目指しましょう!

    イメージ,食事

     肌が正常な状態に生まれ変わるのをサポートするためには、やはり食事が大切です。毎日続けられるメニューで、乾燥肌を改善して美肌を手に入れましょう。

    カテゴリー
    ライフスタイル
    タグ
    ,

    編集者より

    日頃のスキンケアに加えて、食事をちょっと気にかけてみるだけ。あなたも乾燥肌を改善して美肌になりませんか?

    監修: 飯塚病院 栄養部

    飯塚病院 栄養部

    栄養は、すべての疾患を治療するうえで基本的医療の一つです。そのため当院では、各病棟に管理栄養士を配属し、入院患者さんの栄養状態を確認して、患者さんそれぞれに最適な栄養摂取方法や栄養量など提案し、栄養管理を行っています。また、1995年より当院の漢方診療科と連携して、当院オリジナルの『和漢食』を提供しています。和漢食とは、砂糖や酢など、身体を冷やす食品を使用せず、たんぱく質も肉・魚・卵などの動物性食品の代わりに、大豆から摂るお食事です。

    飯塚病院栄養部のHPへ