- 2017.04.28
- 目次
-
思春期のニキビとは違う、大人ニキビの特徴
思春期を過ぎ、20歳を超えてもニキビに悩んでいる方は意外と多いもの。毛穴が白く盛り上がった状態の白ニキビ、塞がれた毛穴の中でアクネ菌が繁殖して炎症を起こした赤いニキビ、膿が溜まった黄色いニキビとなど、できるニキビの種類もさまざまです。このいわゆる大人ニキビには、同じ場所に繰り返しできてしかも治りにくい、またニキビ跡として残りやすいといった特徴があります。
大人ニキビの主な原因はターンオーバーの乱れ
大人ニキビができる主な原因は、肌の乾燥や肌が新しく生まれ変わるサイクル、いわゆるターンオーバーの乱れによって分厚くなった角質層が毛穴を塞ぐことが一因とされています。次のような生活習慣があれば、肌のターンオーバーも乱れがち。ニキビが治ってもまたすぐにできてしまいます。
- 睡眠不足
- 過度のダイエットなど偏った食生活
- 喫煙
- 飲酒
- 過度のストレスがある生活
このほか、油分が多く含まれるファンデーションの使用や不十分な洗顔で洗い残しがある場合も大人ニキビの原因になり得ます。また、空気が乾燥する冬場や月経(生理)開始前の2週間は大人ニキビができやすい時期と言われています。
大人ニキビの治し方は保湿と生活習慣の改善
大人ニキビの場合、ニキビがあるからといって洗顔を繰り返すと肌の乾燥を招いてしまうため逆効果。
大人ニキビの治し方は、まず肌をしっかり保湿すること、そして生活習慣の改善に努めて乱れたターンオーバーを整えていきます。ターンオーバーを整えるには、栄養バランスのとれた食生活を心がけ、質のよい睡眠をとる、そして適度な運動で気分転換を図るなど、ストレスと上手く付き合う生活スタイルへの改善が有効と言えます。
健康的な肌を作るために必要な栄養素は主にタンパク質やビタミン類。中でもピーマン、ブロッコリー、レモンなどに多く含まれるビタミンCは、ターンオーバーを促す効果があるとされています。ニキビ跡やシミとなってしまった大人ニキビも、ビタミンCの働きで改善が見込めます。ビタミンCを含む化粧品を使うのもよいですね。
また、肌の生まれ変わりには睡眠中に多く分泌される成長ホルモンが必要不可欠。そのため、しっかりと睡眠をとるようにしましょう。まとまった睡眠時間の確保が難しい方は、眠りはじめの3時間で質のよい睡眠が取れるよう、就寝前のメディアの使用は避け、リラックスした時間を過ごして。ストレスの軽減にもつながりますよ。これらの治し方でターンオーバーを整え、大人ニキビができにくい肌を手に入れましょう。