つわりの症状は人それぞれ。上手な対策で乗り越えよう!

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  • 2015.12.25
目次

    つわりってどうして起こるの?その原因は?

     全妊婦の50~80%が経験するというつわり。一般的に妊娠5~6週から安定期に入るまで続くと言われいてますが、症状やその重さは個人差がありますし、1人目と2人目ではまた違ったりするものです。つわりの原因については妊娠によるホルモンバランスの変化、hCGホルモン分泌の増加、母体が赤ちゃんを育てられる体へと変わっていく過程で適応できない表れと言われています。

    ドクターより

    個人差のあるつわり。よくみられる症状は?

     つわりはどこまでをつわりと呼ぶのか、出る症状は本当に個人差が大きく、関係ないような体の部位が悪くなったりもするものです。よくみられる症状は、悪心・嘔吐・食欲不振・食の好みの変化などがあります。症状の重さも人によって違い、悪心や嘔吐があるのに食べてしまう、逆に食べないと吐いてしまうというパターンもあります。しょっちゅう眠くなったり、頭痛が起きたり、耳に異常を感じる人もいます。

    イメージ,レモン

    つわりのある人、ない人、その違いは?

     つわりを経験する人が大多数のなか、つわりがない人とはどこが違うのでしょうか。実はつわりのない人の特徴については医学的に解明されていません。しかし、胃腸が強い人や冷え性でない人、前向きに考えて普段からストレスを溜めにくい人にその傾向があると言われています。絶対にそう、というわけではありませんので参考までにしてくださいね。

    つわりの対策、少しでも軽くするポイントとは?

     まったくなしになる、という訳にはいきませんが、できるだけつわりは軽い方がいいですよね。以下に症状別のつわり対策をご紹介します。


    (悪心や嘔吐)

    • 少しずつ小分けにして食べ、その分、食事の回数を増やす
    • 消化の良いものにする
    • においの強いものを避ける、食事は少し冷まして香りが落ち着いてから食べる
    • 無理して料理をせず、お惣菜などを利用する


    (食欲不振・好みの変化)

    • 食べられなくても心配しない
    • 好きなものを好きなだけ食べる

     

    イメージ,手

     脱水になるほど吐いてしまうようでは治療が必要ですが、つわりのある時期は赤ちゃんもまだそれほど栄養が必要ではありません。赤ちゃんはこれまで蓄えていた栄養ををもらって育っていきますし、つわりの症状全ての対策として、精神的な部分に左右されるとも言われています。
    「大丈夫」と思って考えすぎないことも大切ですよ。

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    編集者より

    つわりは一時的なもの。症状が重いと大変ですが、乗り越えた先には可愛い赤ちゃんとの対面が待っています。うまく対策をとって楽しいマタニティライフを送りたいですね。

    監修: 飯塚病院 産婦人科

    当科では、妊娠や分娩はもちろん、良性・悪性の婦人科腫瘍、不妊症や内分泌異常を対象とした不妊内分泌領域、すべてに対応しています。また、筑豊地域唯一の総合周産期母子医療センターとして、ハイリスク母体搬送の受入れ、緊急手術や超早産児の診療にも24時間体制で対応しています。年間の分娩数は約600例、手術症例数は約800例と、福岡県内の大学病院に匹敵する症例数を誇っています。

    女性の良性疾患 手術数:九州・沖縄 第10位(249件/年)
    乳がん 手術数:九州・沖縄 第15位(129件/年)
    (手術数でわかる いい病院2017|朝日新聞出版)

     

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